トップリーグカップ2019 プール戦 第2節レポート(釜石 7-39 クボタ)

ジャパンラグビー トップリーグカップ2019 プール戦 第2節
2019年6月29日(土)11:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
釜石シーウェイブスR.F.C. 7-39 クボタスピアーズ

釜石シーウェイブスR.F.C.

釜石シーウェイブスのピアース ヘッドコーチ(右)、小野キャプテン

スコット・ピアース ヘッドコーチ

「(すべて日本語で)今日の試合ではペナルティが少なくなりませんでした。先週の試合では23回、今日の前半12回。選手と話し合ったのですが、とても多くて試合をコントロールできなくなっています。コントロールができれば良い試合にできます。フェイズも3フェイズまでに前半は1回も行けなかったです。すごく良かったポイントとしては、ディフェンスはだんだん良くなっています。でも、ディフェンスだけでは勝てません」

──釜石がなかなかトップリーグに上がれない理由は?

「今日、二人の選手が初めて秩父宮で試合しました。チームとして勝ちたかったけれど、経験も必要です。もちろん、ベストパフォーマンスをするけれども、先発の15人だけでなく、リザーブも含めて。けがもあるし、シーズン中パフォーマンスも落ちることもあります。昔の釜石と違って、今、新しいものを作っているところです。トップリーグに戻るためには、イクイップメントが必要です。日本のラグビーに足りないのはフィロソフィー。この経験がパフォーマンスを上げることにつながると思います」

小野航大キャプテン

「ヘッドコーチもおっしゃっていましたが、前半はイージーミスのターンオーバーが多かったです。自分たちのポゼッションも少なかったですし、クボタさんにボールを持たれると、プレッシャーをかけられました。ああいう展開になると苦しいです。後半は何とか自分たちが持っているアタックの機会も増やせました。後半はその部分プレッシャーも掛けられましたし、前へ出ることもできました。後半は計算できるフィジカルゲームができたのではないかと思います」

──自分たちで通用したと思える点は?

「正直、セットプレーではかなり難しい部分もあったのですが、グラウンドで身体を当ててみて、そんなにフィジカルで押し込まれて、向こうのアドバンテージを感じることはありませんでしたし、評価できると思います。そんなにフィジカルでの差は感じませんでしたが、こちらのコミュニケーションミスでアタックも機能していない部分もありましたし、相手のボールはこちらのディフェンスがうまくいかない部分があったと思います」

──ワールドカップが近付いて、釜石のモチベーションは?

「数年前からワールドカップに向けて準備してきましたし、注目もされています。モチベーションも上がっているのですが、今はワールドカップ以後に向けての準備をしていこうというところです」

クボタスピアーズ

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、杉本ゲームキャプテン

フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「こんにちは(と、日本語で。以下は英語で)。必要としていた5ポイントを取れて、とても良かったです。勝つ文化を作り上げる意味においても。新しい選手もいて、新しいコンビネーションもしていて、これから育てるという意味でも、すごく良いゲームでした。試合開始から30分後には勝利を確信しました。ターンオーバーなどいくつかのアタックでのミスもありましたが、重要なのはアタッキングマインド、攻め続ける気持ちを持ち続けることと、ディフェンスは張り切ってやること、これは良くできていたと思います。いくつか、先週はできなかったことも完璧にできていたので、来週にこれをぶつけていきたいと思います」

──スクラムは圧倒していたが?

「この試合は、釜石さんのようなトップリーグを目指しているチームにとって良い機会だと思います。今日は100%スクラムはコミットしてハードワークしたために、支配できていました。セットプレーからもっとチャンスを点に結びつけなくてはいけなかったのは、もう少しの部分です」

杉本博昭ゲームキャプテン

「こんにちは。この試合に向けて、まずチームとして掲げていたのは、80分ドミネートし続けようと。そこに向けて練習してきました。その良い準備・プランがあった中で、前半トライを重ねることができました。ミスに関しては、そこはシビアにやっていかなくてはいけないと思いますので、しっかり月曜日からやっていきます。この勝利は自分たちだけでなく、メンバー外の選手、イベントなど様々な準備をしてくれたスタッフのおかげです」

──スタッフのサポートをもう少し詳しく?

「僕たちの練習中から、クラブハウスでもグラウンドでもメンバー外の選手が気を遣ってくれています。それが僕らのバックボーンとして支えてくれています。イベントではSNSとかで発信してくださるような、その道に長けている方がいますので、良かったと思います」

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