トップリーグ 2016-2017 第8節 レポート(近鉄 15-20 宗像サニックス)
トップリーグ2016-2017 第8節
2016年10月22日(土)13:00キックオフ/和歌山・紀三井寺公園陸上競技場
近鉄ライナーズ 15-20 宗像サニックスブルース
近鉄ライナーズ
坪井章監督
「まずは平尾誠二さんにお悔やみ申し上げます。偉大な方を失ったことは本当に残念です」
「近鉄にとって初めての和歌山での試合で、良い環境、良い準備をしていただき感謝しております。お礼申し上げます。昨年トップ4の東芝を破ったサニックスとの試合ということで、相手の強みを消し、自分たちの強みを出すことを意識して準備をしてきました。
内容はスコアにも出ていますが、前半は相手の強みを消すことができず失点してしまった。後半は相手の強みを消すことができた。次は前半戦最後の一戦となりますが、チームのスタンダードを出せるようにいい準備をしていきたいと思います」
豊田大樹キャプテン
「前半は狙いどおり敵陣で戦うことができたが、スコアまでいくことができず、逆にミスから失点してしまった。取れるところでスコアできていれば試合の流れも変わっていたと感じる」
──若手の起用が多かったが?
坪井監督
「前の試合でもよくやってくれた。チームに勢いを与えたかったというところもありました」
──スクラムでプレッシャーを受けていたように感じました。後半もう少しいけたのではと感じましたが、サニックスがよく対応してきたように見えました。何か変化はありましたか?
豊田キャプテン
「前半はうまくいかなかった。ハーフタイムに確認し、後半一本目のスクラムで修正することができた。しかし、ここでもう一本というところでとりきれなかった」
──キャプテンの交代がありましたが、それについては?
坪井監督
「チームの状況、パフォーマンスを総合的に判断して交代させました」
宗像サニックスブルース
藤井雄一郎 部長兼監督
「和歌山県ラグビー協会、関係者など試合に関わっていただいた方々に感謝します。
また、平尾誠二氏にお悔やみ申し上げます」
「前半は良く、後半はうまくいかないこともあったが最後に勝ちきることができて良かった。課題を修正して次節、前半戦最後の試合に臨みたい」
田村衛土キャプテン
「前半は入りもよく、流れをつかむことができた。後半はミスが増え、セットピースが不安定になってしまった。修正して来週の試合に挑みたい」
──15番ジェイミー・ジェリー・タウランギのプレーの中で、最も賞賛できるところは?
藤井監督
「完全に相手をずらすことができる。また2対1でオーバーラップを作りだすことができる。オフロードパスが持ち味だと思います。
──近鉄はブレイクダウンでプレッシャーをかけ、ターンオーバーを狙ってくる印象ですが、どのように対応されましたか?
藤井監督
「パスの回数を減らし、直接当たっていくことを意識していました。当たるポイントを後ろの選手が明確にわかるようにしていた。しかし、結果的に裏に出る回数が増え、パスの回数も増えた。裏に出れる分、個人技に走ってしまった部分もあったように感じます。
またシステムにないポジションを取ってしまっている選手のターンオーバーもありました」
田村キャプテン
「孤立してとられる場面がありました。ボールキャリアーに対してのサポートなど課題点を修正し来週の試合に挑みたいと思います」
──次節はどのように戦いたいですか?
藤井監督
「キヤノンはセットプレーが強いチームですが、自分たちがどこまでできるのか、前半戦の集大成として、プレーの修正をし、レベルアップして試合に臨みたいと思います」