ジャパンラグビー トップリーグ2020 違法薬物検査実施等のご報告

先般ご報告のとおり、同年度内に複数のチームから薬物事犯による逮捕者が出たことを受け、ジャパンラグビー トップリーグでは、コンプライアンス教育を徹底するため、ジャパンラグビー トップリーグ2020 第9節、第7節(代替)、第10節を休止としました。当休止期間に全チームのインテグリティの追求、コンプライアンス教育の徹底を行うことと並行して、今般ジャパンラグビー トップリーグとして、全選手を対象とした違法薬物検査を実施しましたので、以下ご報告申し上げます。

ジャパンラグビー トップリーグ2020 違法薬物検査実施等のご報告

■違法薬物検査の実施結果

ジャパンラグビー トップリーグは、トップリーグ所属の全選手を対象として、3月26日(木)に、違法薬物検査(唾液検査)を実施。検査の結果は以下のとおり。

検査対象者数 受検者数 未受検者数(※1) 受検率 検査結果 陰性率
884名
692名
192名
78%
陰性:692名
100%

※1 未受検者は、帰国した外国籍選手、体調不良等やむを得ない事情により受検ができなかった選手となる。

検査に当たっては、選手に対して検査の実施予定を伝えず、抜き打ちで検査を実施するとともに、弁護士を立会人として同席させ、検査の中立性及び客観性を担保して実施した。
当日の欠席者(帰国および体調不良等やむを得ない事情により受検ができなかった選手)に対しては、公式戦開始時までに、改めてジャパンラグビー トップリーグとして抜き打ち検査を実施する。

■コンプライアンス教育における今回の取り組み

トップリーグ16チームに対しては、上記検査への協力を求めたほか、以下3項目の取り組みを行った上で、実施完了を証明するための書面(チーム代表者署名入)をリーグに提出することを求めた。4月1日(水)に16チームからの書面提出が完了。ただし、帰国および体調不良等やむを得ない事情により受検ができなかった選手に対しては、引き続き以下項目を実施するよう各チームに求める。

①コンプライアンス遵守の再徹底/注意喚起ミーティングの実施
②チーム内での個別ヒアリング
③インテグリティ追求施策(※2)
  ※2 内容はチームごとに異る。

■太田 治 チェアマン コメント

この度、トップリーグ選手から重大な法令違反者が出た事を重く受け止め、リーグ全体の健全化を目的に開催休止を決断し、コンプライアンス教育の徹底を図ってまいりました。休止期間中は、ファンの皆様、関係者の方々にはご心配とご迷惑をお掛けしました事を、改めてお詫び申し上げます。
また、インテグリティの追求、コンプライアンス教育の徹底に関して、トップリーグ全チーム並びに全選手の理解と協力のもと、各施策が実施できましたことを皆様にご報告いたします。
今回、チーム毎にミーティングや面談、独自施策を実施し、更にはリーグ主動にて第三者を立会人とした一斉薬物検査を実施しました。検査の結果は陰性率100%であり、潔白を証明する事が出来たと考えております。但し、新型コロナウイルス感染拡大防止策の観点から、帰国を余儀なくされた選手や体調不良による未対応者・未受検者については公式戦開始時までに対応、受検の上、コンプライアンス教育を完了としたいと思います。
今後もリーグとチームが連携し、座学・抜き打ち検査を含めたコンプライアンス教育を継続し、日本最高峰の名に相応しいリーグを目指し、ファンの皆様と強固な信頼関係を構築していきたいと考えております。

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