トップリーグ2021 第3節レポート(三菱重工相模原 7-58 東芝)

ジャパンラグビー トップリーグ 2021 第3節 レッドカンファレンス
2021年3月6日(土)14:00キックオフ/岩手・釜石鵜住居復興スタジアム
三菱重工相模原ダイナボアーズ 7-58 東芝ブレイブルーパス

三菱重工相模原ダイナボアーズ

三菱重工相模原ダイナボアーズの左から、小林選手、クーパー ヘッドコーチ、優デーリックデニイ共同キャプテン

三菱重工相模原ダイナボアーズの左から、小林選手、クーパー ヘッドコーチ、優デーリックデニイ共同キャプテン

グレッグ・クーパー ヘッドコーチ

「まずはデニイ選手、100キャップおめでとうございます。(試合には負けてしまい)望んではいない結果になってしまったが、100キャップという結果におめでとうと言いたい。
ゲームは残念な結果になってしまったが、アグレッシブな東芝のディフェンスに対して、わがチームの精度が高くなかった。しかし、今日の試合はすでに過去の試合として、次はホームゲームのNTTコム戦、ここではしっかり修正して臨んでいきたい」

──釜石鵜住居復興スタジアムで試合をすることの意義は。

「(東日本大震災から10年・被災地にあるスタジアムでの)こういう場面で試合をさせてもらえるということをとても光栄に思います。カマイシの地でプレーできることに感謝していますし、これからも機会があれば、この地でチームはプレーしたいと思います。よろしくお願いいします」

トーマス優デーリックデニイ 共同キャプテン

「今日の試合は我々が準備したことがうまくできなかった。早くセットして、危機感を持ってプレイすることで、もっともっと自分たちのリズムが生まれるのではないかと。今日の結果は残念だったが、これからしっかり修正して次戦以降に臨みたい」

──釜石市で試合をしてみて。

「この地でプレーできることはとても光栄です。大学の同期、友達も釜石でプレーしたり、監督も釜石で試合したことがあったりと、カマイシにはいろいろな縁があり、特別な気持ちです」

小林訓也選手

「東日本大震災から10年のこの節目に釜石で試合できたことを光栄に思います。試合のほうは、ブレイクダウンでは(東芝相手に)五分五分だったと思いますが、フォワードがスクラム・モールなどの接点で東芝のプレッシャーを受けてしまったり、なかなか自分たちがやりたかったことをさせてもらえなかった。しっかり修正して練習して次戦に臨みたい」

東芝ブレーブルーパス

東芝ブレイブルーパスの左から、リーチ ゲームキャプテン、高橋選手、ブラックアダー ヘッドコーチ

東芝ブレイブルーパスの左から、リーチ ゲームキャプテン、高橋選手、ブラックアダー ヘッドコーチ

トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ

「まずは、チームが(試合に向けて)素晴らしい準備ができたことに(選手・スタッフに)感謝します。今日のゲームの素晴らしいパフォーマンスによって証明できたと思います。今日やろうとしたことが試合でうまく展開できたことをうれしく思います。ディフェンス面でも今日は素晴らしかったし、セットピースやプラットフォームの部分もすごくいいパフォーマンスができた。少しだけ改善しなくてはならないのは規律の面。一番うれしかった部分は、(東芝のいいプレーを)80分間、プレーし続けられたことです。すごいいい試合だったと感じています。あとは、釜石で試合できたことをすごく光栄に感じています。とくに、(東日本大震災から)10年たったこの地で試合に臨めたことを光栄に感じています。この地域の皆さんにとって(ラグビーとの関わりが)特別だということは分かっているつもりです。この10年のこのときに、この地に来られたということを喜んでおります。皆さんのサポートに感謝したいと思います」
「今日プレーしたとなりに座っている高橋選手だけではなく、チームの成長を感じます。選手の育成をしながら、選手の成長を感じている。選手に自信がついてきている。私は、スコッド全員を信頼している。
今日の試合では、数多くの新しい選手を起用したが、計画していたというよりも、ベストなメンバーを選んだ結果がこうなった。今日出場したメンバーがこの機会をものにして、いいパフォーマンスをしてくれたということがすごく良かった。競争という面でもチームにいい結果を与えています」

リーチマイケル ゲームキャプテン

「震災から10年、このカマイシで試合ができることを心よりうれしく思います。またファンの皆さんの前でまたプレーできたことがうれしいです。試合についていえば、いい準備ができていい試合ができました。反省があるとすれば『ディシプリン(規律)』。次戦までの1週間、ここにフォーカスして準備していきたいと思います。
そして、トーマス優デーリックデニイ選手の100キャップおめでとうございます。彼とはフィジーで同じチームに入っていて、長く日本でプレーしていて、応援しています。
今日は東芝の選手5人が初トップリーガーとしてプレーしました。とてもうれしいです。次のサントリー戦、タフな試合、パフォーマンス、いいゲームをお見せしたい」

──2018年のパシフィックネーションズカップ以来の釜石での試合ですね。

「震災から10年でもありますが、釜石はラグビーの歴史もある街。年間を通してラグビーの試合ができる街、また、日本代表がここで試合できるように、そういう思いでプレーしていきたい。その時は選手として釜石に来られたらいいと思う」

高橋 昴平選手

「今日の釜石での試合、震災から10年という意義のある年に試合ができたということ誇りに思います。個人的にもチーム的にも三菱戦に向けていい準備ができていた。次のステップに向けてという意味でもいい試合ができた。
試合の中では、シンプルなプランを立ててアタックしていこうという当初のことが試合でできていた。規律の部分でミスが出てペナルティーが多くなって、若干危険的なところがあったが、ディフェンス部分ではしっかりあがれていた。次のサントリー戦に向けて1週間、チームとしても個人としても、しっかりと準備して戦いに臨みたい」

──独走トライについて。

「走り切る自信はあった。相手のミスボールについても自然に反応できて、前のスペースがあいていて、外からのサポートもできていたので、自分がしっかり走るだけだった」

ブラックアダー ヘッドコーチ

「(高橋選手のコメントを受けて)コーチボックスからそのプレーを見ていたんですが、高橋選手の小さな足ですごい回転数で走っていたが、周りの選手を3回くらいチラチラ見ていた。フィニッシュできるかな? と思ったんだけど、ナイストライを決めました」(と、笑顔でねぎらい)

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