トップリーグ 2017-2018 第6節 レポート(東芝 19-17 豊田自動織機)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第6節
2017年9月29日(金)19:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
東芝ブレイブルーパス 19-17 豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズのホールデン ヘッドコーチ(右)、長谷川キャプテン

豊田自動織機シャトルズのホールデン ヘッドコーチ(右)、長谷川キャプテン

レオン・ホールデン ヘッドコーチ

「今日の試合では、選手達が最後までシャトルズらしくしっかり戦ってくれたことをとてもとても誇りに思います。トップリーグのチームとして、いいパフォーマンスを続けたプレーができていました。世界一クラスのレベルであるトップリーグのレベルについて行けているように思いますが、勝利という結果にはつながっていないことは残念です。これからどう進めていくかについては、考えている最中です。今日の試合では負けましたが、選手たちはよくハードワークしており、チームを誇りに思います。フィジカルコンタクトに強い東芝に対等に試合ができたことに自信を持ちたいと思います。この後、試合をしっかりレビューして、レフリーとのコミュニケーションや、レフリーの判定のところについても再確認しますが、これからもお互いに向上してプレーのレベルを高めていきたいと思います」

──今日の試合はいいパフォーマンスだったといいましたが、世界基準の人材がそろったチームへの評価は?

「今日の試合には、PR長江、LOピーター・キムリン、SOサム・グリーンらがケガから復帰して、皆、ワークレートよくプレーしてくれました。トップリーグはスーパーラグビーと同じ程度の高いレベルのチームが多いですが、その中で勝ち切れるようにこれからもしっかりやっていきたいと思います」

長谷川真人キャプテン

「今日の試合にはシャトルズとしてセットプレーで東芝と対等に戦うこと、また、バックスはエリアをとることを課題として臨みました。セットプレーではほぼ五分に戦えましたが、1対1のところで、東芝にブレイクされる場面がありました。こういったところが課題になると思います。しかし、今日いいゲームができたことはチームにとって自信になります。次節は対パナソニック戦ですが、チャレンジして勝利を得られるように、練習をしっかりやって臨みたいと思います」

──後半、リードしてからは追加点を取りに行くというより、3点差を守りに行ったようにも感じましたが?

「リードを得てからは、自陣でプレーせずに敵陣で戦おうと考えていました。しかし、キックを蹴った後の1対1の場面でブレイクされるところもあり、ディフェンスで負けてしまったと思います」

東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパスの瀬川監督(右)、湯原ゲームキャプテン

東芝ブレイブルーパスの瀬川監督(右)、湯原ゲームキャプテン

瀬川智広監督

「前節まで4連敗となりましたが、チームとしてリスタートしようと試合に臨みました。結果としては試合に勝つことはできましたが、まだまだ、東芝のラグビーができていません。今日の試合を一つの起点として更に練習を重ねて今後の試合にしっかり臨んでいきたいと思います」

──後半、ショットを狙える場面が何回かありましたが、トライを取りに行くという気持ちを続けていましたか?

「皆、『トライを取らなければ』と思っていました。(最後はキックパスでトライを取りましたが)本来ならば真っ向勝負してモールでトライを取りきらなければいけません。真っ向勝負できなかったのは『まだまだ』だと反省しなければいけません」

──今日で連敗を抜けだしましたが、チームとして何かを変えましたか? また、目指すラグビーのレベルアップには何が必要でしょうか?

「何も変えていません。チームのラグビーのレベルアップには個人が一人一人倒れずにしっかりとプレーを続けていくことが課題だと思います」

湯原裕希ゲームキャプテン

「今日の試合では前半からプレッシャーを受けてしまい、自分達のかたちを出せませんでした。次節からの試合では最初から自分達のプレーを出せるようにしていきたいと思います。今日は試合には勝てましたが、多くを反省できることが良かったと思います」

──今日の試合では苦労してやっと取った後であっさりと取られてしまうことがありましたが?

「1対1の場面でシャトルズの選手に差し込まれてしまい、2人いても相手にきれいにボールを出されるシーンも多く、後手に回ってしまいました。1人目を倒しても2人目が入れずにあわててしまい、後手に回ってしまいました」

──最後の逆転トライを取った時の気持ちは? トライ直前の終盤には20-30フェイズを続けるシーンもありましたが、選手達に焦りはありませんでしたか?

「(最後の数分間は)ずっと敵陣にいましたから選手たちのメンタルを高く保つことができていました。敵陣にいるのでトライチャンスを作れると思い、皆が『トライを取りに行くぞ』という強いメンタルでいることができました。『取りきりたい』という気持ちで、ガマン、ガマンでいつかトライチャンスを取れると思ってプレーを続けていました」

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