トップリーグカップ2019 プール戦 第5節レポート(清水建設 10-21 栗田工業)

ジャパンラグビー トップリーグカップ2019 プール戦 第5節
2019年7月20日(土)16:30キックオフ/神奈川・相模原ギオンスタジアム
清水建設ブルーシャークス 10-21 栗田工業ウォーターガッシュ

2019年7月20日(土)梅雨明けも近い相模原ギオンスタジアム。第1試合は、プールA の16:30キックオフで清水建設ブルーシャークス対栗田工業ウォーターガッシュ戦、第2試合は、プールC、ギオンスタジアム初のナイターとして三菱重工相模原ダイナボアーズ対キヤノンイーグルス戦が行われました。両チームのメンバー紹介は、格闘家の角田信朗氏が力強く紹介して場内のファンを沸かせてくれました。
第1試合は16時30分にブルーシャークスのキックオフで試合開始。最初にスコアしたのは、清水建設。前半8分スクラムから右に展開し、左に戻し最後は1番間藤がトライ。10番石田のゴール成功で7-0とした。
前半15分、清水建設10番の高がPG成功。これで10-0。前半24分、栗田工業はゴール前に迫り、ラックから9番大政がサイドを突いてトライ。11番杉森のゴールも決まり10-7。前半は両チーム共に肝心なところでハンドリングミスが多くマイペースに持ち込めない。

後半、先手を取ったのは栗田工業。清水建設のゴール前に攻め込み、最後はモールを押し込んで2番前田がトライ。22番レオンのゴール成功で10-14と逆転。後半14分には清水建設のパスミスしたボールを拾って栗田工業12番の中島がトライ。22番レオンのゴール成功で10-21とした。その後清水建設も相手陣に攻め込むも反側などでチャンスを逃しノーサイドとなった。栗田工業は追い上げる清水建設を振り切った一戦だった。
マン・オブ・ザ・マッチは前半に10番タマティ・エリソンの負傷でスタンドオフに入ったウォーターガッシュの22番レオン・エリソンが受賞しました。

清水建設ブルーシャークス

清水建設ブルーシャークスの飯島監督(左)、安永キャプテン

清水建設ブルーシャークスの飯島監督(左)、安永キャプテン

飯島崇監督

「実力差が少ないチームとの対戦だったが、自分たちのほうから、流れを渡してしまい自滅してしまうような形だったが、選手達は外国人選手の多い中、最後まで集中して力を出し切ってくれたと思う。この経験を生かして、来年のトップチャレンジにチーム力を上げて挑戦したい」

──試合中にTMOで中断する場面が多く、攻め込んでいて、せっかくの勢いが止まった印象がありましたが?

「それは、しょうがないかなと持っていますが、若いレフリーだったので今後に期待したいです」

安永賢人主将

「今日の試合、これまでの4試合も全敗していたが、会社のサポートやファンの皆様が地方まで応援に来てくれましたので、今日の試合は自分たちの自信を付けるためにも良い結果を出したかった。前半は気持ちも入った良いプレーができたかと思いましたが、後半に判断ミスやフィジカル面でペースを奪われ差が開いてしまった。トップチャレンジでまた対戦するので、今回の経験を生かして勝ちに行きたいと思います」

──応援して来てくれたラグビースクールやファンにメッセージを。

「田園ラグビースクールに指導の手伝いをしていますが、自分たちが目標の選手になるような存在になるようなプレーヤーやチームになりたいと思います」

栗田工業ウォーターガッシュ

栗田工業ウォーターガッシュの山田監督(左)、中島キャプテン

栗田工業ウォーターガッシュの山田監督(左)、中島キャプテン

山田紘也監督

「今日は同一リーグのチームとしての対戦で負けられない試合だったが、自分たちのやりたいところにしっかフォーカスしてプレーすることができた。しかし、特に後半に攻め込んでからのミスが多く点差が開かず少しハラハラしましたが、最後はしっかりとこちらのペースに持ち込みリードすることができたと思います。これからこの経験を生かしてしっかりと準備してトップチャレンジリーグを見据えてやって行きたいと思います」

中島拓也主将

「同一リーグでしたが、しっかりと勝ちきることができてほっとしています。前半は。流れを持ってこられず攻め込まれましたが、後半は徐々に修正できてこちらのペースに持ち込み抑えることができました。来年の春に向けてしっかりと対応できるようにしたいです」

──来年への抱負は?

「多くのファンの皆さんにグラウンドまで応援に来てくれて感謝しています。カップ戦は1勝しかできませんでしたが、チームの結束を高め、トップチャレンジで良い結果を出してトップリーグを目指すチームとして力を上げたいと思います」

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