セカンドステージ第4節 マッチサマリー(トヨタ自動車 29-44 東芝)

トヨタ自動車
ヴェルブリッツ
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
29 合計 44
19 前半 13
10 後半 31
1 勝点 5
11 総勝点 16
東芝ブレイブ
ルーパス
東芝ブレイブルーパス
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トヨタ自動車ヴェルブリッツ 29-44 東芝ブレイブルーパス

セカンドステージ・第4節 グループA
2014年12月21日(日)14:00キックオフ/愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場

午後になり、気温も上昇し、前日の寒さを忘れるような気候の中、東芝ブレイブルーパスのキックオフからスタート、前半7分まではお互いに激しい体の当て合いが続きこう着状態。
前半7分、トヨタ自動車ヴェルブリッツの反則から東芝がPGを狙うも失敗、その直後に再びトヨタの反則から東芝がPGを選択し今度は成功、3点を先取。
その後も激しい試合が続くが、前半13分、トヨタの大きな展開からWTB14番 彦坂匡が東芝DFを切り裂き中央付近にトライ、ゴールも成功させトヨタが7-3と逆転。
前半20分、東芝はトヨタ陣に入り、優勢だったスクラムでプレッシャーをかけ、トヨタの反則を誘い、ペナルティートライを獲得、ゴールも成功、東芝が7-10で逆転する。

その後はトヨタの攻撃が継続するも、反則からチャンスを失っていたが、後半30分、BKのアタックから、速いテンポでボールを動かし、15番 竹田が右隅にトライ、ゴールは失敗したが12-10とヴェルブリッツが再び逆転。
前半37分、負傷者も出る激しいコンタクトの連続の中、トヨタが自陣で反則、東芝がPGを選択、難なく成功させ12-13とさらに逆転する。
そして前半終了間近、トヨタの速いテンポのアタックが東芝のDFを崩し、WTB14番 彦坂匡が個人技で抜き去り中央付近にトライ、ゴールも成功させ19-13で逆転し、前半が終了した。

後半スタート直後、風下の東芝が必死に自陣から脱出しようとするも、うまく脱出できず、トヨタが逆にチャンスを活かし、2分に12番 マッキンタイアーがトライ、ゴールも成功させ26-13と東芝を突き放した。
その後は、トヨタの反則の連続から自らピンチを招き、逆に東芝はそのチャンスを活かし、後半9分にトライを獲得、ゴールも成功させ26-20と東芝が追いすがる。
再びトヨタの反則の連続から、トヨタは敵陣ラインアウトを獲得、モールを形成し、押し込み6番 リーチがトライ、ゴールも成功させ、ついに後半15分、26-27と東芝が逆転する。

後半17分、トヨタも東芝の反則からPGを選択し、成功させ29-27と再び逆転するも、東芝の勢いは止まらず、トヨタは苦しくなり、後半22分反則をする。
東芝はPGを選択し29-30とする。
一進一退の攻防は続くも、トヨタの反則は続き、ピンチを招く。東芝の勢いはさらに上がり、後半29分にトライを獲得、ゴールも成功させ29-37とトヨタを突き放した。
後半35分には、東芝は前半から優勢に組んでいたスクラムでとどめのトライを獲得、ゴールも決め29-44とし試合終了。
お互いにコンタクトの激しい互角の試合を繰り広げたが、反則の分だけトヨタが苦しい試合となった。

(この他の写真については、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます)


● 記者会見ダイジェスト ●

トヨタ自動車ヴェルブリッツ

トヨタ自動車ヴェルブリッツ
廣瀬監督(左)、文字ゲームキャプテン

廣瀬佳司監督

「先週キヤノンに勝って、上位チームの対決にモチベーション高く臨むことができた。東芝さんとは今年もフィジカルの対決になると予想していた。前半はプラン通り進められ、風上の後半もプラン通りに進めたかったが、相手が強かった。ただ、半分以上はゲームを支配していたので、次戦でもトヨタらしさを出して臨みたいと思う」

文字隆也ゲームキャプテン

「前半はプラン通りいったが、後半はペナルティの多さやセットプレーの不安定さから崩れてしまった。次は自分たちのラグビーを前後半通して続けたいと思う」

──フォワードの出来は?

廣瀬監督

「スクラム以外は良かった」

──ゲームプランはどのようなものか。

廣瀬監督

「フィジカルでダイレクトに勝負し、スペースを突こうとした」

──選手交代についてはどうだったか。

廣瀬監督

「後半追い上げるために、イェーツの突破に期待し起用した。また、デイセルは負傷交代」


東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパス
冨岡ヘッドコーチ(右)、リーチ ゲームキャプテン

冨岡鉄平ヘッドコーチ

「今日は勉強になった。日本代表のキャプテンのマイケルがゲームキャプテンとして帰ってきて、80分間戦ってくれた。彼のおかげで勝利をたぐり寄せることができた。ただ、ミスから自滅した場面もあったので、今後の試合はミスなく戦っていきたい」

リーチ マイケル ゲームキャプテン

「先週サントリーに負けたが、1週間良い準備ができた。ただ、前半の立ち上がりに問題があったが、後半はスイッチが入りやるべき事が徹底できた。今後はスイッチの入れ方を考え、次のキヤノン戦の準備をしていきたい。

──リーチ選手を復帰戦でゲームキャプテンとして出場させた意図は。

冨岡ヘッドコーチ

「マイケルは日本代表のキャプテンなので、チームではプレーに集中してもらいたいという考えがある。だが、今回はサントリー戦に負けた後の試合だったので、チームをまとめるアクセントになってほしいと思い、任せた」

──森田選手の状態はどうか。

冨岡ヘッドコーチ

「今の状況を認め、できることを精一杯やってほしいと思う」










マン・オブ・ザ・マッチは東芝ブレイブルーパス1番、三上正貴選手

(記事:竹越浩司、山下岳 写真:清水良枝 広報担当:進藤剛)

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