トップリーグ2018-2019 第1節レポート(NEC 8-9 豊田自動織機)

ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019 第1節
2018年9月1日(土)16:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NECグリーンロケッツ 8-9 豊田自動織機シャトルズ

NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ、亀井キャプテン

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、亀井キャプテン

ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「我々のプレーをやろうとしましたが、得点に結びつけることができませんでした。規律も問題で、昨日の神戸の試合と同じで、ポジションを取らなくてはいけません。織機さんはブレイクダウンでしっかりプレッシャーを掛けて来ましたし、リストアの所でも掛けて来て良かったと思います。こちらも、前へ出ると得点できると証明できたので、次週のトヨタ戦でも出していきたいと思います。良いチャレンジもあったし、貴重なボーナス点も得られたことは評価しています。短いシーズンですので、次のトヨタ戦への準備をしっかりしていきたいと思います 」

──上手くいかなかった部分は?

「ディフェンスがしっかりしないと、どうしてもブレイクダウンも戻りのディフェンスも難しかったです。亀井が言ったように、反省点です」

亀井亮依キャプテン

「お疲れ様です。率直に悔しいです。1点差、短いシーズンですので、大切な試合としっかり準備して、目標にしてきました。適陣ゴール前まで行く良いシーンもありましたが、獲りきれない部分もありました。次のトヨタ戦へ方向を示していきたいと思います」

──獲り切れないところは?

「グラウンドのコンディションもありましたし、ストラクチャーでラインの幅を変えたり、状況に応じた判断とコミュニケーションが不十分でした」

──手応えのあった部分は?

「FW近辺のディフェンスです。今シーズン、強化しているので、我慢強くディフェンスできました。ただ、PGやDGで得点されているので、ペナルティーが問題でした。最後に自陣に入ってこられたのが、非常に良くなかったと思います」

豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズのホールデン ヘッドコーチ、フグリストーラー キャプテン

豊田自動織機シャトルズのホールデン ヘッドコーチ(右)、フグリストーラー キャプテン

レオン・ホールデン ヘッドコーチ

「今晩は(と、日本語で、以下は英語で)。4ポイント取れたことが、まず嬉しいです。選手たちが個性を発揮してくれて、結果を出してくれました。ただ、こういう形で79分までハラハラするのでなく、もっと良い結果を出していきたいと思います。両チームとも良かったが、イエローが両方で出てしまったのは反省点です」

──昨日、今日とDGでゲームが決まっているが?

「今日は湿度が高く、雨も降っていてDGで決まるような状態ではないが、両チームともトップレベルのスタンドオフが対戦しているのが良かったのではないでしょうか。僕の7年の経験ではなかったことですが、変わって来たのかなと思います」

スコット・フグリストーラー キャプテン

「試合が始まる前に選手たちに言ったのは、40分、フィジカリーするのでは勝てない、80分しないと勝てないということです。実際にNECはフィジカルなチームです。過去は、フィジカルの強い相手に、こちらのフィジカルが足りず上手く戦えなかったのですが、今年はだいぶ改善されたと思います」

──NECのディフェンスをどう捉え、どう突破しようとしたのか?

「こちらとしては、プランどおり攻めることはできなかったので。もっとテリトリーを取りたかったのですが。NECさんは1次、2次フェイズは強力だが、こちらがボールを保持していると、ディフェンスが薄れてくると考えていました。しかし、湿度が高い中、長くボールをキープするのは難しかったです。自陣で戦ったのも大きな反省点です。今日の反省を生かしてもっとテリトリーを取りにいかないと。そういう意味でまだまだ成長できるのは楽しみです」

──ペナルティーを狙っていたのか?

「そのとおりです。ああいう状況も練習していましたし、コールもあって、あのプレーの中でレフリーに、ペナルティーの余地があるのか聞いていました。DGも戦術の一つで、練習していました。11年ラグビーをして来て、初めてDGで勝つことができました。見逃したけど(笑)。ビデオで見ます」

──クリスチャン(リアリーファノ)が入って?

「彼の最大の特徴は落ち着きです。トレーニングでも試合でも、指示して上手く抑えてくれます。なぜ、彼がどこのチームに行ってもキャプテンを任されるのか分かります。そういう人が一人いると助かります。NECさんもクリスチャンをターゲットにして、タックルして来ていました」

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