トップリーグカップ2019 プール戦 第5節レポート(三菱重工相模原 8-22 キヤノン)

ジャパンラグビー トップリーグカップ2019 プール戦 第5節
2019年7月20日(土)19:00キックオフ/神奈川・相模原ギオンスタジアム
三菱重工相模原ダイナボアーズ 8-22 キヤノンイーグルス

2019年7月20日(土)トップリーグカップ2019、プールCの第5節、梅雨明け間近の湿気に包まれた夕闇のギオンスタジアムで初のナイター開催となった、今季から12年ぶりにTLに昇格した三菱重工相模原ダイナボアーズ対キヤノンイーグルス戦が行われました。
試合前メンバー紹介は、第1試合に引き続き、格闘家の角田信朗氏がダイナミックに読み上げ場内のファンを沸かせました。
キヤノンのKOで試合開始、キヤノンは4分、12番三友がPGを決め、3-0と先行した。21分三菱重工相模原は10番ウイルソンがPGを決め3-3の同点。32分、スクラムで三菱重工相模原の反則で得たPGをキヤノンが決め6-3とした。35分、キヤノン10番ゼイリンガが相手パスミスを拾って70m独走、 三友のゴールも決まって13-3。前半終了間際の43分に、キヤノンは12番三友がPGを決めて16-3とした。

ハーフタイムには、会場の陸上競技場のトラックを使って神奈川県内のラグビースクール対抗の600mリレーが行われ、3,000人を超す観客から大きな声援が送られていました。
後半、小雨も降り出し双方ハンドリングミスが多くなったが、15分にキヤノン三友がPGを決めて19-3と三菱重工相模原を突き放す。

ミスも増えてきた三菱重工相模原が26分に自陣で反則。またもやキヤノン三友がPGを決めて21-3と引き離す。しかし、三菱重工相模原も試合終了間際に自陣から左に展開して最後はフォローした14番ローランドが左隅にトライ!
三菱重工相模原ダイナボアーズの応援団も盛り上ったが、時すでに遅し。ここでノーサイドとなった。お互いにディフェンスの良いチーム同士の戦いだったが、反則がスコアに結びついた試合となった。マン・オブ・ザ・マッチは、19得点を上げた、キヤノンイーグルスの三友選手が受賞しました。

三菱重工相模原ダイナボアーズ

三菱重工相模原ダイナボアーズのクーパー ヘッドコーチ(左)、土佐キャプテン

三菱重工相模原ダイナボアーズのクーパー ヘッドコーチ(左)、土佐キャプテン

グレッグ・クーパー ヘッドコーチ

「今日は、地元での試合ですしまず勝ちたかったのが本音でしたが、ハンドリングミスもあり勝ちきれなかった。トライ数は同じだが、PGで差を広げられた。前半の2つのトライチャンスをミスで逃したのが残念だったが、チームとしては、今後のチームの修正点を分析して対応しながら、来年のリーグ戦に臨みたいと思う」

──今日は初めての地元での開催で勝ちたかったと思いますが?

「今日は難しいコンディションだったが、選手達は良い試合をしてくれた。前半のミスもあり、相手のディフェンスのプレッシャーもあり、得点の機会を与えてしまったがチームとして良いパフォーマンスもみられ、初勝利はできなかったが、今までの試合経験を生かしてチーム力を上げ、本戦に向かって準備したい」

土佐誠主将

「今日は、蒸し暑い中、大勢のファンの皆様にお越しいただき感謝しています。地元で応援を受けて、正直勝ちたい気持ちの強い試合でした。また、初めてのナイターで初のトップリーグ開催でもあり、良い結果をお見せできなかったことは悔しい。前半はいくつかトライチャンスもあったが、自分たちのミスで得点できず、逆に相手には、こちらのミスをことごとく得点に結びつけられてしまう結果となった。点差が開いてしまったことについては、これから上位チームにも勝ちきる為の1つの課題でもあるので、それの対応も含め、更にチーム力をつけて1月からの公式戦に向けて良い結果を残せるように準備したいと思います」

──今日は初めての地元での開催で勝ちたかったと思いますが?

「今日は雨も降る中、大勢のファンが応援に来てくれたことに感謝します。皆様には、カップ戦での勝利という結果を見せられず残念でしたが、1月の公式戦に向かってこの悔しさを含め、地元で良い結果を出せるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います」

キヤノンイーグルス

キヤノンイーグルスのクッツェー ヘッドコーチ(左)、三友キャプテン

キヤノンイーグルスのクッツェー ヘッドコーチ(左)、三友キャプテン

アリスター・クッツェー ヘッドコーチ

「今日は蒸し暑く雨も降ったので、ハンドリングにも影響するタフな試合だったが、最終戦で勝ちきることができてうれしいです。スリッピーな状況でエンターテインメント性の高いパフォーマンスをお見せできなかったが、得点を積み重ねて良い経験ができたと思います。先週、クボタに負けてしまったのは悔しいのですが、チームはディフェンスやスクラムが素晴らしく、良いパフォーマンスだったと思います。今日の試合は満足しています」

──試合中に近隣の花火大会の花火が上がったが?

「ちょうど初トライを挙げた後だったので、祝砲に感じた(笑)」

三友良平主将

「今日は、PGで得点を重ねることができて最終戦を勝ちきることができました。ブレイクダウンも相手にプレッシャーを与えることができてミスを誘いPGのチャンスを得ることができたと思います。マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれましたが、チームがチャンスを与えてくれたと思います。チームメイトには感謝しています」

──試合中に近隣の花火大会の花火が上がったが?

「ちょうど正面に上がってきましたが、応援に感じて勇気をもらいました」

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