トップリーグ2015-2016 第1節 マッチサマリー(東芝 47-3 クボタ)
トップリーグ2015-2016 第1節 グループA 生憎の雨模様、昨夜のトップリーグ開幕戦に続き、本日の第二試合東芝ブレイブルーパス対クボタスピアーズの試合にもラグビーワールドカップで活躍した日本代表選手達が登場、メンバー紹介で彼らの名前がコールされる度に歓声が一際大きくなる。 試合開始直後はクボタスピアーズが勢いのある連続攻撃を見せ、マイボールスクラムでも相手ペナルティからタッチキック、ゴールラインに迫るか、という場面で今度はペナルティを取られて結局先制点ならず。 反対に東芝ブレイブルーパスは相手ペナルティで得たボールを安定して繋ぎ、冨岡監督が「間違いなく(トップリーグ)アジア枠最強の選手」と太鼓判を押す新加入のニコラス・クラスカが抜け出し、最後は日本代表のキャプテンを務めたFLリーチ マイケルがパスをもらって先制トライ、世界有数のロングキッカーであるFBフランソワ・ステインのゴールキックも決まり前半8分に7-0とする。 この後、前半30分までは東芝ブレイブルーパスが押しているものの、お互いに攻めきれず両チームPGによる得点のみで、13-3で東芝がリードする。 後半も開始早々に東芝が得点、3分にWTB大島脩平がトライ、FBステインのゴールも成功して27-3とリードを広げる。 後半12分にはクボタWTB天坂裕也がゴール左隅ぎりぎりに飛び込みトライかと思われたがTMOでタッチと判定されてトライ認められず、またすぐその後にも同じく天坂が今度は中央ゴールポスト下にボールを持ち込むも、今度はオブストラクションを取られてこちらも得点ならず、アンラッキーなシーンが続いた。 この時間帯にラグビーワールドカップで試合出場はなかったものの、リーチキャプテンはじめ他の代表選手たちが大きな信頼を寄せてエディージャパンの精神的支柱だった廣瀬俊朗選手が入替で登場し会場は暖かい拍手で彼を迎えた。 26分には疲れが出てきたクボタを東芝が自陣からの攻撃で見事に崩し、力の差を見せつけるようなトライ、入替で入った小川高廣のゴール成功で42-3。そのすぐ後に、やはりクボタのミスからニコラス・クラスカがダメ押しのトライ、速さだけでなく相手をいなすしなやかな動きが印象的だった。 最終スコアは47-3で東芝の圧勝、クボタのミスや反則は東芝のプレッシャーや当たりの強さによるものだろうが、イングランドから戻った代表組も試合中は疲れを見せず、新加入の外国人選手も初戦から大活躍、そして本日出場していない戦力もまだまだ控えている。 試合後には日本代表から観客の皆様への挨拶で、東芝ブレイブルーパスからリーチ選手とクボタスピアーズから立川選手が出て、会場の皆さんにワールドカップ中の応援に対する御礼を伝えた。 ● 記者会見ダイジェスト ●
クボタスピアーズ 石倉監督(右)、後藤ゲームキャプテン 石倉俊二監督 「昨年は東芝さんに11年ぶりに勝てたので今年もという気持ちがあったが、今年は完敗。前半のミスで波に乗れなかったのが一番の敗因。 後藤満久ゲームキャプテン 「東芝にチャレンジしようということでやってきましたが、強いフィジカルに耐えられず受けてしまった。来週から試合が続くのでしっかり修正していきたい。 東芝ブレイブルーパス 富岡監督(右)、森田キャプテン 冨岡鉄平監督 「(開幕前の)プレスカンファレンスでも話したが日本代表が頑張ったので注目されている中、東芝はその中心でやっていきたいと思っていた、選手も今日の試合に対して責任持って選手一人一人がやってくれた。 森田佳寿キャプテン 「天候が悪かったけれどたくさんのお客さんが来てくれて良かった。試合序盤は固かったが、ディフェンスも3点で抑えたし、アタッキングも良かった。修正はしていくが今日の内容はポジティブに捉えている。 |