トップリーグ 2018-2019 総合順位決定トーナメント1回戦レポート(東芝 48-26 日野)
ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019 総合順位決定トーナメント1回戦
2018年12月2日(日)11:30キックオフ/埼玉・熊谷スポーツ文化公園(県営ラグビー場)
東芝ブレイブルーパス 48-26 日野レッドドルフィンズ
日野レッドドルフィンズ
細谷直監督
「まず、このような良い環境の中で試合ができたことに感謝しています。今日の試合は、負けたら入れ替え戦、勝ったらトップリーグに残れるという非常に分かりやすい戦いであり、両者のどちらの想いが強いかが問われていました。
立ち上がりから、東芝の圧を我々がしっかり受け止めて、ミスに乗じてトライをとれたところまでは非常に良かったと思います。ただ自陣ゴール前で耐えきれず、一人が個でやってしまったシンビンから3トライを奪われ、そこからチームが壊れてしまいました。2つ目は、東芝のラグビーの精度が良くなったことです。我々のフィフティフィフティのパスがそのまま東芝に入ってトライされたりもしました。終盤に相手を崩してトライを取りきれたのを、もっと早い段階からやらなければなりませんでした。
気持ちを切り替えて我々がトップリーグに残るための戦いをお見せできるように頑張りたいです」
村田毅キャプテン
「素晴らしい環境で試合ができて幸せでした。試合に関しては、入りから勝ちたいという気持ちが表せてよかったです。しかし自分たちのシンビンから相手に流れが行ってしまったのは反省したいと思います。取られたトライには自分たちの手から相手にボールが渡ってしまったものも多く、今までの試合の中でも反省がありました。
入れ替え戦に行くことが決まったのであと3戦全部勝つために時間をかけていきたいと思います。自分に厳しくチームメイトに厳しくやっていきたいと思います」
──シンビンの時、キャプテンとしてチームメイトにかけた言葉は?
「とにかくこの10分間しのごうと言いましたが、(シンビンになった選手が)いるような感覚になってしまい、相手の9番と10番にそこをつかれて、ビッグゲインを許してしまいました。外よりも内側を埋めていくというところをもっと早く修正できればよかったと思いました」
──リーグ戦の後カップ戦があり、その1か月くらいの間どういうところを修正して臨んだのか?
「順位決定戦で東芝とやることが決まっていたので、コンタクトのところで我慢して、逆に相手にプレッシャーをかけるよう注力してきました。さらに相手はラインアウトモールが強いので、まずはペナルティを与えない、しかしペナルティをゼロにするのは無理なので、モールをしっかり止めようということに時間をかけました。ラインアウトモールは前半止められましたが、ブレイクダウンの所はまだ雑なところがあるので、これからも継続してやっていかなければならないと思います」
東芝ブレイブルーパス
瀬川智広監督
「内容はともかく、本日の試合に勝つことができて良かったと思います。まだまだ試合が続きますので、また来週に向けて頑張りたいと思います」
──代表から戻ってきた選手のリーチ選手と三上選手を先発で使いましたがその理由と、次はNECとの対戦ですがどのように戦いますか。
「代表の選手に関しては、一つ一つが大事な試合なので、ベストメンバーを選んだということです。NECに関しても何か特別なことをやるのではなく、自分たちのやるべきことをやっていきたいと思います」
小川高廣ゲームキャプテン
「今日の試合は、負けたら入れ替え戦というプレッシャーがあったのですごく硬い感じで入ってしまいました。最初ずっと攻め続けたのに取り切れず、日野さんの良いディフェンスもあってトライを取られてしまいました。これが東芝の課題だと思います。まずは勝って修正ができるので良かったです」
──日野のシンビンが出るまで苦しんだところをもう少し説明していただけますか。また課題というのはどういった部分なのでしょうか。
「前半のことに関しては、接点の所でボールを動かそうという意図だったのですが、パスした味方に日野さんのディフェンスが良く入っていて、ボールを動かせませんでした。後半の所はメンバーが変わったこともあり、正直バテてしまいました。また、ポゼッションかエリアかのどちらを優先するかの選択を間違ってしまいました。タイムマネージメントやエリアを特に後半にどうするかについて、特にハーフ団は頭に入れておかないと毎回後半に苦しくなってしまうと思います」
──入れ替え戦に回ってしまうというプレッシャーがあったということですが、東芝という強いチームなのでメンタル的に厳しくなってくるのではないかと思うのですが。
「自分は考えすぎたのかもしれませんが、リラックスしていたチームメイトもいて、そういうのを見ても自分は不安になってしまいました。本当に大丈夫なのかと思ってしまいました」