セカンドステージ第5節 マッチサマリー(NEC 40-14 NTTドコモ)
NECグリーンロケッツ 40-14 NTTドコモレッドハリケーンズ セカンドステージ・第5節 グループB ジャパンラグビートップリーグ2014-2015 セカンドステージ第5節グループB、3勝1敗で勝点18、3位のNECグリーンロケッツと、同じく3勝1敗で勝点16、4位のNTTドコモレッドハリケーンズの一戦。 前半はNTTドコモのキックオフで試合が始まった。 22分、NTTドコモのペナルティーでNEC10番SOウェブ将武が中央35mのペナルティーゴールを決めた。3-7 26分、ゴール前のスクラムでNTTドコモが2度の反則を犯してレフリーがNECのペナルティートライを宣告して逆転した。10番SOウェブが正面のゴールキックを決めた。10-7 36分、NTTドコモのオフサイドのペナルティーでNECのラインアウトからボールをキープ。モールを組んで真っ直ぐ押して最後尾でボールを保持していたNo.8ニリ・ラトゥが右側へトライを挙げた。15-7 39分、NTTドコモのラインアウトから出たボールをNECNo.8ラトゥがインターセプトして30m独走し左側へトライ。SOウェブが左25mのゴールキックを決めた。22-7 後半はNECのキックオフで始まった。 12分、NEC23番CTBニール・ブリューが相手のボールをチャージ、自ら拾って12番CTB田村優にパスして左隅へトライ。27-14 22分、ドコモのペナルティーからNEC10番SOウェブがペナルティーゴールを決めてダブルスコアになった。30-14 32分、再び、ドコモのペナルティーをNEC10番SOウェブが右35mからペナルティーゴールを決めた。33-14 34分、NEC18番土井貴弘がハイタックルによる危険なプレーでシンビン10分間の一時的退出になった。 35分、自陣22m付近でNTTドコモのパスをNEC12番CTB田村がインターセプトして75m走り切ってトライを挙げて、10番SOウェブがど真ん中のゴールキックを決めた。40-14 マン・オブ・ザ・マッチには2トライを挙げたNECグリーンロケッツのNo.8ニリ・ラトゥ選手が選ばれた。 勝ったNECグリーンロケッツは4勝1敗で勝点23、リコーと勝点同じで2位に浮上した。NTTドコモレッドハリケーンズは3勝2敗で勝点は16のままで5位になりワイルドカード争いから1歩後退した。 次節はNECグリーンロケッツが1月4日(日)12時キックオフ、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場でリコーブラックラムズとグループBの首位決戦。 ● 記者会見ダイジェスト ●
NTTドコモレッドハリケーンズ 下沖監督(右)、才口バイスキャプテン 下沖正博監督 「今日の試合は、自分たちがやりたかったことがほとんどできず、結果、負けてしまいました。1週間、次の試合に向けてしっかり修正していきたいと思います」 ──苦戦の原因は? 「一番の原因は、ラインアウトです。14本中、7本くらい取られて、アタックの起点を相手につぶされているのが敗因の一つです。相手のプレッシャーがあって、結果的にミスが出ました。1週間で修正したいと思います」 ──やりたかったこととは? 「最初のトライまでは自分たちがボールを動かしてトライが獲れました。しかし、セットプレーで、コントロールできず、自分たちが準備してきたものを出せませんでした」 才口將太バイスキャプテン 「ここまで3勝1敗で来て、もう1勝というところ、先を見ずに、今日の試合だけ見て勝とうと臨んだ試合でした。ボールを保持している時間は、思うようなアタックができましたが、セットプレーのミスからNECさんに獲られました。ボールキープする時間を長くするよう修正して次の試合に臨みたいと思います」 ──7点リードしてからペナルティで流れを渡してしまったが? 「NECさんのリアクションが速かったし、余計な反則から獲られました。規律を守ってプレッシャーを掛けようと言ってきたのですが、反則を取られたのが問題です。細かいところを次の試合までに修正したいと思います」 NECグリーンロケッツ 相澤総監督(右)、瀧澤キャプテン 相澤輝雄総監督 「セカンドステージで今年最後の試合に勝利しようと、NTTドコモ戦だけを見据えてきました。それだけに嬉しいです。ファンの皆様とこの勝利を分かち合えて、本当によかったと思います」 瀧澤直キャプテン 「まずは、素晴らしい環境で試合ができ、幸せに思います。ゲームとしてはもちろん勝ち点5を取れたことと、NTTドコモさんを勝ち点0で抑えられたこと、結果は最高の形でした。満足しています」 ──相手の久富選手のシンビンは? 「相手のPRがいなくなり、もし向こうが8人なら外で獲れるし、7人なら押そうと。久富さんがいたとしても、あそこはプッシュしたかもしれません。外には良いキャリアーもいますし、トライできるオプションもあったが、まず一回スクラムを押してみようと。ペナルティトライできて、FWの勢いが出る最高の結果になりました。あの時の僕の顔を見てくれれば分かるとおり(笑)、めちゃくちゃ嬉しかったです。FWとして嬉しかったです」 ──前後半とも、立ち上がりの失点が目立つが? 「もしかしたら、メンタル的にスイッチが入っていなかったかもしれません。スイッチが入っていても、相手が素晴らしいラグビーをしてきたのかもしれないですし。何らかの原因はあると思うので、分析して対応したいと思います。ディフェンスは我慢していたが、最後の最後、我慢できませんでした。ただ、凄く我慢していたので、相手を誉めるべきところがあると思います。悲観せず、冷静に判断したいと思います。インゴールでは皆、あれ?という感じはありました。時間もたっぷりあったので、1本獲られただけ、スイッチ入れ直して、ディフェンス、アタック、やることをやろうと」 (最後に立ちあがって) マン・オブ・ザ・マッチはNECグリーンロケッツ8番、ニリ・ラトゥ選手
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