ファーストステージ第3節 マッチサマリー(NTTドコモ 19-31 トヨタ自動車)
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NTTドコモレッドハリケーンズ 19-31 トヨタ自動車ヴェルブリッツ ファーストステージ・第3節 プールB 夕方からの雨でスリッピーなグランド状態のなか、NTTドコモとトヨタ自動車の試合が行われた。 前半、トヨタ自動車のキックオフで試合開始。トヨタ自動車はキックオフの勢いを駆って連続攻撃を加え、NTTドコモゴール前で中央の密集からSO文字隆也にボールが渡り、最後はHO上野隆太が左隅にトライ、SO文字のGKも決まり(0-7)とトヨタ自動車が序盤からペースを掴む。 この均衡を破ったのはNTTドコモ、29分ゴール前のラックからSO小樋山樹が左隅にトライ(12-14)、さらに36分、14番WTB渡辺義己がトライし逆転(ゴール)、19-14とこの試合初めてNTTドコモがリードを奪う。 後半、再開後しばらく試合は膠着するが、先取したのはトヨタ自動車、9分に12番CTBカーペンターが自陣でラインブレイク、13番CTBイェーツがゴール前まで迫り、最後は右WTB松下馨がインゴールで押さえトライ、GKも決まり19-28とし、ボーナスポイントを獲得。19分にはトヨタ自動車SO文字がPGを加え19-31の12点差とする。 ● 記者会見ダイジェスト ●
NTTドコモレッドハリケーンズ 下沖監督(左)、吉岡キャプテン 下沖正博監督 「ホームのゲームということで、社員はじめ多くのファンの方にお越しいただいた中、今日は4トライを取りにいこうという方針でした。前半で3トライを上げることができましたが、後半は相手ディフェンスに苦しみトライを取ることができず、点差が縮めることができませんでした。ディフェンスの部分で課題ができたので、これを修正しチームとして次につなげたいです」 吉岡宏樹キャプテン 「ここ2戦の勝利がなかったので、今日は勝利したいということで、キックにこだわらずトライを狙っていきました。前半はチームとして規律を守って、いい場面でトライを取れて、後半もボーナスポイントのトライを狙っていきましたが、相手の勢いも増してラック周辺の反則やセットプレーのミスで取りきれませんでした。反則なくプレーを継続していけば相手陣に入って我々のプレーができたと思います」 ──1年目のハーフ団はどういった期待で起用し、またその評価は? 下沖監督 「トップリーグは初めてで、またチームを司るポジションで緊張もあるでしょうが、チームとしてボールを動かして行こうという方針でしたので、しっかり理解してくれていますし春からもそのようにパフォーマンスを発揮してきているので、『今日は思い切ってボールを動かして行こう』と送り出しました」 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 廣瀬監督(左)、文字ゲームキャプテン 廣瀬佳司監督 「悪天候の中でよくボールを動かして攻めてくれました。4トライを取れて勝ち点5で満足しています。後半は、セットプレーでのミスや自陣での反則で相手を突き離せなかったのが反省点です。しかし攻める型はできたと思います」 文字隆也ゲームキャプテン 「サントリー戦ではボールキープ時間が少なかったので、今日は最初から積極的に攻めてフェイズを重ねてトライを狙いましたが、エリアの部分で相手陣でのゲームができませんでした。後半はエリアを取れましたが簡単なミスが続きました。次に向かって修正したいと思います」 ──ハーフタイムの指示は? 廣瀬監督 「自陣でのミスや反則で苦しんでいたし、ここという時でのセットプレーのミスをなくすことと、あとは『ハードワークしよう』と」 文字ゲームキャプテン 「いま監督がおっしゃったことと、自分達のメンタル面で『ひたむきに、泥臭く』をチームに徹底しました」 マン・オブ・ザ・マッチはトヨタ自動車ヴェルブリッツ13番スティーブン・イェーツ選手
(大阪府協会:山林右二、蜷川善夫) |