トップリーグ2015-2016 第7節 マッチサマリー(近鉄 20-18 NTTコミュニケーションズ)
近鉄ライナーズ 20-18 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス トップリーグ2015-2016 第7節 グループA 風は強いが、暖かい気候の中、風下のNTTコムのキックオフから試合がスタート。風上を利用して近鉄がNTTコム陣に入るも、お互いセットプレーのミスや反則があり一進一退の攻防が続く。 次に、流れを掴んだNTTコムは、ランプレーでアタックを継続し、相手陣深く攻め込み前半23分、ゴール前右中間ラックから2番 須藤が押し込んでトライ。ゴールも決まり2点追加、NTTコムが3-7と逆転する。 その後のキックオフで近鉄は相手陣22m内に入り息を吹き返す。 後半は風下の近鉄がキックオフからのスタート。 その後はお互いにミスと反則があり、なかなか流れを掴めない。 ● 記者会見ダイジェスト ●
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス ペニーヘッドコーチ(右)、金ゲームキャプテン ロブ・ペニー ヘッドコーチ 「前半はとてもいい内容のゲームができていました。後半に入りスクラムハーフが焦ってしまい判断ミスがあったことが自陣でプレーすることにつながってしまったのではないかと思います。しかし、今年もトップ8に入ることができた点は良かったです。あと少しでトップ6も狙えたが落としてしまったことは残念です」 金 正奎ゲームキャプテン 「勝てなかったのは、自分たちのミスが原因です。前半はいい形で折り返せたが、後半のミスが大きかったと思います。そのミスによって自分たちのメンタルもやられてしまいました。チームの方向性を持って取り組んだつもりでしたが、そのメンタルの弱さが何よりの敗因でした。もっと上にいけるはずだったし、いかなければなりませんでしたが、非常に残念です。幸運にも次がまだあるので修正していきたいと思います」 ──今後どのようなゲームをするか? ペニー ヘッドコーチ 「変わらずいいゲームをしていくだけです」 ──メンタルの弱さが敗因とおっしゃっていたが。 金ゲームキャプテン 「不用意なペナルティが多すぎました。自分たちにベクトルが向いていればそんなことはなかったと思います」 近鉄ライナーズ 前田監督(左)、豊田キャプテン 前田隆介監督 「多くの人に感謝したいと思います。前半は動きが鈍く、流れを呼び寄せることができませんでした。後半は自分たちで変えていこうとキャプテンを中心にまとまることができました。チームの選手もそうですが、応援してくださったファンに感謝します」 豊田大樹キャプテン 「試合内容は全然ダメでした。特に前半は何もできていませんでした。自分たちが何もしていなかったという方が正しいかもしれません。セットプレーをもっと安定させたいです。次の相手は今日の出来では勝てません。しっかりと修正していきたいと思います」 ──いい流れにできた要因は? 前田監督 「選手が修正点をしっかりと理解できていたことが大きかった。だが今後強くなってくる相手に対して今日の出来では勝てないため、力を出し切れるようにしたいと思います」 ──トンプソン選手の容体は? 前田監督 「まだ確認できていませんが、前回の試合で負傷した箇所を再度痛めてしまったようです。出させられるようサポートしたいと思います」 ──後半でどう修正したか。 豊田キャプテン 「前半は本当に何もしていませんでした。ダメというより何もできていませんでした。アタックの機会をもっとしっかりとっていきたいと思います。今日勝てたことはすごく大きいです。ミスもあったが、焦らずできていたことが勝利につながりました」 マン・オブ・ザ・マッチは近鉄ライナーズ6番、タウファ統悦選手
(記事:小川智 石澤一行) |