トップリーグカップ2019 プール戦 第4節レポート(三菱重工相模原 14-28 釜石)
ジャパンラグビー トップリーグカップ2019 プール戦 第4節
2019年7月13日(土)16:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
三菱重工相模原ダイナボアーズ 14-28 釜石シーウェイブスRFC
三菱重工相模原ダイナボアーズ

三菱重工相模原ダイナボアーズのクーパー ヘッドコーチ(右)、トーマス ゲームキャプテン
グレッグ・クーパー ヘッドコーチ
「まず、釜石さんにおめでとうと言いたいと思います。向こうのアティテュード(心構え、姿勢)に負けました。先週のクボタ戦も勝てた試合だったと思うが、等しいパフォーマンスができなかったのは残念です。トップリーグチームとして釜石さんに勝てなくて、サポーターの皆様に申し訳なく思います。そうならないように練習でアティテュードから、しっかり取り組みたいと思います」
トーマス優デーリックデニイ ゲームキャプテン
「今日の我々は、前半の立ち上がりからミスで自分たちのストラクチャーを練習どおりにできず、簡単に相手にボールを渡してしまいました。先週の試合から自信はあったのですが、結局、ハンドリングエラーとか反則とか出て、相手にボールを渡して自分たちのストラクチャーができず、我々のハングリーさと言うか、絶対に勝ってやるという気持ちが釜石さんより下だったと思います」
──個々の選手のパフォーマンスは三菱が上だったが?
「そう思いますが、先週の良い試合の後、一週間の練習でもミスがありました。先週クボタ戦でディフェンスが良かったので、プラスアティテュードをやってきましたが、前半5分で、相手が簡単な相手だと、メンタルな部分で簡単に行けるんじゃないかという気持ちになったのが敗因です」
釜石シーウェイブスRFC

釜石シーウェイブスRFCのピアース ヘッドコーチ(右)、小野キャプテン
スコット・ピアース ヘッドコーチ
「まあ、今まで、トップリーグチームと試合をやってきて、美しいアタックを目指してきましたが、今日は雰囲気が全然違った。すごいタフなゲームでした。ディフェンスで勝ったと思います。三菱の選手は先週も良いパフォーマンスをしていましたからスクラムはちょっと違うシステムを採用しました。キーポイントは80分間頑張ることでした。来週も今日以上の試合をしないと。今日のレベルがベースになります。でも、できるかどうかは分かりません」
──菅原選手のプレーは?
「身体は小さいけど、いつもは静かで、私が以前選手として所属していた日新製鋼のメンバーも高校生からが多かったが、ユウキ(菅原祐輝)もあのタイプ。ディフェンスはすごい。センスもあるしスペシャルな選手。先々週のクボタ戰では、反則が22回、今日の試合はそんなになかった。ポゼッションが多かったから。ハーフタイムの雰囲気も全然違う。すごいポジティブだった。こういうポジティブな雰囲気をどう維持していくかが課題です」
小野航大キャプテン
「ヘッドコーチと同じで、ミスも多かったがディフェンスで頑張れたところと、アタックは準備していたことがしっかりと出せたと思います。セットピースは厳しいところもかなりありましたが、そこでアドバンテージを取れるともう一つ上のステージに立つことができると思います」
──アティテュードは釜石が上と相手HCが言っていたが?
「トレーニングとミーティングをしてきて、試合前に選手は良い準備ができたと思います。試合前からヘッドコーチが自分たちはできると信じることと言われていましたが、80分間信じ続け、やり続けられたことが勝因です」
──粘り強いタックルも見られたが?
「トップリーグのチームと比べても体格は大きいほうじゃないし、やはり、低いタックルにこだわってやって来て、外国人選手もしっかりやってくれて、粘り強いディフェンスができたのではないかと思います」
──次は暑い熊本での試合だが?
「次のゲームのパフォーマンスが重要になります。今日のゲームをスタンダードにしたいと思います。次もチャレンジできれば良いと思います」