トップリーグ 2017-2018 第12節 レポート（コカ・コーラ 5-12 クボタ）

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018　第12節
2017年12月17日（日）11:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
コカ・コーラレッドスパークス 5-12 クボタスピアーズ

コカ・コーラレッドスパークス

アール・バー ヘッドコーチ

「ありがとうございました。良いパフォーマンスができましたが、結果は残念です。多くのチャンスがありながら、獲り切れませんでした。ディフェンスをもっと上げていく必要があると思います」

──ディフェンス面の向上とキャプテンのナンバー8は？

「ディフェンスで上手くいっていないのは、1対１のタックルで、ヤマハ戦でもミスが多かったです。昂大のナンバー８は、そこを考えての起用でした。チャンスに応えて、良いスキルとパフォーマンスを発揮してくれたと思います」

──入替戦を見据えての現状分析は？

「アタックは獲り切ること、ディフェンスではタックルし続けることが課題です。選手は仕事にもトレーニングにも努力しています。結果をゲームで出したいと思います」

──風が強かったが、後半、風上でキックをあまり使わなかったのは？

「ボールを振るラグビーをしたいのですが、ゲームプランとして、もっとスペースを狙ったキックも有効だったかもしれません。ただ、そのせいで負けたとは思っていません」

山下昂大キャプテン

「ここまで来て、前節、前々節と不甲斐ない内容でしたので、ラグビーをどう楽しむのか、どう戦うのか考えて臨みました。ディフェンスはしっかり体を当てて、アタックではボールを動かすラグビーをしようと再確認して来ました。前半はロースコアなゲームで、獲り切れるチャンスはこちらの方があったが、獲り切れませんでした。次週は最終節ですので、しっかり準備して結果を出したいと思います」

クボタスピアーズ

フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「こんにちは（と、日本語で、以下は英語で）この結果を出すために、ハードワークしてきたのですが、両チームとも必死で結果を求めていて、ディフェンスにも長けていました。私たちのチームはワークレートが高く、すぐにワークラインに戻る今シーズン１,２番のディフェンスでした。特に相手がラッシュして来る所のディフェンスが堅かったと思います。アタックでは前には少し出ることもできましたが、空いているスペースを突くことができずに苦労しました」

──トップリーグで勝つために最低限必要なことは？

「２年目なので、トライを獲るためのアタックと、防ぐディフェンスのバランスが大事だと感じています。去年、１シーズンで32トライしましたが、今シーズンは既に40トライしています。接戦も経験しています。順位も上がりそうだったのですが、ＮＥＣ戦で負けたのがポイントでした。トップリーグの競争性が高いのが分かります。トップリーグのレベルが上がっているのは、日本のラグビーにとって良いことです。アタックも成長したが、ディフェンスもヤマハ戦74分まで抑えることができました。ゲームの中で大事なところを意識することを、今後やっていかないと結果が出せないと思います。今日は後半、ペナルティを取られたり、30分ディフェンスに偏ったりしましたが、そこを上手く回避できたのは良かったです。あそこで、もう１トライ獲れればもっと世界が広がるのですが。現状プラス１に引き上げていくことが大事です。次週に向けてしっかりやっていきたいと思います」

立川理道キャプテン

「順位をしっかり上げるために、ボーナスポイントも欲しかったので、この結果は悔しい所があります。特に前節、相手のプレッシャーに負けた所があったので、次週の相手に勝てるようにしっかり準備したいと思います」

──今日の試合で特に心がけて、上手くいった所は？

「相手のディフェンスが結構出て来るので、自分たちのアタックのシェイプをしっかりしようと心がけました。ディフェンスでは、相手がラッシュして来るのは分かっていたので、しっかり止められました。ほとんど止められたので、ディフェンスは良かったかと思います」

──どんな所が反省点か？

「分析の中でも、コーラさんは一人で孤立することがあるので、ブレイクダウンで、しっかりラッシュしたが、ペナルティももらったので、しっかり修正したいと思います」

──前半10分のトライを防いだ自身のビッグプレーは？

「チームで一番負けず嫌いが僕なので（笑）。トライを抑える一心でした」

──タックルしながら、ボールに絡んだが？

「自分で自分のプレーを言うのも何ですが（笑）。上手くできたと思います」

──次週の試合（NTTコム戦）は？

「向こうは凄いインパクトプレーヤーが多いので、しっかりディフェンスで自分たちの形を作りたいと思います。キーマンが何人もいるので、そこを抑えて自分たちのアタックをしっかりやっていきたいと思います」