トップリーグ2021 第7節レポート(キヤノン 71-24 NEC)

ジャパンラグビー トップリーグ 2021 第7節 ホワイトカンファレンス
2021年4月11日(日)14:00キックオフ/埼玉・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
キヤノンイーグルス 71-24 NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツの左から、浅野ヘッドコーチ、中嶋 共同キャプテン、佐藤選手

NECグリーンロケッツの左から、浅野ヘッドコーチ、中嶋 共同キャプテン、佐藤選手

浅野良太ヘッドコーチ

「トップリーグ最終節に熊谷まで足を運んでくださった皆様、ありがとうございます。NECの選手と同じ青いジャージでスタンドに多くの方が駆けつけてくださったことに感謝いたしますし、選手の力になったと思います。この場を借りて御礼申し上げます。
ゲームは、最初の20分で決まってしまう展開になってしまったことは非常に残念でした。ただ、後半、選手が立て直した部分もあり、後半中盤では連続トライもありました。取りきる力はありました。前半もスコアにつながるチャンスは3回ありました。そこを取り切れば、タラレバですが、また違うゲーム展開になったと思います。来週からプレーオフトーナメントが始まります。来週土曜日、花園で勝って次への挑戦権を得られるように準備したいと思います」

──リーグ戦で勝ち星を得られなかったのですが、7試合を通じて自分たちに足りなかったもの、勝ちにつなげられなかった理由を教えてください。

80分を通してゲームでの一貫性は選手が自信を持って良いと感じる部分、スコアにつながっている部分は良いと思います。ただ、60分できても最初の20分が足りないとか、自分たちのポゼッション、テリトリーも含めて維持し、ポジティブをつなげて行けるか、80分間を通してできるかだと思います。次のトーナメントまでに自信の部分を高められるようにしたいと思います」

中嶋大希 共同キャプテン SH

「私たちと同じジャージで応援していただいたファンの方々が多くいたことを幸せに思います。また、会場の設備を整えていただいた関係者の皆様に感謝いたします。試合内容については、前半20分で試合が決まってしまうような展開に持ち込まれてしまったのが、今日の一番の課題ですし、自分たちとしては逆に最初の40分で試合を決める気持ちで試合に臨んだのですが、残念に思います。後半に連続トライはありましたが、あのようなプレーを前半から出せなかったのは課題ですし、次のトーナメントでは負ければ終わりなので、しっかり前半から力を出せれば流れは変わると思いますので、そこを意識して次に臨みたいと思います」

──SNS、YouTubeなどでファンに向けての発信に力を入れていると感じています。「NECプライド」をトーナメントで、どのようにみせるのでしょうか?

「SNSにチームとして力を入れ、多くのファンの方々が応援してくださっていることは身に染み、選手全員が感じていると思います。ホームではない地方のゲームにも足を運んでくださることに感謝し、幸せに思っています。未だに一勝もできない事実もあり、自分たちもファンの皆さんも悔しい中、一勝を目指してリーグを戦ってきたのですが、残念に思っています。『NECプライド』を掲げて今シーズンをやってきましたが、それを貫き通して次のトーナメントで一勝することがファンの皆様への感謝となると思いますし、自分たちの存在意義を示すことになると思います。常に練習中も自分たちだけではなく、ファンの皆様もいると感じていますので、トーナメントでは生まれ変わったチームとして挑めたら良いと思います」

──立ち上がり20分、簡単に中央を割られる場面があったのですが、何が原因で、そこからどう立て直したのでしょうか?

「試合前に意識しようとしたのが、一人ひとりの責任とスキルの実行力でした。簡単にキックオフから攻撃されるシーンもあり、キックオフからボールを回してくることは分かっていながら間を抜かれてトライを奪われました。これが選手のメンタルに重くのしかかり、得点差も開く残念な結果となりました。インゴールでのトークでは、一人ひとりの責任、タックル、ボールキャリアなどハードワークが必要であり、自分が100パーセントの力を出し切れているのかを一人ひとりが確認することが必要であることを話し合いました」

佐藤耀選手 HO

「コロナが蔓延している中、たくさんのお客様に応援していただき、嬉しく思います。前半20分、自分たちが思ったようにプレーできず、相手に流れを掴まれてしまったことが反省点です。率直に言うと、すごく悔しくて、プライドを持って個人の責任を持ってプレーしようと臨んだ試合だったのですが、それが体現できた部分もあり、できなかった部分もあり、切り替えて次のトーナメントに向けて一勝、一勝積み重ねて行ければ良いと思っています」

キヤノンイーグルス

キヤノンイーグルスの右から、沢木監督、田村選手、マフィ選手

キヤノンイーグルスの右から、沢木監督、田村選手、マフィ選手

沢木敬介監督

「先週、ゲームがキャンセルとなり残念でしたが、前半の入り20分、選手たちがしっかり良いパフォーマンスを出してゲームをコントロールできていたと思います。次のトーナメントに向けてチームとして成長できたゲームとなったと思います」

──マフィ選手を獲得した理由を教えてください。

「力があるのは、皆さんが知っている通りですし、彼がチームに来て田村選手をはじめチームメイトが、しっかりサポートしてくれているので、彼も良い状態でゲームに臨めていると思います。ただ、一年ぶりのゲームだったので、これからドンドン良くなっていくと思います」

田村優キャプテン SO

「先週、試合がなくなり、選手はすごく落ち込んでいました。勝ち点10を取りたかたので、できなかった思いを今日の試合にぶつけられたので、良いスタートを切ることができました。課題もあると思いますが、次に良い準備をして自分たちのスタイルのラグビーができれば良いと思います」

──3勝3敗という結果について、どう思われますか?

「4勝3敗のつもりだったのですが。先週、残念なことがあったので。成長はしています。そんなに急に結果が出るとは思っていません。一試合ごとに反省しながら修正をしています。もちろん全勝できれば良いのですが、それよりもチームがしっかりと準備すること、良くない状況でも皆が自分たちを疑うことなく、継続的にしっかり準備できていることは良いと思います。次のトーナメントでは、まだまだ自分たちの力を伸ばせるチャンスがあるので、そこにフォーカスしようと思います」

アマナキ・レレイ・マフィ選手 No.8

「先週、プレーできなかったので残念でしたが、コントロールできなかったと思うので、自分たちがコントロールできることに集中してやっていこうと話をしていました。NECとの試合に向けて集中してきました」

──今シーズン、移籍して初めて試合に出場した感想をお願いします。

「一年ほどプレーできていませんでした。キヤノンのためにプレーするチャンスを頂いて昨年までとは違う環境でプレーすることになりました。ただ、新しいチームメイトの皆さんには近くに寄り添ってサポートしていただいています」

──トーナメントで古巣のNTTコムと対戦しますが、そのあたりの思いを教えてください。

「がんばります」

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