トップリーグカップ2019 プール戦 第3節レポート(東芝 42-5 宗像サニックス)

ジャパンラグビー トップリーグカップ2019 プール戦 第3節
2019年7月6日(土)16:00キックオフ/福島・ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ
東芝ブレイブルーパス 42-5 宗像サニックスブルース

宗像サニックスブルース

宗像サニックスブルースのブラウン ヘッドコーチ(左)、濱里キャプテン

宗像サニックスブルースのブラウン ヘッドコーチ(左)、濱里キャプテン

コーリー・ブラウン ヘッドコーチ

「スコアはともかく、今週は80分集中してプレーができたと思う。選手・コーチがレフリングに対してフラストレーションが高まる状況があった。振り返りをしっかり行い、次節に生かしたい。
東芝はFWが非常に強いので、ドミネイトさせてしまった」

濱里祐介キャプテン

「3戦を戦う中でディフェンスは良くなってきている。ただ、アタックのミスからエリアを戻されてしまっている。自陣での戦いを余儀なくされてディフェンスが良くてもスコアされてしまった。アタックを修正して次のゲームに臨む。
東芝にセットプレーで強烈なプレッシャーを受けてしまった。ペナルティを重ねゲームを作れなくなった。次戦までに立て直したい」

──Jヴィレッジに対する印象は。

「今日のような強い雨でもピッチ状況は素晴らしかった。宿泊施設、練習グラウンドがコンパクトにまとまり集中して練習(前日練習)ができた。素晴らしい施設、環境だと思う」

東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパスの大野選手(右)、小川キャプテン

東芝ブレイブルーパスの大野選手(右)、小川キャプテン

大野均選手(チーム代表として)

※瀬川監督の計らいで、福島県出身の大野選手も会見に出席。
「寒く、強い雨の中、多くの方に観戦に来ていただき力づけられた。また、原発事故で大きく傷ついたこの地(広野町)で、トップリーグの公式戦開催を実現した地元の協会、支援者の方々に感謝します。
東芝も震災直後から毎年、この地域のボランティア活動を行ってきた。本日はホームのような雰囲気に暖かさを感じた。勝てて良かった」

──福島のラグビーを盛り上げるためにはどんなことが有効か。

「ワールドカップではとても強力な2チーム(アルゼンチンとサモア)が福島県を訪れる。大きさ、強さ、スピードを直に感じて。そのぶつかり合いの迫力を堪能して欲しい。2020年にはオリンピック・パラリンピックも開催される。世界のプレーを楽しんで、ラグビーの魅力を多くの人にわかって欲しい」

──Jヴィレッジでプレーすることにどんな思いがあるか。

「大震災、原発事故後のJヴィレッジを知っている。ボロボロでグラウンドの姿が消えていた。その状態からこのような素晴らしい状況まで復活してきた。あきらめなければ、不可能なことは無いのだと勇気づけられた。
Jヴィレッジの再開イベントに呼ばれて、このピッチで子供たちとタッチラグビーをした。いつかはここでトップリーグをと思ったが、こんなに早く実現するとは思わなかった。感無量だ。
この秋、日本代表がワールドカップにこの日本で挑む。あきらめない気持ちを彼らに送って応援して欲しい」

小川高廣キャプテン

「今日の試合は勝ち点5ポイントをとることを目標にした。雨と寒さでスローなゲームになってしまった。内容に納得はしていないが、5ポイント獲得し、結果が出せたことは良かった。反省を次戦につなげていきたい」

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