プレシーズンリーグ プール戦 第1節マッチサマリー(近鉄 16-20 サントリー)
(写真:長尾亜紀)
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プレシーズンリーグ プール戦 第1節 プールB 2015年トップリーグプレシーズンリーグプール第1節は、地元近鉄とサントリーとの間で、開幕試合が行われた。 この後、近鉄の方が密集への集散がサントリーより優り、左FLタウファ統悦がジャッカルするなどでボールを支配、徐々にペースをつかみ始めると、30分ゴール前5m中央で得た反則から速攻を仕掛け、左FL大隈隆明が右中間にこの試合初めてのトライを挙げ、SO高がゴールを着実に決め13-3とリードして前半を終える。 後半、サントリーのキックオフで試合が再開されると立ち上がりからサントリーが押し気味に試合を進め、近鉄ゴール直前まで迫る。 後半12分、サントリーのHO北出卓也が危険なタックルシンビンで退出している間にスクラムが組まれノンコンテストスクラムが宣告される。これで中盤からは、近鉄がスクラムでの負担が軽減され優位かと思われたが、サントリーは選手が一人少ないハンディキャップの中、近鉄のディフェンスのギャップを見つけた動きを見せる。 多くの主力選手をワールドカップで欠くサントリーは、巧みにスペースを見つけゲインすることで初戦を制した試合であった。 ● 記者会見ダイジェスト ●
近鉄ライナーズ 前田監督(右)、豊田キャプテン 前田隆介監督 「一戦一戦勝つ気持ちで初戦のサントリー戦に挑みましたが、昨シーズンのワイルドカードトーナメントと同じ時間帯の後半の終盤に逆転され、競り負けました。今後も一戦一戦勝ちに行くつもりで、後の試合に臨みます」 豊田大樹キャプテン 「モチベーションを持って挑みましたが小さなミスもあり、勝利を収められませんでした」 ──ワールドカップが開催されるシーズンだが、選手のモチベーションは? 豊田キャプテン 「モチベーションは変わりません。誰が試合に出ても同じレベルで試合ができるようになりました」 ──ディフェンスが対応できなかった理由は? 豊田キャプテン 「サントリーの攻撃は順目の攻撃が多いという先入観もあり、逆目を突かれたときに一歩対応が遅れました」 サントリーサンゴリアス フレンド ヘッドコーチ(右)、村田ゲームキャプテン アンディ・フレンド ヘッドコーチ 「チームが自分たちを信じ、最後まで我慢してくれた試合です」 村田大志ゲームキャプテン 「ワールドカップ遠征組が抜けましたが、若い選手がよく頑張ってくれた試合です。チームとして自信になります」 ──どういう位置づけで今シーズンに臨んだのか? フレンド ヘッドコーチ 「6人の新しい選手がプレーしましたが、今いるメンバーで『サントリーラグビー』をすることを心がけました。トーナメントの最後の試合に勝つことを目標としています」 村田ゲームキャプテン 「日本選手権を含め3つのトロフィーを獲得することを目標に臨んでいます」 ──最後まで苦しんだ試合だったが原因は? また、現在のメンバーは? 村田ゲームキャプテン 「最初は、ブレイクダウンでボールをジャッカルされたのが原因と考えています。現在いる29名のメンバーで良い結果を出してくれました」 マン・オブ・ザ・マッチはサントリーサンゴリアス12番、中村亮土選手
(記事:山林右二、石川悟、丸井康充 広報担当:丸井康充) |