トップリーグ2014_2015特集 TOPプレビュー & TOPレビュー

こちらでは次節の各試合の見どころ、そして試合結果のサマリーと全体のレビューを、トップリーグ観戦をより楽しく、より興味深いものにしていただけるよう、毎週掲載していきます。

セカンドステージ 第3節(12/13-14)

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見どころ

●セカンドステージ第3節プレビュー

13日、東京・秩父宮に昨季4強チームが集結
降格避けたいグループBの熱い戦いにも注目を

 
  セカンドステージに入り、神戸製鋼、パナソニックと連破の東芝。勢いに乗ってサントリーも破り、首位を揺るぎないものにできるか
 

セカンドステージに入り、神戸製鋼、パナソニックと連破の東芝。勢いに乗ってサントリーも破り、首位を揺るぎないものにできるか
photo by Aki Nagao

前節サントリーを破った神戸製鋼は王者パナソニックにチャレンジ。サントリーはアタッキングラグビーを取り戻して東芝の勢いを止められるか

前節サントリーを破った神戸製鋼は王者パナソニックにチャレンジ。サントリーはアタッキングラグビーを取り戻して東芝の勢いを止められるか
photo by RJP

開幕節の再現となるキヤノン - トヨタ自動車戦は4強入りへの挑戦権を賭けたサバイバルマッチとなりそうだ

開幕節の再現となるキヤノン - トヨタ自動車戦は4強入りへの挑戦権を賭けたサバイバルマッチとなりそうだ
photo by Kenji Demura (RJP)

セカンドステージ2連勝と勢いに乗るNTTドコモは近鉄との大阪ダービーも制することができるか

セカンドステージ2連勝と勢いに乗るNTTドコモは近鉄との大阪ダービーも制することができるか
photo by Kenji Demura (RJP)

セカンドステージ第3節は、13、14日に全国各地で計8試合が予定されている。
第2節時点のグループA上位の顔触れは、前節で王者パナソニック ワイルドナイツを破った東芝ブレイブルーパスが勝ち点11で首位に立ち、以下、パナソニック(勝ち点9)、ヤマハ発動機ジュビロ(同8)、神戸製鋼コベルコスティーラーズ(同8)、サントリーサンゴリアス(同7)となっている。

今節も多くの好カードが組まれているが、最も注目を集めるのは昨季の4強チームが集結する13日の東京・秩父宮ラグビー場だろう。
サントリー対東芝(11:40)、パナソニック対神戸製鋼(14:00)。それぞれ今季初の対戦となる。

首位に立つ東芝はセカンドステージに入って、神戸製鋼、パナソニックを連破。今節サントリーを破れば、いきなり昨季の4強を3タテする最高のセカンドステージ序盤戦となる。
ロングキックを誇る南アフリカ代表フランソワ・ステインを12番に固定することで、エリアマネージメントが格段に進歩。
「トップ4との試合ではエリアマネージメントでミスしたら負ける」
そんな信念を持つ冨岡鉄平ヘッドコーチの期待に応えるかたちで、神戸製鋼に続いてSOベリック・バーンズを中心に洗練されたエリアマネージメントを誇るパナソニックをも圧倒し、これまでややFWに固執する傾向があった東芝の戦い方がバランスいいものへと進化していることを印象づけた。

対するサントリーは、前節ではセットプレーで後手に回ったことが響いて、本来のアタッキングラグビーが不発。神戸製鋼に力負けした。
やはり強力セットプレーを誇る東芝にFW陣がどう対抗するのかがポイントになるが、スクラムの要である右PRには畠山健介に代えて、新人の垣永真之介を先発起用。
日本代表として初キャップを獲得した11月のグルジア戦でのスクラムに関して、「いままで体感したことのないレベル。すべての面で負けた」という衝撃的な経験をした新人PRが、サントリーの窮地を救うスクラムワークを見せられるか注目される。

続く第2試合は、開幕戦に続いて東芝に対してコンタクトエリアで後手に回ったパナソニックが神戸製鋼の強力FWによるパワープレーを封じ込めることができるのか。王者にとって正念場と言ってもいい試合となる。
SH田中史朗がセカンドステージ初先発。ジュニア・ジャパン、U20日本代表などでも活躍したLO三上匠は大一番でのトップリーグ初出場となる。

一方、神戸製鋼サイドは左PR平島久照の欠場がスクラムの安定度にどう影響するのか気になるところ。前節、後半途中出場してインターセプトから決定的なトライを奪ったクレイグ・ウィングが今季2度目となる先発メンバー入りし、ジャック・フーリーと共に強力なCTBペアを組む。

好調NTTドコモ対近鉄の“大阪ダービー”も

秩父宮での4強集結以外では、前節キヤノンイーグルスから5トライを奪う快勝ぶりでセカンドステージ初勝利を挙げたヤマハ発動機が地元にNTTコミュニケーションズシャイニングアークスを迎える(13日、静岡ヤマハスタジアム=13:00、磐田)。
ファーストステージでNTTコムに敗れているヤマハ発動機にとってはリベンジ戦。
一方のNTTコムはセカンドステージでの勝ち点がまだなく(ファーストステージからのボーナスポイントを除く)、ヤマハ発動機にも敗れるようだと4強入りに早くも黄色信号が灯ることにもなり、負けられない一戦となる。

14日に岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われるのは、勝ち点自体は6で並んでいるグループA6位のトヨタ自動車ヴェルブリッツと同7位のキヤノンイーグルスの対戦(13:00)。
勝った方が4強入り戦線に残れるサバイバルマッチ。ファーストステージではトヨタ自動車が23-16で競り勝っているが、開幕節の雨の中での試合だったこともあり、余り参考にはならないかもしれない。

一方、グループBでは、リコーブラックラムズ(勝ち点12)、クボタスピアーズ(同12)、NTTドコモレッドハリケーンズ(同11)がセカンドステージに入って2連勝。
逆に、宗像サニックスブルース、豊田自動織機シャトルズ、コカ・コーラレッドスパークス(いずれも勝ち点2)の3チームはまだセカンドステージで勝ち星を挙げていない。
1勝1敗の5位のNECグリーンロケッツ、6位の近鉄ライナーズの勝ち点がそれぞれ9、8となっており、下位チームにとっては、そろそろ勝ち星を挙げないと、降格の可能性がどんどん高まることにもなり、お尻に火がつき始めている状況だ。

今節は宗像サニックスがクボタ(13日、大阪・近鉄花園ラグビー場=12:00)、コカ・コーラがNEC(13日、神奈川・相模原ギオンスタジアム=13:00))、豊田自動織機がリコー(14日、岡山kankoスタジアム=14:00)とそれぞれ対戦。

また、ファーストステージ全敗にもかかわらずセカンドステージでは2連勝と調子を上げるNTTドコモが近鉄と対戦する“大阪ダービー”も注目だ(13日、大阪・近鉄花園=14:05)。

(text by Kenji Demura)

チケット

開催日 Kick Off Host   Visitor 会場 チケット
12/13(土) 11:40 サントリーサンゴリアス 東芝ブレイブルーパス 秩父宮 チケット
12/13(土) 14:00 パナソニック ワイルドナイツ 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 秩父宮 チケット
12/13(土) 12:00 クボタスピアーズ 宗像サニックスブルース 近鉄花園 チケット
12/13(土) 14:05 近鉄ライナーズ NTTドコモレッドハリケーンズ 近鉄花園 チケット
12/13(土) 13:00 ヤマハ発動機ジュビロ NTTコミュニケーションズシャイニングアークス ヤマハ チケット
12/13(土) 13:00 NECグリーンロケッツ コカ・コーラレッドスパークス

ギオンス

チケット
12/14(日) 14:00 リコーブラックラムズ 豊田自動織機シャトルズ カンスタ チケット
12/14(日) 13:00 キヤノンイーグルス トヨタ自動車ヴェルブリッツ 長良川 チケット
■チケット全国発売日
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