ファーストステージ第2節 マッチサマリー(豊田自動織機 31-14 宗像サニックス)
ファーストステージ・第2節 グループA 昨日までの雨も残らず、心地よい気温と風の中、宗像サニックスからのキックオフで試合がスタート。前半立ち上がり、自陣からでもボールを積極的に動かし果敢に攻める宗像サニックス。豊田自動織機も堅い守りを継続、拮抗状態が続くが、前半6分に宗像サニックス陣でのボールラインアウトを豊田自動織機がターンオーバーし、そのままトライ。流れをつかむ。宗像サニックスのミスも重なり、13分にもトライ。 しかし、宗像サニックスはアタックスタイルを変えずボールを動かし攻め続ける。豊田自動織機は我慢ができなくなり、ペナルティーを連続して犯してしまう。25分、豊田自動織機陣まで入った宗像サニックスはチャンスを逃さずFWでボールを継続してトライ、7点を返す。前半終了5分前豊田自動織機がPGを決める。その直後、宗像サニックスがキックチャージからトライ。17-14とシャトルズが3点リードで前半を終えるが、勝敗はどちらに転ぶかわからない流れである。 後半開始早々に豊田自動織機が攻め込み、スクラムでプレッシャーをかけるがトライまではいかずミスをしてしまう。そのミスを宗像サニックスが生かし、一気にトライ直前までいくがノックオンでノートライ。得点が動かないまま16分が経過。 拮抗が破れたのは17分。豊田自動織機がボールを継続し、宗像サニックスディフェンスの裏にキックをあげ、豊田自動織機WTBがキャッチしそのままトライ。得点を24-14とした。その後は一進一退、豊田自動織機も宗像サニックスもお互いにインパクトプレーヤーを投入、お互いに敵陣へ攻め込むもトライまではつながらず、追加点がない状態が37分まで続く。最後は豊田自動織機がトライライン直前からスクラムトライを狙い、宗像サニックスを押し込む。宗像サニックスは耐えきれずスクラムペナルティーを犯し、それがペナルティートライとなり、31-14とゲームを決めた。両チーム健闘したが、勝負所での豊田自動織機の力強さが光った試合となった。 ● 記者会見ダイジェスト ●
藤井部長兼監督(左)、田村キャプテン 宗像サニックスブルース 藤井雄一郎部長兼監督 「試合に負けて残念です。次回に向けて修正したいです」 豊田自動織機シャトルズ 丹生ヘッドコーチ(左)、梅田キャプテン 丹生雅也ヘッドコーチ 「今年度からヘッドコーチ、キャプテンが代わり期待と不安の中、練習に取り組み2戦目にして勝利できたことはうれしく思います。これも多くのファンの皆様の声援のおかげです」 ──前節ヤマハ発動機戦、点差をあけられての敗戦後に何を修正して今節に挑んだか? 丹生ヘッドコーチ 「ブレイクダウン、セットプレーでやられたので、その部分の修正を行った。今節は、その成果が出てよかったです」 梅田紘一キャプテン 「監督が言う通り、今日はスクラムの安定が試合に大きく影響した。FW様々です」 マン・オブ・ザ・マッチは豊田自動織機シャトルズCTB坂井克行選手
(レポート:竹腰浩司 今田祐太) |