セカンドステージ第3節 マッチサマリー(NEC 32-28 コカ・コーラ

NEC
グリーンロケッツ
NECグリーンロケッツ
32 合計 28
15 前半 7
17 後半 21
5 勝点 2
14 総勝点 4
コカ・コーラ
レッドスパークス
コカ・コーラレッドスパークス

NECグリーンロケッツ 32-28 コカ・コーラレッドスパークス

セカンドステージ・第3節 グループB
2014年12月13日(土)13:00キックオフ/神奈川・相模原ギオンスタジアム

NECが後半コカ・コーラの猛追をかわし2勝目

平成26年12月13日(土)、青空のもと冷たい風の吹く相模原ギオンスタジアムで、トップリーグセカンドステージ第3節 グループBのNECグリーンロケッツ vs コカ・コーラレッドスパークス戦が行われました。
前座試合は神奈川県内の麻生ラグビースクール、相模原ラグビースクール、茅ヶ崎ラグビースクール、大和ラグビースクール、逗子葉山ラグビースクール、海老名ラグビースクールの小学1年生のちびっ子ラガーの熱戦が4面を使って行われ、各チームの選手達は、きれいな芝の上で元気一杯にグランドを駆け回り、スタンドから熱い声援が響いていました。

前座試合終了後、寒風やや強い中、13時00分に相模原ギオンスタジアムでトップリーグ最初のホイッスルが鳴り響く。前半は自陣でもキックを使わずに攻め続けたNECが試合のペースを掴み14分、No.8ニリ・ラトゥが先制トライ、22分に15番吉廣がトライ、10番田村のゴール成功で12点を奪う。
コカ・コーラは再三NECゴール前に攻め込むもペナルティでチャンスを失う場面が多く攻撃の波に乗れない。しかし、30分NECセットスクラムからの攻撃を12番ベイトマンがインターセプトし、ゴール直下にトライ。10番吉原のゴールも成功し12-7となる。しかし、直後の33分コカ・コーラ3番平原が危険なプレーでイエローカードを受け、NEC田村のPGで3点を追加、15-7で前半を終了した。

後半開始早々、コカ・コーラがNECゴール前に再三攻め込むもパスミスからNECの11番ナドロに90mの独走トライを許して田村のゴールも決まり22-7。さらに20分にNEC14番宮前がトライして32-7と差を広げる。
このままNECの快勝かと思われたが、このトライの後コカ・コーラのメンバーチェンジから、コカ・コーラのバックスにリズムが戻り反撃が始まる。後半27分に14番築城、31分4番木下、33分には16番茅島と立て続けてトライを決め、22番山田のゴールもすべて決まって21点を獲得して28点と1トライで逆転のチャンス。ノーサイド直前までNECゴール前に攻め込むもNECは必死のディフェンスで防ぎNECが32-28で勝利した。

コカ・コーラは後半の追い上げは素晴らしかったが、前半にセットプレーや密集でのペナルティーやシンビンで得点チャンスを逃したのが悔やまれる。NECは決め手のあるバックスと確実なディフェンスで後半粘りきった。マン・オブ・ザ・マッチは攻守の要として活躍したNECグリーンロケッツNo8ニリ・ラトゥ選手が獲得した。


● 記者会見ダイジェスト ●

コカ・コーラレッドスパークス

コカ・コーラレッドスパークス
山口監督(右)、豊田キャプテン

山口智史監督

「ギオンスタジアムで初めての試合ができて、うれしい。感謝したい。パスミス、ペナルティーの多い試合をしてしまったことは大いに反省しなければならない」

──今後の試合について。

「一人ひとりの責任を果たすように指導していきたい。課題であったセットプレーは良くなったし、セカンドステージで勝ち点をあげられた点は素直に喜びたい」

豊田将万キャプテン

「ペナルティーとミスの多い試合をしたことは反省しなければならないが、勝ち点2を取れたことはよかった。
最後は良い形だったが、攻めきれなかったことは今後の反省点として修正したい」


NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツ
相澤総監督(右)、瀧澤キャプテン

相澤輝雄総監督

「ギオンスタジアムの最初のトップリーグの試合に勝つことができ、うれしく思う。
勝てる試合であると慢心があった点、監督として大いに反省してる。後半最後の20分、敵の攻撃を許した点など、良い点、悪い点がハッキリしたことは収穫である」

──後半攻められたが?

「得点が開き、選手がほっとしてしまい、敵の攻撃の流れを止められなかったことは大いに反省している」

瀧澤直キャプテン

「きれいなグラウンドで観客の顔も見えて、良い試合ができた。前・後半の出だしの20分は自分たちのラグビーができたが、敵のメンバー交代で流れが変わったのに対応できなかったのは反省点。前・後半最初の20分の貯金が効いたと理解している」

──今後の試合について。

「今後は自分たちのストラクチャーを高め、80分間戦えるチームになりたい。最後の最後まで守れなかったことが反省点であり、今後の試合への課題としたい」


マン・オブ・ザ・マッチはNECグリーンロケッツ8番、ニリ・ラトゥ選手

相模原市で初めて開催されたトップリーグ

ちびっこラガー達の一生の思い出に

(写真、記事:神奈川県広報委員会)

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