トップリーグ2015-2016【順位決定トーナメント】13~16位決定トーナメント マッチサマリー(NEC 5-31 リコー)
トップリーグ2015-2016【順位決定トーナメント】9~12位決定トーナメント 北風が吹き荒れる三重交通Gスポーツの杜鈴鹿。入替戦の対戦相手が左右されるトップリーグ生き残りをかけた戦い。両者にとってはなんとしても勝利をものにしたい一戦である。 一方のNECは何度かゴール前まで攻め込むものの、肝心なところでミスを繰り返してしまう。前半20分、右WTBの後藤がシンビンで一時退場、前半26分敵陣ゴール前でのラインアウトモールはトライ直前でノックオンとなるなど、チャンスをなかなか得点には繋げられない。NECにとっては攻め込んでも攻め込みきれない歯がゆい前半戦となった。 後半戦序盤はどちらも決め手がないまま10分が経過した。 その後は両者、敵陣22m陣内に踏み込めないまま、一進一退の攻防が続く。 リコーは終始、SOフォーリーと右CTBロトアヘアを中心にチーム一体となってゲームを優位に進めることができた。一方NECは、一試合を通してハンドリングエラーが目立ち、思うようなアタックができなかった。 ● 試合後の両チーム、コメント ●
NECグリーンロケッツ 相澤輝雄総監督 「非常に残念な結果です。ボールコントロールミスから自陣での戦いを招いてしまい、ディフェンスのミスが生じてしまいました」 瀧澤直キャプテン 「点差の通り勝つチャンスがない展開で、自分たちのやりたいことができませんでした」 ──シンビン後の方が、敵陣にいる時間が長かったがトライを取りきれなかった理由は? 相澤監督 「風下であったのと、気持ちの焦りがあったのかもしれません」 ──ミスが多かった原因は? 瀧澤キャプテン 「相手のプレッシャーというより、自分たちのスキル、アタック、テクニック、コミュニケーションなど自分たちから発生するものでした」 リコーブラックラムズ 神鳥裕之監督 「今季初勝利だったので非常に嬉しいです。厳しい中で、選手が心折れずに準備した結果だと思います。前半の入りで相手のミスに助けられたところもありましたが、早い時間でトライを取れたことが今日のいい戦いにつながりました」 武者大輔ゲームキャプテン 「8試合負け続け、毎回どうしようかと次の試合に臨んでいました。ようやくチームが一つにまとまり、みんなで頑張ったおかげで勝てました。本当に勝てて良かったです。ディフェンスでもしっかりと前に出て、ロータックルで止めることができ、何よりリコーがボールキープして攻め続けられたことが一番の勝因でした」 ──シンビン後、人数は優位だったが自陣にいる時間が長かったのはなぜか? 「ラインアウトモールやFWの力がNECさんにありました。厳しい時間もありましたが、結果的に前半を0点で折り返すことができたのは良かったです」 マン・オブ・ザ・マッチはリコーブラックラムズ10番、バーナード・フォーリー選手
(記事:伊藤栄紀・水谷真也 広報担当:山中茂生) |