トップリーグ 2017-2018 第11節 レポート(NEC 13-28 サントリー)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第11節
2017年12月9日(土)11:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NECグリーンロケッツ 13-28 サントリーサンゴリアス

NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、亀井ゲームキャプテン

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、亀井ゲームキャプテン

ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「今日の試合では特に前半、規律が守れず、サントリーに得点を重ねられてしまいました。後半はチームとしての力が出せたと思います。今日の試合には、これまで先発も少なく、また、6番だった亀井亮依を先発7番でゲームキャプテンとして起用しました。亀井選手は素晴らしい選手で、よくチームをリードしてくれました。試合では敵陣に何回か入りましたが得点チャンスになったところで、2回はチャンスを失ってしまいました。チャンスを得点につなげなければいけないと思います。選手たちのエナジーを前半は出せませんでしたが、後半は良くなりました。これらの点を修正して次の試合にしっかり準備したいと思います」

──今日の試合では亀井選手をゲームキャプテンに起用した理由は?

「亀井選手はチームのリーダーグループに入っています。グループの他リーダーたちから熱心さを学んでいます。7番の大和田立とは同じ帝京大OBの先輩・後輩なのでコンビネーションもよく、大和田選手が前でリードできていました。亀井は大学でキャプテンをやっていた経験も生きていいると思います」

亀井亮依ゲームキャプテン

「今日の試合では前半はシンビンも1枚取られ、トータルで規律の面でサントリーとの差が出てしまいました。後半は自分たちのラグビーができたと思いますが、サントリーと少しディシプリンの面での差が出たと思います」

──今日は初めてゲームキャプテンに指名されましたが、80分間、ゲームキャプテンを務めて感じたことは?

「今日はグラウンド内でリーダーシップをとっていこうと思って臨みました。先輩やライバルとなる選手もたくさんいますので、その中で切磋琢磨していきたいと思います。試合の中でキモとなる時間帯がありますが、そこでの正確なコミュニケーションをとるということができませんでした。これについてはそのような状況での練習が少し足りなかったかと思います。サントリーはグラウンド内での選手同士のコミュニケーションが多いと思いますが、これが重要なシーンでの判断につながっていると思います」

サントリーサンゴリアス

サントリーサンゴリアスの沢木監督右)、流キャプテン

サントリーサンゴリアスの沢木監督右)、流キャプテン

沢木敬介監督

「今日は試合に勝てたことでプレーオフのベスト4への進出が決定したことが明るい材料です。しかし、ゲームの内容は全くよくありませんでした。想定していたラグビーができていませんでした。リーグ戦はあと2試合ありますが、しっかり修正していい準備をして臨みたいと思います」

──今日の試合への反省の具体的な内容は?

「同じミスを何度も繰り返していました。子供でも怒られたことはやめます。タックラーの止め方も悪くストレスになっていました。これらの点をしっかりコントロールして反省点にしなければいけません。意図的にボールを運べるようにできなければいけませんが、インディビジュアルなミスが多かったです。同じミスを繰り返さないことです」

──トップ4でのトーナメント戦に向けては?

「トップ4のチームには予測、対策をしっかりしていかなければなりませんが、サントリーのラグビーはボールを失っていたらできません。選手の意識を変えていかなければいけません。ブレイクダウンでの質を上げていく必要もあります」

流大キャプテン

「今日は、質の低いラグビーをしてしまいました。ゲーム途中での修正もできないままに終わってしまいました。リーグ戦の最後の2試合には自信を持ったラグビーをしたいと思います」

──今日の試合への反省の具体的な内容は?

「簡単にボールを失うことが多かったと思います。自分たちがコントロールしなければいけませんが、パスの精度も悪く、リズムに乗りきれませんでした。ボールをもらいながら、ボールコントロールできていませんでした。しっかり修正したいと思います」

──流キャプテンは今日の試合では後半8分からの入替え出場でしたが、この悪い流れを変えることはできませんでしたか?

「選手が同じミスを蹴り返していました。リーダーが道を示さなければいけませんでしたが、そのようなコミュニケーションがうまくできませんでした。ボールコントロールができなかったのはNECの選手たちが激しいコンタクトをしてきたせいもありますが、ボールキャリアーとサポート選手とのコミュニケーションが課題だと思います」

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