トップリーグ2020 第1節レポート(パナソニック 34-11 クボタ)

ジャパンラグビー トップリーグ 2020 第1節
2020年1月12日(日)13:00キックオフ/埼玉・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
パナソニック ワイルドナイツ 34-11 クボタスピアーズ

クボタスピアーズ

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「前半からの差が大きく、追いつくことが難しかった。ハーフタイムの時に修正するところを指摘し、後半は修正でき、チャンスも生まれたので良いラグビーができたと思う。エキサイティングな部分もたくさんあったので、次回のホンダ戦を楽しみにしている」

──フィジカルエリアのゲームについては満足したのか、物足りなかったのか

「フィジカルについては、まったく問題なかった。良かったと思う」

立川理道キャプテン

「本当に素晴らしいスタジアムで、たくさんのファンの方が来てくれ、その中で開幕戦を戦えたことを嬉しく思っている。クボタとしては、そこで結果を出したかったが、修正する部分も把握することができた。来週のホンダ戦に向けてチームも動きだしているので、しっかりリカバリーして準備したい」

──後半のスクラムについて。

「局面(後半20分)で言えばスクラムは勝っていたと思う。イエローカードも出て、ペナルティもとれたので、もう少し早い段階でスコアできていればと思う。結果的にはスコアできて良かった、そこで時間がかかったのは反省している。後半も敵陣にいたのだが、スコアできなかったことは修正しなくてはならないと思う。自分たちのエリアに入ったら、しっかりスコアしなくてはならないのだが、そこで差が出たと思う」

──観客がたくさん入った中で開幕戦をできたことについて。

「すごく嬉しく思う。国際試合のような盛り上がりを感じることができたので幸せだった。グラウンドが少し硬かった(笑)」

パナソニック ワイルドナイツ

パナソニック ワイルドナイツのディーンズ監督(右)、坂手キャプテン

パナソニック ワイルドナイツのディーンズ監督(右)、坂手キャプテン

ロビー・ディーンズ監督

「今日の試合が、史上最高のトップリーグになることを証明する試合になったのではないかと思う。全チームとも強い選手がいて、様々な国の代表選手がたくさんおり、毎週、タフなチャレンジを強いられることになる。その中で、初戦に強敵のクボタに勝つことができて嬉しく思う」

──ワールドカップに出場した日本と海外の選手をチームにアジャストすることについて。

「マネジメントの視点から見ると、ワールドカップでのタフな戦いが終わった後、我々のチームにすぐに順応してくれ、感銘を受け感謝している」

──今シーズから竹山選手をキッカーとして起用しているが?

「最初に蹴った50m近くからのキックが自信を与え、これが竹山選手のパフォーマンスが良くなった土台になったと思う。チーム内に多くのキッカーはいるが、竹山選手にキッカーを任せたのは、キックの練習を日々、楽しんでおり自信があって最も経験値のあるキッカーであると認識しており、彼の成長に期待している」

──福岡選手が2試合を終わった時点でチームを離れると言われているが?

「今後のことは彼自身に任せているが、今日の彼はシーズン全体で発揮できるパフォーマンスを、今日すべて発揮してくれた。彼がどこまでパナソニックでプレーするかは未知数のところがある。彼はワールド・セブンズ、オリンピックという重要な役割があり、彼自身がマネジメントすることであり、彼が素晴らしいパフォーマンスを発揮することは、日本ラグビーにとって素晴らしいことである」

坂手淳史キャプテン

「大観衆の中でトップ開幕戦を熊谷でできたことを嬉しく思う。ゲームの内容については、良いところもあり、悪いところもあり、ここから修正する点もたくさんあるので、これからレビューして次戦に向けてやっていきたいと思う。大歓声の中で、試合をできたことは我々にとって大きな一歩だと思う」

──キャプテンとしてチームをまとめる難しさは

「難しくはなかった。12月1日、宮崎合宿で全メンバーが集まったが、初めて集まったメンバーなのかと思うほどコミュニケーションがとれていたし、全員がチームにフォーカスしていると感じた。日本代表6人の選手のトップリーグに賭ける気持ちも強いし、昨年6位でシーズンを終え、すごく不甲斐ない思いをしたことも大きいと思う。トップリーグで優勝し、もう一度、頂点を奪回するという良いモチベーションをもっているのではないかと思う。また、新加入の外国人選手であるサム・ホワイトロック、デービッド・ポーコック、ダミアン・デアリエンディの3選手ともにチームマンなので、最初から心配はしていなかったが、思った以上にチームに対して良い影響を与えてくれている」

──福岡選手のコンディションはどうでしょうか。

「彼のコンディションは良いですし、良いプレーをしていた。我々としては心強いプレーヤーである。彼がセブンズへ行くということついては、背中を押してあげたい。チームには良い選手がたくさんいるので、強いパナソニック、他にも良いウイングがいることを見せたいと思っている。今後、どのような選択をしたとしてもパナソニックの仲間であり、応援したいと思っている」

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