トップリーグ 2016-2017 第12節 レポート(キヤノン 45-21 NEC)

トップリーグ2016-2017 第12節
2016年12月18日(日)11:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
キヤノンイーグルス 45-21 NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツ

ラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤直キャプテン

ラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「まず、我々の間合いでなく、スタートが良くなかったと思います。前半でかなり差をつけられてしまいました。後半は選手の頑張りがあり、良くなったが、届きませんでした。キヤノンさんはバック3がとても良くラインブレイクして、得点を重ねました。当然のことですが、ポジションの責任を果たすことが大事だと再認識させられたゲームでした。後半は無理にパスを通そうとしてミスがあり、もう2〜3本は獲れたと思います。最後キックで取れなかったのも残念でしたが、キャプテンがエナジーをもって選手を率いてくれたことをポジティブに捉えて、短い準備期間ですが、アウェイの次節に備えたいと思います」

──相手のルルー選手にグラウンドの真ん中を破られたところは?

「まず、タックルエリアでスライドアンドタックルしようとしたのですが、一人目がストップできませんでした。ストロングタックルができれば、ブレイクダウンの時間を稼ぐことができるのですが。ルルー選手は素晴らしい走りをする選手です。次節までにディフェンスの確認をしっかりしていきたいと思います」

瀧澤直キャプテン

「多くのお客様が見に来て下さって、すごく良い環境で試合ができ、感謝申し上げます。負けてしまって、何でかと言われても難しい部分が多いです。ちょっと上手くいかなかったところもありましたが、練習の成果を否定されるゲームではなかったと思います。入りで長く相手の時間を作ってしまったのは、僕たちリーダーがどうにかして断ち切らなくてはいけないところでした。誰かに頼るのでなく、マインドセットを一人一人がやらなくてはいけなかったと。ただ、良い部分をすごく表すことができたので、これからも自分たちのできるものを出していこうと思っています」

──ゲーム中に変えられなかったわけは?

「やはり、相手のバック3にすごく走られて、キックオフの時はFWが広く立つとか、しっかり修正できていなかった部分で多く走られてしまったと思います」

キヤノンイーグルス

永友監督(右)、庭井キャプテン

永友監督(右)、庭井キャプテン

永友洋司監督

「本日は協会関係者の皆様、ありがとうございます。前半に良い入りをしたのが勝利に繋がっていると思います。細かいところを勝ちながら修正していくことが大事です。勝ち方の文化が根付いていないのが、後半点差を詰められた原因だと思います」

──ルルー選手は?

「前回のインタビューで、10番で使うと言ったので、今日は15番にしました(笑)。僕は縦のラインが大事だと思うので、10番、15番のバックスのキータッチをいかに多くするかです。NECさんのスペースに、うちのフルバックが入るとチャンスが多くできるとゲームプランを立てて来ましたが、良く遂行してくれました。世界屈指の選手ですので」

庭野祐輔キャプテン

「本日は協会関係者の皆様、この試合に携わって下さった皆様、ありがとうございます。自分たちのやりたいことを最初からやれた試合で、ボールキープもでき、前半はすごく良くできたと思います。後半はミスが出て、それが点差を詰められた原因です。今後、3試合はとても厳しい試合になると思うので、それに向けてしっかり準備したいと思います」

──ブレイクダウンは?

「ブレイクダウンに人をかけないのがうちの作戦です。一人一人のファーストタックルがライン前でしっかり止められたのが印象として残っています」

──サンウルブズに参加するが?

「サンウルブズにオファーしていただいたのは光栄なことで、自分にとっても良いチャンスだと思います。キヤノンの他の3選手と共に、勿論試合に出場して、昨年以上の結果を出し、チームに貢献したいと思います。まず、キヤノンの残り3試合を勝っていくことが前提です」

──マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたが?

「個人的には、自分じゃない人の方が良かったです。レフリーとのコミュニケーションも上手くいってなかったので。いただいたのは嬉しいなと思います」

RELATED NEWS