プレシーズンリーグ トーナメント戦 2回戦マッチサマリー(クボタ 17-21 豊田自動織機)
(写真:松本かおり、Tetsuya Takagi)
![]() プレシーズンリーグ シールドトーナメント 決勝戦 プレシーズンリーグ、トーナメント戦シールド決勝は、1回戦でコカ・コーラを下した豊田自動織機シャトルズと、Hondaを下したクボタスピアーズとの対戦となった。 熊谷は曇りで、風による影響のないベストコンディション。 試合開始早々、豊田自動織機が主導権を握る。前半4分、クボタ陣22m付近でクボタのパスミスでこぼれたボールに豊田自動織機10番CTBサンダーズが素早く反応し、そのままクボタのゴールを割り先制トライ。ゴールを10番SOヘガティーが確実に決め0-7。 前半16分、クボタは豊田自動織機陣内で、フェイズを重ね、最後は13番CTBマプーがディフェンスラインのギャップを突き、相手ディフェンダーを引きずりながら1トライを返した。10番SO森脇がゴールを決め7-14。 その後一進一退の攻防が続くが、お互いハンドリングミスが多く、互いにチャンスを潰しあう展開となる。クボタは再三のトライチャンスがあったが、豊田自動織機の前に出るディフェンスに差し込まれ気味となり、ゴールラインを割り切れなかった。 サイドの変わった後半、攻防は更にヒートアップし、ピッチサイドからも身体が激しくぶつかり合う音が響く。前半ハンドリングエラーが多かったクボタは、後半に入ってからはポイント近くで着実に縦に突くプレーを積極的に仕掛け、豊田自動織機の堅いディフェンスを崩そうとする。 後半10分、クボタは豊田自動織機の反則で得たペナルティを、タッチキックで相手陣深く入り、ラインアウトから密集近くで勝負を仕掛けた後、オープンに回してトライを狙うが、豊田自動織機の前に出る堅いディフェンスに阻まれ、遂にはターンオーバーでチャンスを逃す。 その後もクボタは執拗にポイント付近で攻撃を仕掛け、後半18分、豊田自動織機陣内10mを超えた地点でノットリリースザボールの反則を得る。クボタは、10番SO森脇が確実にPGを決め、10-14と射程範囲に置いた。 後半の残り20分は、クボタがテンポアップし豊田自動織機のディフェンス網の突破を図るが、豊田自動織機のディフェンスも堅くゴールを割らせない。 後半33分、クボタは豊田自動織機サイド22m付近で、豊田自動織機がキックしたボールをチャージし、13番CTBマプーがこの日2つ目のトライを挙げ、10番森脇のゴール成功により、再び4点差に詰め寄る。 後半34分には豊田自動織機23番SOジェラードがレイトタックルによりシンビンとなり、残り6分間を14人で戦う事になるが、豊田自動織機は懸命のディフェンスで粘る。ラストプレーとなる後半40分、クボタはセンターライン付近でペナルティを得て、タッチキックで豊田自動織機陣内深く入り、ラインアウトからトライを狙うが、最後にノックオンを犯しノーサイドの笛が鳴った。 【最終スコア クボタ17-21豊田自動織機】 力の差は互角だったが、勝敗を分けたのはディフェンスの差だった。 両チーム共に、1ヵ月後に開催されるトップリーグまでに、ミスでチャンスを潰さずに着実に得点を重ねていけるように修正していければ、台風の目となる可能性は充分にある。 なお、今回のマン・オブ・ザ・マッチは、豊田自動織機10番のブライス・ヘガティーが選ばれた。 ![]() ● 記者会見ダイジェスト ●
クボタスピアーズ 石倉俊二監督 「今日の試合は、僅差で勝ち切れずに負けてしまった事が残念に思います。 豊田自動織機シャトルズ 丹生雅也ヘッドコーチ 「選手達が、アタックもディフェンスも良く我慢して戦ってくれたと思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |