トップリーグ2015-2016 LIXIL CUP 2016 1回戦 マッチサマリー(東芝 29-17 トヨタ自動車)

東芝
ブレイブルーパス
東芝ブレイブルーパス
29 合計 17
15 前半 10
14 後半 7
トヨタ自動車
ヴェルブリッツ
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
(この他の写真については、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます)

東芝ブレイブルーパス 29-17 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

トップリーグ2015-2016 LIXIL CUP 2016 1回戦
2016年1月9日(土)14:00キックオフ/愛知・パロマ瑞穂ラグビー場

穏やかな冬の陽射しの下、トヨタのキックオフで試合開始。
序盤からお互いに速い攻撃と堅い守りを披露し、一歩も譲らない。
しかし、徐々に東芝がスクラムをはじめとしたFW戦で優位に立ち始める。
そして、前半8分、連続攻撃からの展開で最後は14番 廣瀬がトライをあげ、この試合最初のスコアをボードに刻む。
ここから東芝の攻撃のテンポが上がり、後半14分に1PGを加えて点差を広げる。

対するトヨタも少ないチャンスを確実にスコアに結びつける。
前半21分、自陣からボールをよくつなぎ、最後は8番 安藤が中央付近にトライをあげ、8-5と点差を縮める。
しかし、前半27分、東芝が優位に立つスクラムを起点に左右に攻撃を繰り返し、最後は11番 大島から上手くボールをつないだ12番 増田が左隅にトライ(ゴール成功)し、突き放す。
この後は、トヨタが猛攻を仕掛けるも1PGを追加するにとどまり、15-10の東芝リードで前半終了。

後半は、開始直後から東芝が変幻自在な攻撃で前進を続けるもトヨタの強いディフェンスと自らのミスで得点を追加できず。この膠着状態を打ち破ったのは、自陣からの相手ミスに乗じた東芝の素晴らしいつなぎだった。
最後は、11番 大島がこの日2つ目のトライ(ゴール成功)をあげて、後半最初の得点をあげる。22-10。

ここからトヨタが左右にボールを大きく動かし、果敢に攻める。
そして後半24分、カウンターアタックから17番 ボスマの縦突破を絡めて連続攻撃を仕掛け、最後は12番 タウモエピアウがトライ(ゴール成功)をあげて22-17と、5点差に縮め勝負の行方は残り10分の攻防に。
最後に笑ったのは、この試合通じてFW戦で優位に立ちPKの数が少なかった東芝。
後半31分にスクラムを押し込んで認定トライ(ゴール成功)をあげて勝利を確実なものとし、このまま終盤のトヨタの猛攻を凌いで29-17でノーサイド。東芝が準決勝に駒を進めた。


● 記者会見ダイジェスト ●

トヨタ自動車ヴェルブリッツ

トヨタ自動車ヴェルブリッツ
菅原監督(左)、滑川ゲームキャプテン

菅原大志監督

「神戸製鋼に勝ち、ホームで試合ができましたが、ブレイクダウンでのフィジカルで負けて、スクラムでも東芝さんの強みを出させてしまったことが残念です。
残り2試合を大切にし、トヨタのベースラグビーを貫く試合になるように、良い準備をしたいです」

滑川剛人ゲームキャプテン

「ホームで東芝さんとフィジカルの激しい試合ができて、負けはしましたが嬉しく思います。
残り試合も最後までトヨタのベースラグビーを貫く試合をしたいと思います」


東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパス
富岡監督(右)、森田キャプテン

冨岡鉄平監督

「フィジカルの激しい試合で前半は全く手応えがなく、勝敗のわからない難しい試合となりましたが、選手の強い気持ちと東芝のラグビーを貫いた結果が勝利につながったと思います。
この勝利を大切にして準決勝に良い準備をしたいと思います」

森田佳寿キャプテン

「前半、手応えが感じられませんでしたが、後半は東芝の強みであるセットプレーとディフェンスでプレッシャーをかけることができたことがトヨタという素晴らしいチームに勝利できた要因だと思います。
ゲーム中にスクラムでは何度となくピンチを救ってもらいました、本当に頼もしいFWです」








マン・オブ・ザ・マッチは東芝ブレイブルーパス3番、浅原拓真選手






(記事:大林直之 竹腰浩司)
(写真:清水良枝=クレジットのないもの)

RELATED NEWS