1月12日開幕!「ジャパンラグビー トップリーグ2020」レポート

一堂に会したトップリーグ16チームのキャプテン photo by Kenji Demura

一堂に会したトップリーグ16チームのキャプテン
photo by Kenji Demura

<ジャパンラグビー トップリーグ2020 プレスカンファレンス>レポート
クリスマスに16チームのキャプテンが集結!
新年12日に迫る開幕戦に向け、早くも火花が

text by Kenji Demura

25日、東京都内でジャパンラグビー トップリーグ2020 プレスカンファレンスが行われた。

1月12日に開幕予定のジャパンラグビー トップリーグ2020に参加する16チームの主将を一堂に集めるかたちで行われた、プレシーズン恒例の同イベントは、主催者を代表して太田治チェアマンの挨拶および新シーズン概要の説明で幕を開けた。

「日本代表のみならず、ワールドカップで活躍した選手たちが数多く集まる白熱したリーグ戦になる。レガシーをしっかり継承して、さらなる進化を目指しいきたい」
そう力強く宣言した太田チェアマンからは、以下のような概要が語られた。

1月20日に開幕する新シーズンの概要を説明する太田チェアマン photo by Kenji Demura

1月20日に開幕する新シーズンの概要を説明する太田チェアマン
photo by Kenji Demura

●16チームによる1回戦総あたりのリーグ戦が1月12日の開幕節から5月9日の第15節まで行われ、リーグ戦の成績によって順位を決める。

●全120試合、20都道府県、30会場での開催となる。

●史上最多の60万人の観客動員を目指す。

●現時点での発券枚数は約33万枚。一般販売分に関しては昨季に比べて94%増加。第11節以降の発売はこれからなので、さらなる増加が見込まれる。

●公式チケット販売サイト「チケットラグビー」では、今季分チケット発売開始以来、約2万人が新規登録を済ませた。総会員登録数は約14万5,000人。

●1月12日の開幕節は全会場でオリジナルフェイスシール(当該会場で試合をするチームのロゴやマスコットがデザインされている)が来場者にプレゼントされる

●東京・秩父宮ラグビー場、大阪・東大阪市花園ラグビー場では、主に“にわかファン”をターゲットとするオリジナル・フォトスポットを設置予定。

●全国の小中学生にラグビーボールをプレゼントする「お年玉ラグビーボールプレゼント企画」を実施。

昨季に続いてトップリーグのアンバサダーに就任した女優の山崎紘菜さん photo by Kenji Demura

昨季に続いてトップリーグのアンバサダーに就任した女優の山崎紘菜さん
photo by Kenji Demura

太田チェアマンによる概要説明の後は、J Sportsラグビー中継の実況等でもお馴染みの矢野武アナウンサーが進行を担当。昨季に続いてトップリーグ アンバサダーを務める女優の山崎紘菜さんと共に、時には16チームのキャプテンなどに鋭い質問をするなどして、盛り上がった。

「昨シーズンとは日程なども大きく異なっているので、いろんな方に情報が行き届くように、お手伝いしていけたらいいなと思っています」(山崎アンバサダー)

以下、一同に会したキャプテンたちのコメントを、開幕戦カードごとに紹介する。

<神戸製鋼コベルコスティーラーズ対キヤノンイーグルス>

神戸製鋼・前川鐘平(共同)主将「自分たちがどういうチームなのかというところにフォーカスして、しっかりラグビーをやっていく」

キヤノン・嶋田直人(共同)主将「田村(優=SO)選手、田中(史朗=SH)選手は本当にいい経験を持っている。それをチームに落とし込んでくれている」

キヤノン・庭井祐輔(共同)主将「例年以上に練習量が増えて、鍛えられたチームになった」

<パナソニック ワイルドナイツ対クボタスピアーズ>

パナソニック・坂手淳史主将「今年は勝ちたい、優勝したい。そこに基準を置いて、すべての行動をしていく。(開幕戦は)楽しみです」

クボタ・立川理道主将「開幕戦、勝ちます。『楽しみです』と言っているチームには負けない。(パナソニックとの開幕戦は)3シーズン連続。3度目の正直で勝つ」

<日野レッドドルフィンズ対NTTコミュニケーションズシャイニングアークス>

日野・村田毅(共同)主将「僕たちのチームにはワールドカップ選手はいないが、その分、チームとしてどうあるべきかを考えてきた。目標はトップ8」

日野・オーガスティン・プル(共同)主将「注目選手は全員です」

NTTコム・金正奎主将「すごい選手がたくさん入ってきた。マルコム・ マークス(南アフリカ代表HO)選手、クリスチャン・リアリーファノ(豪州代表SO)選手などは、ワールドカップでの経験を惜しみなく共有してくれている。いい影響しかない」

<東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス>

東芝・小川高廣(共同)主将「(トッド・ ブラッカダー新ヘッドコーチは)厳しいですけど、いままでに比べたら、そうでもない(笑)」

東芝・徳永祥尭(共同)主将「自分たちの背中の星の数(優勝回数)を増やすのが目標。サントリーをボコりたくてしかたない」

サントリー流大(共同)主将「新しい選手が加わり、監督も変わって、新しいサントリーをお見せできると思う」

<ヤマハ発動機ジュビロ対トヨタ自動車ヴェルブリッツ>

ヤマハ発動機・大戸裕矢主将「ここ数年、2位や3位という成績が続いている。今シーズンは自分たちのスタイルを貫いて、限界を超える。ヤマハスタジアムでの開幕戦。プライドがあり。負けられない」

トヨタ自動車・姫野和樹主将「勝ちます。キアラン(リード=ニュージーランド代表NO8)もウィリー(ルルー=南アフリカFB)も来た。自分たちの特徴であるフィジカルの強さに、ニュージーランドスタイルのパススキルを加える」

<リコーブラックラムズ対Honda HEAT>

リコー・濱野大輔(共同)主将「厳しい戦いになるのはわかっているが、自分たちのラグビー貫いて、絶対に勝つ」

Honda・小林亮太主将「自分たちのスタンダードを上げる。(特に注目してもらいたいのは)フロントロー。若返ったが、自分たちで考えながらがんばっている」

<NTTドコモレッドハリケーンズ対三菱重工相模原ダイナボアーズ>

NTTドコモ・茂野洸気主将「(開幕戦は)お互いトップリーグに再昇格した同士の対戦で絶対に落とせない試合。レッドハリケーズンズなのでトップリーグの台風の目になる」

三菱重工相模原・土佐誠主将「(チームとしては)12季ぶりのトップリーグの舞台だが、どのチームを食って勝つのか注目してほしい。(注目選手は)日本代表最有力候補と言われるマイケル・リトル」

<宗像サニックスブルース対NECグリーンロケッツ>

宗像サニックス・福坪龍一郎主将「ひとり、ひとりの能力を高めることにフォーカスしてきて、チーム力上がっている。ランニングラグビーを復活させる」

NEC・亀井亮依主将「春からハードなトレーニング積み重ねてきた。持ち味の攻撃的ディフェンスを前面に押し出していく」

今季の目標を書いた色紙を掲げる16チームのキャプテンたち photo by Kenji Demura

今季の目標を書いた色紙を掲げる16チームのキャプテンたち
photo by Kenji Demura

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