トップリーグカップ2018-2019 プール戦 第1節レポート(サントリー 55-0 Honda)

ジャパンラグビー トップリーグカップ 2018-2019 プール戦 第1節
2018年11月11日(日)12:30キックオフ/秋田・あきぎんスタジアム
サントリーサンゴリアス 55-0 Honda HEAT

Honda HEAT

Honda HEATのリー ヘッドコーチ(右)、生方ゲームキャプテン

Honda HEATのリー ヘッドコーチ(右)、生方ゲームキャプテン

ダニー・リー ヘッドコーチ

「サントリーが相手で、タフな試合になることは予想していたが、結果、このような形での敗戦となってしまった。スタートの時間帯で受け身となってしまったことがその後の流れにも影響した。逆にサントリーは、自分たちのスタイルに忠実にゲームを運び、ボール支配を継続していた。
しっかりとディフェンスすべきところでタックルミスが出てしまい、そこからトライにつなげられたシーンもいくつかあった。また、ボールの支配率が低いゲームでこそ、ミスなく確実にボールをキープし続けなければならないという教訓を得たゲームでもあった。
一方で、今日はこれまで出場機会があまりなかった選手たちも出場したが、彼らにとっては経験を積むいい機会となった。特に若手の選手たちを中心に、随所にいいプレーが見られたと思う」

── 次戦に向けた抱負をお願いします。

「NTTコミュニケーションズとの対戦であり、やはり厳しい戦いにはなると思う。今日のゲームから得たものを、しっかりと次のゲームに生かしていきたい。
今日同様、ゲーム経験の少ない選手たちにも出場機会を与え、成長してもらうのも目的の一つとなる。ゲーム経験を重ねることで成長につながるので、チャンスにしてもらいたい。チームとしてもいいラグビーができるように、しっかりと準備して臨みたい」

── 昨シーズンまで秋田ノーザンブレッツ(トップイーストリーグDiv.1)でプレーしていたクリントン・ノックス選手については?

「覚悟をもったプレーヤーで、接点でのプレーもいとわず、今日のゲームでも随所に持ち味を発揮してくれた。いい働きだったと思う。かつてのホームの地でプレー出来ることを彼自身も誇りに感じ、喜んでいたようだ」

生方信孝 ゲームキャプテン

「試合前は、ディフェンスを我慢強く続けること、その中で生まれるチャンスを逃さずアタックにつなげることを意識して臨んだが、一つの綻びから相手にゲインを許し、得点につなげられてしまった。
つかんだチャンスでも、相手のブレイクダウンでのプレッシャーに阻まれ、ボール支配を継続することができなかった。
そんな中ではあったが、試合経験の少ない選手や、試合から遠ざかっていた選手が出場し、チームにいいエナジーを与えてくれたゲームでもあった。ここからまた建て直し、チームとしての成長を目指していきたい」

サントリーサンゴリアス

サントリーサンゴリアスの沢木監督(右)、垣永ゲームキャプテン

サントリーサンゴリアスの沢木監督(右)、垣永ゲームキャプテン

沢木敬介 監督

「自分たちのスタンダードなラグビーができたと思うし、秋田のファンの皆さんにもレベルの高いラグビーをお見せすることができたと思う。また次節以降の戦いに向けて、準備していきたい」

── 地元秋田での采配で勝利を収めた感想は?

「質の高いラグビーをご覧いただけたのではないかと思う。今日はスクールの少年ラガーたちも沢山観戦していたが、トップレベルの試合はなかなか見る機会がないと思うので、いい刺激になってくれればありがたい」

── 今日は秋田出身のルーキー、加藤広人選手も出場したが、どうだったか。

「今日の出来は65点くらい…だろうか。いいプレーも随所にあったし、まだまだ成長できる選手だと思う」

── 秋田の少年ラガーやラグビーファンにメッセージを。

「自分も小さい頃から地元でラグビーをやってきた。かつては『ラグビー王国』として人気があったし、これまで名選手を沢山輩出してきた土地柄でもある。一方で、最近では、高校ラグビーをみても全国レベルの中では少し元気がない。今回のトップリーグといった高いレベルのラグビーに触れる機会を通じて、若い選手達も自分の目標をしっかり見据え、着実に成長を遂げてもらえれば幸いだと思う」

垣永真之介 ゲームキャプテン

「サントリーとしていいプレーができたと思う。一方で、まだ詰めが甘い部分など課題もあるので、しっかり修正して次戦に臨みたい」

マン・オブ・ザ・マッチはサントリーの田村煕選手

マン・オブ・ザ・マッチはサントリーの田村煕選手

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