トップリーグ 2016-2017 第6節 レポート(東芝 31-12 Honda)

トップリーグ2016-2017 第6節
2016年10月9日(日)13:00キックオフ/福島・いわきグリーンフィールド
東芝ブレイブルーパス 31-12 Honda HEAT

Honda HEAT

Honda HEATの藤本ヘッドコーチ(右)、元ゲームキャプテン

Honda HEATの藤本ヘッドコーチ(右)、元ゲームキャプテン

藤本知明ヘッドコーチ

「今日はありがとうございました。特に福島県協会の方々の準備のおかげで非常にすばらしい環境で試合をすることができました。福島県の方々に我々のラグビーをお見せできればと思いましたが、東芝が強いセット技術できたため、なかなか自分たちの形を作ることができなかったのが反省点です。ボールを持った時は、比較的良いアタックができていたので、その点を伸ばしながら次のヤマハ戦に臨みたいと思います。本日はありがとうございました」

元公法ゲームキャプテン

環境的にも良い中で、お客さんもたくさんいる中で試合ができて本当に楽しかったです。フォワードのところでプレッシャーを受けてしまって、良いアタックができなかったのですが、試合に臨むにあたり、結果よりも一瞬一瞬、今年掲げた自分たちのスローガンである「挑戦」という部分を出していこうということで、ゴール前の粘りとかは、しっかり体が張れていましたし、良いところも出せるところは出せていたので、そういうところは自信を持って、今日出た課題をもう一度しっかり、全体で取り組んで、また来週からホンダらしい良いラグビーをしていきたいと思います」

──今回のトップリーグは震災の後初めて福島で開催されましたが、福島で開催されるということにどのような意義があるのか、どのようなことを考えて試合に臨まれたのか、実際、この福島の地で戦い抜いた後の感想をお聞かせください。

藤本ヘッドコーチ

「現在でも震災の爪あとが残り、避難されている方がたくさんいらっしゃるなかで、私たちができることは勇気づけることです。ホンダなら熱いプレー、展開だったらあきらめないプレーなど、そういうラグビーをお見せしたいと考えていました。これからも復興への道は続くと思うので、できるところではサポートしていきたいと思います」

元ゲームキャプテン

「昨日福島県に入り宿舎周辺を歩いたところ、その中で震災の傷跡など見えたりしましたので、そういう気持ちも込めて、今日グラウンドに来て応援をしてくださる方に、私たちのスローガンである『挑戦』という部分をお見せできたらいいなと思い試合に臨みました。特にエスコートキッズを務めた子どもたちにはそのような気持ちを見せ、また、ラグビーを通して強い気持ちを育んでもらえればいいなと思い試合に臨みました」

東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパスの冨岡監督(右)、森田キャプテン

東芝ブレイブルーパスの冨岡監督(右)、森田キャプテン

冨岡鉄平監督

「しっかりとした試合をすることができました。フォワードとバックスが一体となってアタックをし、スコアをたくさんできるような勝ちが続く土台を感じた今日の6戦目の試合でした。選手は森田選手を中心によくやってくれたので非常に大満足です。多くの修正点は当然ありますが、一つ一つチーム一丸となり直していき、引き続き納得のいくチームを作っていきたいと思います」

森田佳寿キャプテン

「この2試合大変苦しい試合が続き臨んだ試合です。この一週間入念に準備をしてきました。その成果がそのまま出たゲームだと思います。そのような中で勝つことができたことに喜びを感じています。また来週頑張りたいと思います。

──今回十数年ぶりに福島でトップリーグの試合が開催され、震災後では初めてです。震災後、東芝は何度もいわきを訪問していますが、改めて公式戦をこのいわきで行った意義をお尋ねします。

冨岡監督

「万感の思いです。大野選手の出身地である福島でトップリーグが開催されると聞きうれしかったです。今年は諸事情があって子どもに対するラグビー教室ができず心にひっかかるところがありましたが、このような形で勝利と共に恩返しすることができました。また、福島でトップリーグを続けていければと思います」

森田キャプテン

「福島でこんなにたくさんのお客さんがいらっしゃると思わなかったので大変うれしかったです。できれば最初の入場は(福島出身である)大野選手を先頭にしたいと思いました。そのようなことを考えているうちに、このような結果となりました。大野選手が東芝の一員ということで、私たちの第二の故郷と考えています。あらゆる点で応援をしていただいて、すごく力強かったです」

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