トップリーグ 2016-2017 第4節 記者会見レポート(キヤノン 20-25 リコー)
ジャパンラグビー トップリーグ 2016-2017 第4節
2016年9月16日(金)19:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
キヤノンイーグルス 20-25 リコーブラックラムズ
◎キヤノンイーグルス

キヤノンイーグルスの永友監督(右)、庭井キャプテン
○永友洋司監督
「本日はありがとうございました。まあ、リコーさんが最後に獲り切ったところ、ラストプレーがすべてだったと思います。そういうところを我々も見習っていかなければいけません。お互いにプライドを守って戦った試合でした。リコーさんが我々より素晴らしいラグビーをされたということです。切り替えて次の試合に向けてしっかり準備していきたいと思います」
──想定外の交代は?
「そうですね、こういう競ったゲームになると思っていたし、特に想定外はなかったですね。選手はプライドをもって戦ってくれましたし、押しも頑張ったが、後半はリコーさんが修正してきました。獲り切ったリコーさんと獲り切れなかった我々という試合でした」
──バックスの交代は?
「最後にHIA(Head Injury Assessment)が入って、ラストワンプレーで変えざるを得ませんでした」
──選手起用の意図は?
「そういった点では、出てくれた選手は期待どおりのプレーをしたと思います。ルルーも戻ってきたし、野口も少し硬かったが、良くゲームを作ってくれました」
○庭井祐輔キャプテン
「本日はありがとうございました。勝ちたかった試合なんですけど、監督のおっしゃるとおり、ゴールを背にした時、反則してしまったのがキヤノンで、反則しなかったのがリコーさんでした。小さな点の積み重ねがこの差になったと思います。リコーさんが勝ったというより、我々が負けた試合でした」
──最後のワンプレーは?
「キヤノンが攻めて行って、ボールを持ち込んだところで、正直、僕の見解では相手が倒れこんで絡んでボールを出すことができなかったのですが、ジャッジは僕らのホールディングということでした」
◎リコーブラックラムズ

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、馬渕キャプテン
○神鳥裕之監督
「本日はありがとうございました。リコー、キヤノン、両チームのたくさんのお客様の前でこのような試合ができましたことに感謝申し上げます。今日は率直に嬉しいです(笑)。連敗しましたが、チームの状態は上がっていました。今日のテーマはマストウィンで、選手たちが実行してくれたことを誇りに思います。次は、トップチームのヤマハさんですので、どれだけチャレンジできるか、やっていきたいと思います」
──タマティ・エリソン選手の出来は?
「タマティの場合、元々外にボールを回すのが上手いし、テンポも良かったと思います。サントリー戦で、良い方向をつかみました。コリンもキッキングゲームが得意ですし、選択肢が増えたと思います。サントリー戦がきっかけになりました」
──控えの選手が活躍したが?
「キヤノンさんのスクラムはトップリーグの中でもトップレベルです。前半、劣勢になった時、一つのオプションとして、フレッシュな選手を入れて対抗しました。後半は選手たちが修正能力を発揮して機能してくれました。後半はラインアウトがやや上手くいかなかったが、セットプレーはほぼ安定しました。これが勝った一つの要因です」
──2週間あいだが空くが?
「この4節は、ゲームごとにディフェンスが機能してきました。年間かけて準備してきたチームの強みをつかみかけています。これから、ヤマハ、神戸と上位のチームと当たるがどれだけ通用するか楽しみです」
──ルーキーの松橋選手は?
「良くやっています。本当に良く話しますし(笑)。ロッカールームでも、馬渕と同じくらい話しています。リーダーシップがあり、ものおじしないで、チームとして馬渕のサポートをしてくれています。また、ゴール前でトライを獲り切るセンスがあります。教えてできるようになるものではないです」
──監督(明治大学のナンバー8の先輩に当たる)の現役時代と比べると?
「僕と比べたくないですね(苦笑)。まだまだですね(笑)」
○馬渕武史キャプテン
「今日はありがとうございました。今日は良い試合をするんじゃなく、必ず勝って帰ろうと臨みましたが、勝ったことにホッとしています。この勝ちをつなげるためにも、2週間ヤマハ戦に向けて頑張っていこうと思います」
──最後に22フェイズくらい攻められた場面は?
「とにかく、頑張ってくれという感じです。祈る気持ちで見ていました」
──松橋選手は?
「足腰が強く、なかなか倒れない選手です」