トップリーグ2018-2019 第2節レポート(リコー 17-20 東芝)

ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019 第2節
2018年9月9日(日)16:00キックオフ/東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場
リコーブラックラムズ 17-20 東芝ブレイブルーパス

リコーブラックラムズ

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、濱野キャプテン

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、濱野キャプテン

神鳥裕之監督

「今日はどうもありがとうございました。結果としては残念です。80分間、選手たちはフィジカルな部分でも良く戦ってくれたのですが、先週のゲームから反省してしっかり準備して来たのですが、東芝さんのフィジカルな部分に少し手こずって、前半最初の入りからリズムに乗れなかったという。あとは、自分たちでもう少し正しいページというか、細かなミスを無くして行けばもっと戦えたのかなという反省があります。アタックでのフィフティ・フィフティのパス、無理なパス、こういったところは無くしていきたいです。まあ、前節よりは少しずつ成長している部分はあります。このあたりは、シーズンが短いので、しっかりとチームとして引きずらないで行きたいと思います」

──松橋選手を早い段階で交代させたが?

「彼に関しては、パフォーマンスが悪かったわけではなく、流れを変えるため、大きなインパクトプレーヤーを入れたということです」

──セットプレーに関しては?

「スクラム、セットプレーのところは、強みとして行きたいと思っていますので、東芝さんのようなタイトな相手に対しても、それなりのスタンダードを示せたのではないかと思っています。ケースによっては、ラインアウトからのモールドライビングなどできなかったのですけど、その後のFWのバトルのところでは勝ち切る部分もありましたので、まあ良かったのではないかと」

濱野大輔キャプテン

「まず始めに、ファンの皆様、レフリー、協会の皆様、報道の皆様ありがとうございました。ブラックラムズとしては、最初の出だしからリコーのラグビーを行こうと、改めてしっかり試合に臨んだんですけど、アタックに関しては難しいことをし過ぎて、ターンオーバーされてスコアされているところが反省です。ディフェンスではFWとBKのコネクションが上手く行かなかったところがあり、前節から比べるとプレッシャーを掛けられているた部分もあったのですが、コネクションのところはしっかりと切り替えて、次に臨みたいと思います。ありがとうございました」

──想定より上回られたところは?

「ゴール前、釘付けにされたところが響いて少しずつゲインされた結果、東芝さんにトライされてしまったと思います。東芝さんの方が僕らより上でした。一人一人のタックルミスが重なって、それは、各々で認識していると思うので、もう一回しっかりやって行きたいです」

──東芝のキックに対するディフェンスに関しては?

「キックに対するプレッシャーは、東芝さんもきつくて、僕らはそこで、こぼれ球とか、アクションに対する速さとか意識の部分で上回られたかと思います。そこは、今年のスローガンでアクションを掲げているので、また、見つめ直してブレイクダウンやチェイスの意識をしっかりもつことをチームとして浸透させて行きたいと思います」

──コネクションのところを詳しく?

「例えばラインアウトのセンターへのダイレクトスローだとか、FWとBKのつなぎ目のコネクションで、もう少し幅を狭めたりとか、ほんの少し、ブレイクダウンで下に入られるところとか、BKが気付けば良かったと思いますが、FWはラックに気を取られていたところもありました。そこは、東芝さんのスウィープが優っていました。次はコーラさんもそこを狙って来ると思うのでもう一回改善して行きたいと思います」

東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパスの瀬川監督(右)、カフイ キャプテン

東芝ブレイブルーパスの瀬川監督(右)、カフイ キャプテン

瀬川智広監督

「先週はキヤノン戦で負けてしまって、リコーさんには、FWにもBKにも強いランナーがいるので、今週は不安な一週間、準備する難しさがありました。本当は欲を言えば、今日は圧勝したかったのですが、最終的にスコアが上回って、勝つことができてホッとしていますし、また、この勝利で、来週に備えて行けるのではないかと思います」

リチャード・カフイ キャプテン

「まず、勝てたことを嬉しく思います。先週は負けたことにガッカリしましたが、結果だけでなく自分たちのプレーも、先週はアタックでは沢山のチャンスを作ることができましたが、フィニッシュすることができませんでした。これから、自分たちで改善する部分としては、ディフェンスでも、もう少し我慢したいと思います。試合の重要な部分でペナルティで自分たちが相手に良いプレッシャーを掛けられてしまったので、ここも改善して行きたいと思います」

──ミスも多かったが?

「チャンスを作ったこと自体は嬉しいが、フィニッシュまで行けなかったことは、トップリーグを制覇する為には改善しなければいけない点です。ヤマハさん、サントリーさん、パナソニックさんたち強豪チームは、チャンスを作ってフィニッシュまでもって来ますから」

──後半、自陣まで攻め込まれたところは我慢強く良く守ったが?

「そこに関しては程々良かったと思います。ディフェンスに関しては、後半、上手く行った部分もありましたが、やはり3・4・5フェイズ続く中で、ペナルティを与えてしまったというところで上手く行かないところもありました。ディフェンスの部分では、上手く我慢できたところもあり、全部が悪かったとは思っていませんが」

両チームで100試合出場のリコーのブロードハースト選手を囲んで

両チームで100試合出場のリコーのブロードハースト選手を囲んで

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