トップリーグ2021 第5節レポート(クボタ 32-17 三菱重工相模原)

ジャパンラグビー トップリーグ 2021 第5節 レッドカンファレンス
2021年3月28日(日)12:00キックオフ/東京・江戸川区陸上競技場
クボタスピアーズ 32-17 三菱重工相模原ダイナボアーズ

三菱重工ダイナボアーズ

三菱重工相模原ダイナボアーズの左から、クーパー ヘッドコーチ、カーティス バイスキャプテン、ゲームキャプテンのリトル選手

三菱重工相模原ダイナボアーズの左から、クーパー ヘッドコーチ、カーティス バイスキャプテン、ゲームキャプテンのリトル選手

グレッグ・クーパー ヘッドコーチ

「結果的には残念です。クボタさんは攻撃力が高いチームだと思ってこの試合に臨みましたが、やはり、前半に10個のペナルティをもらうと、チームとして苦しくなります。しかし、後半、選手は皆、良いパフォーマンスを出したと思うので、やはり、前半のペナルティに注意したいところでした」

ヘイデン・ベッドウェル・カーティス ゲームキャプテン NO8

「やはり、前半に10個ものペナルティをしてしまうと、結構苦しい状態でプレーせねばならなくなります。後半は、そこの解決策を探して、ボールキープを生かして徐々にゲームに帰って来られたのですが、やはりクボタさんは強いチームなので、それでは足りなかった部分があって、こういう結果となりました。向上心をもって来週、次の試合に臨みたいと思います」

マイケル・リトル選手 CTB

「皆と同じ意見で、前半のペナルティのところは良くなかったと思います。次の試合は良いスタートが切れるように、そこを意識して次の試合に臨みたいと思います」

──良いトライアシストがあったが、コンディションは?

「ちょっと身体が筋肉痛になっている状態ですが、トライのところは考えていた部分が奈良選手に球をつなげるという意識でした。身体を張って最後まで全力を出すことを考えてプレーしていました」

クボタスピアーズ

クボタスピアーズの右から、ルディケ ヘッドコーチ、ラブスカフニ ゲームキャプテン

クボタスピアーズの右から、ルディケ ヘッドコーチ、ラブスカフニ ゲームキャプテン

フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「こんにちは(と、日本語で。以下英語で)結果としては、非常にハッピーですが、勝つためにはハードワークが必要でした。前半は、コンディションが悪い中、ボールをキープできていましたし、3トライを取れたことは大変良かったと思います。後半は、三菱さんの勢いに押され、特に後半20分間は自分たちがやるべきことができませんでした。結果としては良かったですし、我々にとって大事なことは勝つことで、ここで自信を付けて次の試合に結びつけていきたい」

──岸岡選手のフルバック起用と、その評価は?

「最近、15番で良い動きをしてくれていますし、彼は若手で才能がある選手です。実際はウィングの山崎選手の脚がつっていたためにポジションが変わっただけで、メディカルの部分で変更しただけです」

──この5試合の総括は?

「この5週間はすごくハッピーですし、週ごとに成長していますし、我々のチームが各週でうまくプレッシャーに対応してくれて、我々は自分たちのやるべきレースをやっていくだけです。今日も自分たちがやりたい勝ち方ができていると思います。確かに、コンディションは悪くて難しいこともありましたが、いろいろと選手に学んでもらいましたし、来週はさらにサントリーさんと良い試合ができるよう臨みたいと思います」

──来週のサントリー戦のポイントは?

「大事なこととしては、今日が日曜で来週の試合は土曜日というショートウィークです。普段より短い期間でどうやってスマートにリカバリーをしていくのかという形になります。サントリーさんとトヨタさんの昨日の試合もそうですし、我々はしっかりプロセスも追求していって、どれだけ効果的にチームをゲームできるようにするかを考えてやっていきたいと思います。来週もプレッシャーに対してどうやって戦っていくのか、どうやってチャレンジしていくのかが大事になりますし、両チームとも全勝での対決となるので、そこも楽しみにしています」

ピーター・ラピース・ラブスカフニ ゲームキャプテン FL

「こんにちは(と、日本語で。以下英語で)まず、今日もフィールドに立てて、プレーできたことはハッピーでした。我々が上手くいったところ、誇れるところもたくさんありました。ただ、課題というか、自分たちが成長する上で必要なところもあったので、ヘッドコーチも言っていたように、引き続き、学んでいきたいと思います」

──来週のサントリー戦のポイントは?

「実際のところは、まだ、サントリーさんがどうだとかはできていなくて。まずは、今週、自分たちは三菱さんとの試合だったので。プレビューで勉強はしていますが、選手としては、まずは今日の試合結果を楽しんで、月曜日からレビューして、そのプランを立てていきたいと思います」

──今シーズンのセットプレーの手応えは?

「セットピースのところは、おおむねOKというところです。開幕戦から徐々に上げてきて、今日も、コンディション面のところはありましたが、自分たちのボールだったり、スクラムだったり、プレッシャーの中でも上手くいったので、引き続き、セットピースを自信にして続けていきたいです」

──クボタというチームに温かみを感じる瞬間は?

「今シーズンは選手同士のつながりみたいなところも、特に強くなっていて、関係性も濃くなっていますし、正直、フィールド上でも見えると思いますが、お互いがお互いのためにプレーして、一緒に楽しんで、助け合っています。オフ・フィールドもありますが、特にオン・フィールドのところがすごくできているので、選手に感謝していますし、つながりのところを今後も鼓舞していきたいと思います」

岸岡智樹選手(左)、井上大介選手

岸岡智樹選手(左)、井上大介選手

井上大介選手 HB

「今日は雨を想定していたのですけれども、想定以上に結構降って、お互いにタフな状況でしたが、モールなどのウチの強みを生かしてトライして勝つことができました。ボーナスポイントが取れれば良かったのですが、とりあえず、勝ったということで良かったと思います」

──チームの雰囲気を高めるために?

「挨拶とか、しっかり。例えば、本当に小さなことですが、グータッチをするとか、お疲れとか、それはもちろんなんですが、プラスでチーム内でミニゲームコンペティションをしたり、それは合宿だけでなく、継続的に行われています。特別、仲良くしようぜ、と言ったりはしないですが、皆の雰囲気的に一つを目指して、すべての練習、ミーティングにおいて、一緒にやろうという気持ちがすごく見えるので。皆が同じ方向を向こうとしているので、そういうところがチームにとって良い影響でグラウンドの結果につながっているのかなあと思います」

──開幕から連勝、週ごとの成長、このシーズンならではの良さは?

「自分たちにフォーカスできているというところが、この5連勝につながっていると感じています。相手がとんなプレーをしてくるか、FWのチームなのか、BKのチームなのか、キックしてくるチームなのかというところは本当に1割、2割くらいで、本当に自分たちがクボタのラグビーをできるかというところにフォーカスして戦っているので。勝ったとしても反省は出るのですけれども、どれだけ自分たちのラグビーがてきるのかというのを毎週、毎週、突き詰めてやっていったというのが5連勝につながっているので、チームの雰囲気も本当に仲がいいですし、ほかのチームより壁も少ないですし。先輩、後輩仲良く、その中でも競い合って毎週、毎週良い週にしていってるというのは、僕は9年間いますけれども、今年はひと味違うというか、それがこの5連勝につながっているという良い状態であるのは間違いないと思います」

岸岡智樹選手 SO

「天候が悪い中、多くのお客様が観戦してくださいました。内容に関しては、前半、特にキック中心の中で、具体的にディフェンスからオプションするということができたので。モールのトライが2個あったりとか。最初はペナルティゴールから入ったのですが、しっかり相手を徐々に追い詰めることができました。後半は自分たちのミスから失点というところがあったので、そこはちょっと反省点もあったかと思います」

──風の影響は?

「風はあんまり影響してなかったかなあという印象です。両チームともしっかりキックは蹴れていたので。特に雨ということがあったので、ハイボールが多くなるだろうなとか。そういった状況というのは、あえて自分たちから意識してやっていました」

──チームの雰囲気を高めるために?

「キーワードで言えることは、『セーム・ページ』です。コーチ、選手の中でもベテランだったり、今季来た人でも皆が同じページを見てクボタのラグビーをしようというところがあるので。そういうところで、挨拶とかグータッチだとか、グラウンド外のところでもつながりがすごくありますし、ミニチームでサッカーをやったりとか、やってても面白くできるというところがチーム力かなと思います」

──フルバックに回った感想と、サントリーとの全勝対決について?

「後半、途中からフルバックになったのですけれども、想定していたプランでしたし、練習もしていたので、違和感はなかったのですが、単純にメンバーが替わって、ポジションが変わって、役割が変わったというところをすぐに切り替えられなかったところがあったので、自分としてはまだまだこれから突き詰めていかなければならないと思います。次節、全勝対決で早稲田の同期の二人がいるサントリー戦ですので、彼らもおそらく出てくるので、自分自身もメンバーに入って勝負したいなというのがあります。後はチームの勝利のため、自分自身に与えられた役割というところで、もちろん、同期の二人とも競ってみたいですが、チームが勝つことが最大の目標なので、それに対して自分でやれることをやっていきたいと思います」

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