トップリーグカップ2019 プール戦 第1節レポート(NTTコ厶 24-31 東芝)

ジャパンラグビー トップリーグカップ2019 プール戦 第1節
2019年6月23日(日)13:00キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 24-31 東芝ブレイブルーパス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス、リースエドワード ヘッドコーチ(右)、金キャプテン

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス、リースエドワード ヘッドコーチ(右)、金キャプテン

ヒュー・リースエドワード ヘッドコーチ

「結果はすごく残念です。ターンオーバーが多すぎて自分たちのペースを掴むことができませんでした。エッジのスペースを狙うラグビーをしているのですが、ミッドスペースでボールを獲得できないと難しいです。今日は相手にフォーカスし過ぎたと思います。自分たちのポテンシャルを発揮する方に焦点を当てなくては。
東芝さんも良かったが、自分たちの実力を出す方向に向かっていきたいと思います」

──山田選手のコンディションとパフォーマンスは?

「山田選手は世界ツアーから戻ったばかりで、今日は18分しか出られませんでしたが、チームに合流してすぐ馴染んでくれています。
チームにお金に換算できない経験値とエキサイトする気持ちをもたらしてくれています。さらに、この先も良いものをチームに与えてくれると思います。
相手を追い詰めるプレー、2対1の場面での正確なキャッチ、タックルもいくつも決めてくれて、求めるパフォーマンスをしてくれたと思います」

金正奎キャプテン

「結果がすべてです。残念な気持ちで一杯です。自分たちがやりたいことを出せないとこの結果になります。自分たちはまだまだ、トレーニングが必要です。下を向いていても仕方ないので、しっかりと学ぶ姿勢、成長する姿勢を忘れずに、もう一歩上を目指したいと思います」

──ワールドカップに向けてアピールしたい気持ちは?

「もちろん、今、トップリーグでプレーしている人全員が諦めていないと思います。可能性がゼロでない限り。そのためには、もちろん個人のパフォーマンスも大事ですが、チームも勝たないと評価が付いてこないので、結果がすべてなのです」

東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパス、瀬川智広監督(右)、小川高廣キャプテン

東芝ブレイブルーパス、瀬川智広監督(右)、小川高廣キャプテン

瀬川智広監督

「2017年度に再び監督に就任したのですが、トップリーグ開幕戦は勝つことができず、悔しい思いをしてきました。そこで、4月からこの開幕戦に良いコンディションで勝つことを目指して来ました。
もちろん、1月からの本番のトップリーグで勝つこともありますが、中間的な目標として、この試合に向けてチームを作って来ました。
怪我人が多く、不安もありましたが、勝つことができました。ここのところ、接戦を落として来たので、接戦をモノにしたのは我々としては大きいと感じています」

──山本紘史、宇薄選手のスタメン起用は?

「前回の監督時代から一緒の、数少ない勝つことを知っている選手たちです。山本紘史選手は黙々と、宇薄選手は明るいキャラでやってくれています。彼らも、あと何年もできるか分からない中、東芝で優勝したいと忠実に役割を果たしてくれています。若い選手が増えた中、絶対に勝つということを体現してくれたと思います。
もう一人、大野選手も、ブレイクダウンでのファイト、アタッキングなど、ワールドカップのPR活動で忙しい中、良く頑張ってくれたと思います」

──この時期の公式戦の意義は?

「ワールドカップの関係で1月まで空いてしまうところを、今シーズンの試合が少しでもできるということ、この試合に勝つという経験ができるのはありがたいと思います。
来る途中、電車で来たのですが、東芝ファンの皆様がこのゲームを楽しみにしていることが伝わって来ました。カップ戦を開いてもらえて感謝しております」

小川高廣キャプテン

「ここ何年か接戦で勝てなかったので、勝ち切れたことがすごく良かったと思います」

──開幕戦に向けて特別なことをして来たのか?

「特になかったです。繰り返し、ずっとフォーカスしてきたのは、ブレイクダウンで絶対に遅らせようということでした。ディフェンスで我慢していこうと。一回、シンビンを出して、焦って前へ前へ行きそうになった場面もありましたが、皆で修正できたと思います」

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