2021.04.21 [WED]
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス、分身ロボット「OriHime」を活用した共同実証実験を開始
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
分身ロボット「OriHime」を活用したICT×スポーツ×地域の共創プロジェクト
「E Cheer Up!」共同実証実験の開始について
この度シャイニングアークスは、日本電信電話株式会社(以下:NTT)、株式会社オリィ研究所(以下:オリィ研究所)と共同で、遠隔操作型の分身ロボット「OriHime(以下オリヒメ)*1」を活用したICT×スポーツ×地域の共創プロジェクトを開始しますので、お知らせ致します。
■取り組み概要
第一弾として、ラグビー選手と地域の人々をオリヒメでつなぎ、新たな応援・観戦体験を実現することで、スポーツチームの活性化および地域活性化について検証を開始しました。
1. 第一弾実証実験の概要
開始時期:2021年3月~4月末
実証実験の内容
(1) オリヒメによる、地域の障がい者施設の子ども達とラグビー選手との新たな交流を実現
- 浦安市の障がい者福祉施設とシャイニングアークスのラグビー選手専用施設へオリヒメを各1台導入。両拠点のオリヒメを、施設に通う子ども、シャイニングアークスのチームスタッフが操作し、練習風景やクラブハウス「アークス浦安パーク」内の見学を行うことで、相互交流を実施 。
※2021年3月17日(水)、25日(木)に実施 - シャイニングアークスの試合会場(秩父宮ラグビー場)にオリヒメ2台配置し、舞台裏見学や選手とのコミュニケーションを実施
※2021年3月26日(金)に実施
(2) オリヒメを通じて、地域のラグビースクールの子ども達に対するニューノーマルな観戦体験の提供
- 試合当日に浦安ラグビースクールの子ども達をアークス浦安パークへ招待。オリヒメを通じた
試合当日のスタジアム観戦ツアー、ラグビー選手への応援を体験。
※2021年4月25日(日)に実施予定
2.実証実験参加者の目的と役割
参加者 | 目的 | 役割 |
---|---|---|
シャイニングアークス | ラグビー選手による地域貢献(浦安市)の実現、ファン交流による選手のモチベーション・パフォーマンス向上を目指す『2つのVの実現(Victory・Value)のための未来プロジェクト』*2の取り組みの強化 | 練習時および試合当日におけるオリヒメの活用、ラグビー選手の参画、チーム活性化の効果検証 |
オリィ研究所 | オリヒメを活用した次世代コミュニケーションの検証(遠隔からのスポーツ応援、地域とスポーツチームとの連携強化、エンターテイメント体験など) | オリヒメの提供とイベント支援、プロジェクト全体管理 |
NTT | ICTを通じた、障がいをはじめとする、制約をもつ人々のスポーツやエンターテインメントなどの文化的側面における社会参画の実現、研究所開発技術の検証 | NTTグループのリソースの活用および研究内容の検証、水平展開可能なプロジェクトの設計、構築 |
3.本実証実験における検証内容
- ICTを用いた地域との交流がスポーツチームのスポーツビジネスにもたらす影響
- 外出困難者のエンターテインメント体験による孤独の解消への影響
- 本取り組みのスポーツチームと自治体での自走可能性
*1 OriHimeについて
OriHimeは株式会社オリィ研究所が開発した遠隔操作型の分身ロボット。
「OriHime」は株式会社オリィ研究所の登録商標です。
*2 シャイニングアークス『2つのVの実現(Victory・Value)のための未来プロジェクト』について
株式会社フューチャーセッションズの支援のもと、2017年から始動。2つのVの実現(Victory・Value)のために、選手自らがラグビー選手としての価値を活かし、主体的に地域課題解決や企業課題解決に取り組むプロジェクトです。