トップリーグ 2016-2017 第14節 レポート(NEC 41-21 Honda)

トップリーグ2016-2017 第14節
2017年1月8日(日)11:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NECグリーンロケッツ 41-21 Honda HEAT

Honda HEAT

藤本ヘッドコーチ(右)、天野ゲームキャプテン

藤本ヘッドコーチ(右)、天野ゲームキャプテン

藤本知明ヘッドコーチ

「今日の試合は(自動降格回避がかかっているので)、絶対、勝利するつもりで臨みましたが、結果は出ませんでした。前節から2週間あったので、しっかり準備して臨み、前半の終盤まで同点で推移してきて自信もありましたが、敗戦という結果になりました。来週、トップリーグでもう1試合ありますが、Hondaらしさをしっかり出した戦いをしたいと思います」

──Hondaらしさをしっかり出したいと言いましたが、具体的にどこができていて、どこができていませんでしたか?

「セットプレーで苦しみました。ボールをどう動かすかが大事ですが、セットプレーの他でもミスが出ることが多くありました」

──今日の試合でやろうとしてできなかったこと、また、続けていくべきことは?

「プレーヤーがスキルをしっかり自分のものにできていないところがあります。また、ボールへのリアクションが悪く、直接ミスは起きなくてもボールへの執着心が足らなかったと思います」

──今日の試合では立ち上がりでNECに攻められ得点されました。しかし、その後、前半にはアタックの継続からHondaがトライを取り同点まで追いつきましたが・・・

「前半は、出来は良かったと思います。NECのプレッシャーはありました。一つ一つの状況判断の問題だと思います。例えば、キックしてもしっかりチェイスしていないとチャンスにつながっていきません。ただし、これについてはあまりネガティブには考えていません」

──今日の敗戦の結果、トップリーグからの自動降格が確定しましたが、来季のトップリーグへの復帰を目指してのチームとしての課題は?
「セットピースです。スクラムをトップリーグのレベルに上げなければいけません。フィジカルはあまり負けてはいないと思いますが、ファンダメンタルなスキルを向上することがミスをなくすことにつながると思います。また、ディフェンスを整備しなければいけません。これはディフェンス組織・規律を含め改善しなければいけないと思います」

──来季はトップチャレンジで戦うことになりますが?

「トップチャレンジリーグができることにより、トップウェストで戦うより、競った試合が多くなると思われ、良いことだと思います。これまでのトップウェストはトップリーグとフィジカルでの差がありました。そういった意味でもトップウェストでなく、トップチャレンジリーグで戦えることは歓迎です」

天野豪紀ゲームキャプテン

「今シーズンはきびしいシーズンとなりました。チームとしてできなかったこと、できたこと、いろいろありますが、Hondaらしさを失わずにプレーできたと思います」

──Hondaらしさをしっかり出したいと言いましたが、具体的にどこができていて、どこができていませんでしたか?

「スクラムでしっかり対応できませんでした。また、コミュニケーションでも課題が残りました。Hondaとしてセットプレーが今年、課題のまま残りました。今日もボールを目で追っているだけの場面があり、負けにつながったと思います」

──今日の試合でやろうとしてできなかったこと、また、続けていくべきことは?

「80分間、しっかりやろうとしていたことをできませんでした。80分間継続できる力が足らなかったと思います。練習ではできていても試合でできないことが多くありました。フィジカルだけでなくメンタルの部分も成長していかなければいけないと思います」

──今日の敗戦の結果、トップリーグからの自動降格が確定しましたが、来季のトップリーグへの復帰を目指してのチームとしての課題は?

「まだ、アタマの整理がついていません。全員がリーダーのつもりでコミュニケーションのレベルを上げることが必要だと思います。今年の16位という結果から目をそらさずに立ち向かいたいと思います」

NECグリーンロケッツ

ラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

ラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「今日の試合は、Hondaとしては自動降格回避がかかっており、勝たなくてはいけない試合だという気持ちで臨んでくることはしっかり理解していました。10分、10分とNECがコントロールできていくなかで、ミスがHondaに生じたと思います。きれいなラグビーではありませんでしたがストイックなプレーを構築することができました。こういった試合を毎週やらなければいけないと思います。これまで1週間、ブレイクダウンの練習をしてきましたが、レフリングへの対応もしっかりできたと思います」

──今日の試合ではFL村田、No.8ヒギンボッサム、WTB竹中が負傷交替となりました。ケガ人が多いですが大丈夫ですか?

「レフリングだけでなく、エントリーでのフィジカルの差もあると思います。ラックにフォーカスしていますが、怪我人が何人か出ても、毎週、スタッフで相談しながらやっていけます。来週のサニックス戦に対しては明日以降、しっかり準備していきます」

滝澤直キャプテン

「今日は天気予報では雨でしたが、ぎりぎり雨が降らずに天気がもった中でプレーができ良かったと思います。今日はHondaが(自動降格回避のため)勝ちにくることはわかっていましたが、NECとしてはやるべきことをやるだけと思い、準備をしっかりしてきました。今までと同様、常に上を向いてこの試合に臨みました。FWで後手を踏んでしまったシチュエーションもありました。なかなか、いい結果につなげるのは難しいですが、これまでチームとしてやって来たことに自信を持って、次の試合へ必要な修正をしてやっていきたいと思います。今日、勝利したことは誇りに思います」

──前半の10分間で、最初の2トライが取れいい試合の入りとなり、ボーナスポイントもとれるのではという勢いでしたが?

「そんな気持ちはありませんでした。しっかりスクラムで勝てたのが最初の2トライにつながったと思います。その後、Hondaに連続してトライを取られましたが、油断したわけではありません」

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