ファーストステージ第5節 マッチサマリー(パナソニック 80-7 宗像サニックス)
パナソニック ワイルドナイツ 80-7 宗像サニックスブルース ファーストステージ・第5節 プールA 秋晴れの心地よい日和のなか、午前中は近県のラグビースクール5校の交流戦と東日本クラブ選手権2回戦が行われたのち、15:00定刻通りパナソニックのキックオフにてゲームが開始された。 宗像サニックスはキックオフ早々、パナソニック陣内でのゲームを展開。 パナソニックも前半15分、センターライン付近のラックからFB三輪のステップでディフェンスをかわし、WTB北川智につなぎ約30mの独走トライ。7-7となる。この日、北川はトップリーグ100試合目の出場であった。 ハーフタイムには地元、足利チアリーディングチーム・チッパーズによる元気な演技が披露され、会場を沸かせた。 後半開始5分、宗像サニックス陣内10mライン付近のラックから、SOベリック・バーンズがゴール5m付近までゲインを進め、ゴール前スクラムからNO8ホラニ龍コリニアシがボールを持ち込みトライ(40-7)。 尚、マン・オブ・ザ・マッチは4トライをあげた右WTB北川智規が受賞した。 ● 記者会見ダイジェスト ●
宗像サニックスブルース 藤井部長兼監督(左)、ロビンス ゲームキャプテン 藤井雄一郎部長兼監督 「今日の試合で課題が浮き彫りになりました。ペナルティーも15と相手の3倍でボールを持つ時間が短かった。まだシーズンが終わっていないのでしっかりと調整して次に繋げます」 ロビンスブライス ゲームキャプテン 「前半15分位までは自分たちのラグビーをできましたが、その後は終始、相手のペースとなりディフェンス・オフェンスともに多くの課題が残りました」 ──今日のパナソニック戦に向けての戦略は? 藤井部長兼監督 「ディフェンス・オフェンスともに穴は無いと思っていましたので、自分達がしっかりとボールをキープしゲームを展開しようと考えていました」 ──5節終わりまして残り少しですが、ここまでを通して。 藤井部長兼監督 「けが人などで一部、若い選手が入っていたりしていますが、時間と経験を積んできて自分のプレーに責任が出てきました。パワープレーも強化しつつ、通用する部分としない部分をしっかり見極めて課題を克服してきました」 パナソニック ワイルドナイツ ディーンズ監督(右)、堀江キャプテン ロビー・ディーンズ監督 「23人全員出場させ、中には違うポジションでのプレーをさせましたが、最後までチームの勢いを落とさずにゲームができました。全員が個人プレーではなくチームの為にプレーをしました」 堀江翔太キャプテン 「1トライを許しましたが、前半の我慢するところは我慢できました。常にディフェンスでは粘り強く我慢しました。前の試合よりもチームとして成長できていると思います」 ──チームの勢いを落さない策としては? ディーンズ監督 「前半の段階で、ある程度点数をとり勝敗は見えるようになっていましたが、その中でも自分勝手なプレーをする選手はいませんでした。選手はチームの事を考えチームの為にプレーをしました。 堀江キャプテン 「23人が全員出場し自分のポジションではない選手もいましたが、チームとしてのプレーができたと思います。 ──トップリーグ100試合出場達成で本日マン・オブ・ザ・マッチの北川選手の評価は。 ディーンズ監督 「彼は素晴らしいリーダーシップと情熱のある選手で、ラグビーをエンジョイする為のお手本となっています。 堀江キャプテン 「ゲーム中、周りの選手とのコミュニケーションを上手にとり、しっかりとチャンスを生かしてトライに繋げました。チームの中でもアマとプロの調和役として、選手からの信望も厚いです」 マン・オブ・ザ・マッチはパナソニック ワイルドナイツ14番 北川智規選手
北川選手はこの日「リーグ戦100試合出場」をも達成
(レポート:栃木県協会広報委員・山下健治) |