「ワイルドカードトーナメント 1回戦」マッチサマリー(サントリー 24-16 近鉄)
ワイルドカードトーナメント 1回戦 ● 記者会見ダイジェスト ●
近鉄ライナーズ 前田監督(右)、豊田キャプテン 前田隆介監督 「遠く秩父宮まで駆けつけてくださったファンの前でラグビーができて嬉しく思います。前半は、そこそこやれたが、後半はダメでした。チームとしてしっかり歴史をつくろうと、この試合に賭けてきましたが、サントリーさんの粘りとPGに屈しました。課題も分かったので、ライナーズはしっかり努力して強くならなければと思った試合でした」 ──サントリー戦へのフォーカスは? 「9番中心にアタックを仕掛けて来るので、しっかりチェックすることと、我慢してタックルすることでした。奪い取れるところは奪って、試合中、できたことは自信になります」 ──ターンオーバーしたボールでミスが出たが? 「そこはしっかりボールを散らして、相手のスペースにボールを運ぶのがセオリーですが、エリア選択とキャリアーの実行力が足りず、蹴るべき時にミスが出て、ポゼッションを失いました。ターンオーバーされたところのサントリーさんのリアクションが良かったとも言えます」 豊田大樹キャプテン 「ファーストステージでサントリーさんに1点差で負けてから、もう一度試合するまで頑張ろうと言ってきました。それができたのは嬉しかったです。この試合に向けて良い練習ができました。80分間、選手は勇敢に戦ってくれましたが、ただ一つ、僕自身が弱気な判断をしたのが悔やまれます。人間的にも成長して、この舞台にまた立てるように頑張っていきたいと思います」 ──弱気な判断とは? 「ボールを持って行けばいいのに、軽いプレーをしてしまったところです」 ──後半の中盤で、PGを狙わなかったのは? 「いろいろ選択肢があった場面で、結果はトライにならなかったが、判断は間違ってなかったと思います。反応できず、獲り切れなかったのは反省点です」 ──サントリー戦へのフォーカスは? 「9番回りにいろいろな選手が入って来るので、しっかり見て、オプションをなくさせることです。そこはしっかりできたと思います」 サントリーサンゴリアス 大久保監督(右)、真壁キャプテン 大久保直弥監督 「今日はありがとうございます。トーナメントなので、内容はともかく、勝って次のゲームに進めるのが何よりです。次のゲームも今日のようにタフになるので、少しでも1点でも多く取って、前に進みたいと思います」 ──序盤のミスは? 「そんなに難しいパスを選択してはいないと思います。ブレイクダウンの所でレフリングに対し、選手がパニックになっていたとも見えましたが、レフリングはお互い同じ条件なので、そういうタイプのレフリーだと思って対応していかなくてはいけません。キャプテンはレフリーとコミュニケーションを取って行かないと。最後のトライはうちらしく少しずつ我慢して前進して獲ったトライでした。このへんはしっかりブレイクダウンで人数を掛け過ぎなければ、意図した動きができるので、人数を掛けないようにしたいと思います」 ──入れ替えは? 「ちょっと晃征(小野選手)の怪我はイレギュラーでしたが、本来の予定はフーリーがゲームを作って、日和佐とピシを同時に入れて締めるのがしっくりくるチームですので。また、前半、あの流れでしたので、スカルクより、佐々木の方がサントリーのシェイプで行けると思って入れ替えました。流れが良くなって、こういう結果になりましたが、欲を言えば、前半は少なくともリードできれば良かったと思います。不測の事態は起きるので、佐々木もロックのオプションを持っていてくれて大変助かっています」 ──次のリコー戦は? 「勢いという意味では、相当激しいプレッシャーを受けると思います。パニックになって自分の首を絞めるのでなく、良いタックルを受けるけれど、『淡々と』と言うとおかしいが、やり続けることだと思います。うちがボールを持って攻めて来るのは、どこのチームも分かっていますので」 真壁伸弥キャプテン 「お疲れ様です。トーナメントはタフな試合になります。勝って良かったです。入りが悪かったので、しっかり準備して次のゲームに備えたいと思います」 ──序盤のミスは? 「最初のトライからパニックになって、ブレイクダウンに入った人間が、フーリーを守れなかったのがまずかったと思います。メンバーが代わって、多少、適応できた面もありました」 |