トップリーグ 2018-2019 weekly preview 特別編「バローグループ presents 日仏ラグビーチャリティマッチ2019〜FOR ALL 復興〜」
フランスから強豪ASMクレルモン・オーヴェルニュを迎え
トップリーグ選抜との真剣勝負のチャリティマッチ!
text by Kenji Demura
2月2日(土)、「FOR ALL 復興」がテーマとなる『バローグループpresents 日仏ラグビーチャリティマッチ2019』が岐阜メモリアルセンター・長良川競技場で行われる。
トップリーグで活躍する精鋭たちを集めた「トップリーグ選抜」チームとの対戦のため来日を果たしているのは、フランス1部リーグ”TOP 14(トップ・キャトルズ)”の強豪チーム「クレルモン・オーヴェルニュ(正式名称は「アソシアシオン・スポルティブ・モンフェランデーズ(ASM クレルモン・オーヴェルニュ)」。
1月29日現在、15節を終了した今季のTOP14ではトゥールーズに次いで2位。16ー17年シーズンには同リーグを制して2度目のフランスチャンピオンに輝き、今季も欧州クラブ王者を決める”チャンピオンズカップ”にも出場するなど、フランスを代表する強豪クラブである。
同クラブの本拠地は、その名の通りフランス中南部オーヴェルニュ地方の中心都市クレルモン・フェランにあり、2002-2003年のシーズンには元神戸製鋼所属で日本代表WTBでもあった大畑大介氏が所属。日本のファンにも馴染みのあるフランス名門チームと言えるかもしれない(当時のクラブ名はクレルモン・オーヴェルニュなしのASM)。
1月28日には同クラブのメンバーが来日。
2月1日から欧州各国で伝統の6カ国対抗ラグビーが開幕することもあって、フランス代表キャップ数44を誇るCTBウェスリー・フォファナやベテランSHモルガン・パラといった現フランス代表組、あるいはスコットランド代表主将でもあるSHグレイグ・レイドローなどは来日しなかったが、フランスをはじめ各国の代表キャップホルダー12人も含まれるなど、強力メンバーでの日本入りとなった。
SHパラと共に長らくクラブの顔としてチームを引っ張ってきたFL/NO8ダミアン・シュリー(フランス代表46キャップ)や17年11月の日本代表戦(スコアドロー23 – 23)でプレーしたLOポール・ジェドラジャック(フランス代表10キャップ)の力強く、かつ泥臭いプレーは特に注目される。
前述の通り、2月は伝統の6カ国対抗のシーズンだが、その一方で2月16日からはTOP14が再開されることもあり、2シーズンぶり3度目のフランス王者を目指すクレルモンとしては、ここでチーム力を落とすような戦いをしたくないのは明らかであり、本気モードでトップリーグ選抜との一戦に臨んでくることになりそうだ。
NDS組が15人。CTB立川もトップリーグ選抜入り
恒例のガレージセールやチャリティオークションも
もちろん、本物の欧州のトップクラブ(クレルモンは過去に3度欧州準優勝の実績も持つ)を迎え撃つトップリーグ選抜にも、超がつくほどの強力メンバーが揃った。
すでに発表されている38人の第三次ラグビーワールドカップトレーニングスコッド(RWCTS)やサンウルブズ組は参加しないが、そのRWCTSを補完する意味合いも持つNDSからは、18人中15人が参加。さらに、日本代表キャップ数55を誇り、いつ日本代表に招集されてもその実力を発揮してくれそうなCTB立川理道など、こちらもインターナショナルレベルでも十分そのキャラクターを発揮してくれそうな魅力ある選手たちの集合体となっている。
NDSメンバーでトップリーグ選抜としてプレーする15人は以下のとおり。
※ポジション表記はトップリーグ選抜でのポジション
PR三浦昌悟、木津悠輔(以上、トヨタ自動車)、PR山本幸輝、LO大戸裕矢(以上、ヤマハ発動機)、HO北出卓也、堀越康介、CTB梶村祐介、WTB尾崎晟也(以上、サントリー)、FL長谷川峻太、WTB野口竜司(以上、パナソニック)、FL松橋周平(リコー)、NO8中島イシレリ、SH日和佐篤、FB山中亮平(以上、神戸製鋼)、CTBシオネ・テアウパ(クボタ)
また、当日は「ガレージセール(トップリーグの選手がジャージーやチームグッズを販売)」、「チャリティオークション(お宝グッズが登場。トップリーグ選手が参加)」、「リーダー会議ラグビークリニック(リーダー会議メンバーが小中学生対象にラグビー指導)」などの各種イベントも予定されている。