トップリーグ 2016-2017 第5節 記者会見レポート(パナソニック 42-14 NTTコム)

トップリーグ2016-2017 第5節
2016年9月30日(金)19:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
パナソニック ワイルドナイツ 42-14 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニー ヘッドコーチ(右)、栗原ゲームキャプテン

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニー ヘッドコーチ(右)、栗原ゲームキャプテン

ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「こんばんは、皆さん(と、日本語で、以下英語で)。残念な結果ですが、パナソニックさんが勝ちに値する素晴らしいパフォーマンスをしました。トップ5のチームと良い感じでできるこちらのパフォーマンスではありませんでした。チームとして、今週もしっかり立ち向かっていましたが、やはりパナソニックさんのフィジカリティに対して、足りなかった面がありました。ブレイクダウンエリアも緩かったので、バーンズ選手、田中選手のキックとランをマジックプレーみたいにやられて、この結果となりました。ただ、誇りに思うのは、点差がついても試合の終盤に良い攻めを続けた選手たちです」

──最後の場面ではパナソニックにボーナスポイントを与えてしまったが?

「まず、選手たちは相手のボーナスポイントを阻止することを考えています。選手たちは後半30分、誇りに思うパフォーマンスをしました。相手のオフサイドのペナルティが出ていたので、キックアウトして、フェイズを重ねて得点しようとしました。とにかく、選手たちがそういう選択をした結果、相手にボーナスポイントを与えたというのが、この試合での学びでした」

栗原大介ゲームキャプテン

「ロブの言うように、パナソニックさんの試合巧者ぶりが良く分かったゲームでした。序盤から流れをもっていかれました。トップ4のチームとの差はそういうところにあります。ただ、自分たちのもっているものを出せば、得点できることが分かり、自信になりました。追求していけば、どんな上のチームも食える試合ができると思います」

──試合巧者とは?

「やはり、田中選手、バーンズ選手の存在があって、ポイント周りからのキックで振り回されました。最初はそのケアが薄く、トライを獲られ、ポイントを与え、後手に回ったという気持ちです。自分たちの足りなかったところです」

パナソニックワイルドナイツ

パナソニック ワイルドナイツのディーンズ ヘッドコーチ(右)、北川ゲームキャプテン

パナソニック ワイルドナイツのディーンズ ヘッドコーチ(右)、北川ゲームキャプテン

ロビー・ディーンズ監督

「ありがとう(と、日本語で、以下英語で)。まず、ほんの少しダメージを受けた選手がいたものの、ボーナスポイントを取った結果とパフォーマンスを嬉しく思います。NTTコムさんは素晴らしいチームで、今日の試合で選手が入れ替わり、イエローカードも出て試合の流れ、勢いが変わったところで経験豊富なゲームキャプテンがしっかり締めてくれました。プレーオフでのトライを加えて115トライくらいのゲームキャプテンです」

──経験豊富な林選手も起用したが?

「ヤスキの経験でBKのラインが有効に働いたと思います。北川ゲームキャプテンも抜群のリーダーシップを発揮してチームをまとめてくれました。会話も戦術、ペナルティのケアなどを話してくれて、明確なゲームマネジメントをしました。我々としては選手入れ替わりを続けるゲームプランがありました。上手くいったのは、バックマン選手が2試合目にして80分プレーできたこと。林選手とのコンビネーションも合ってきました。そういう入れ替わりはラグビーをやっていれば必ずありますが、その中で選手は良くやってくれています。今日の最後のプレー(北川ゲームキャプテンによるインターセプトトライ。我々は運を引き戻したと思います。ね?(と振ると、北川ゲームキャプテンが「そうね、ハイ」と応える)」

──坂手選手は初先発だったが?

「とても良かったです。帝京大学さんとの練習試合に50分出て、非常に良いパフォーマンスを見せてくれました。もし、状況が許せば、翔太を完全に休ませようとしましたが、そういう状況ではなかったです」

──バーンズ選手の怪我の状況は?

「その時は肩の脱臼でした。すぐに入ったのは良い兆候です。ダメージがそれ以外なければ、このまま患部を安定させることで、そのまま試合に出られます。もし最悪、神経や筋肉のダメージがあれば、休ませます」

○北川智規ゲームキャプテン

「ありがとうございます。前半はウチのチームの思いどおりでしたが、後半、相手にゲームを動かさせてしまい、相手の流れを作らせてしまいました。これまで、自分たちのやりたいことをなかなか作れなかったのですが、今日は、こういう流れを作れば勝てるということが分かりました。良い試合でした」

──選手間のコミュニケーションは?

「やはり、FWをどこで使うかというところです。自陣でやると、ワンミスでトライを獲られます。ラグビーは陣取りゲームなので、頭を使いながらいかに相手陣へ行けるかということに絞っていました」

──トニー・ブラウン臨時コーチは?

「主力は休んでいましたが、帝京大学さんとの練習試合に来てくれました。トニーが来て、すごく簡潔に教えてくれています」

──最後の場面を振り返って?

「スクラムアゲインの時、点差が離れていたこともあり、このままだとボーナスポイントを取れないことを分かってない選手が居て、キックとか言ってました。あかんて、トライを獲りに行くんだと言いました。笹倉選手なんか、何で行くんだろう、智規さん、めっちゃ獲りに行ってるっていう感じでした(苦笑)。あとでシバいておきます」

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