2011.12.07 [WED] 協会リリース Twitter Facebook Google+ LINE 5節 マッチサマリー(コカ・コーラウエスト 12-31 神戸製鋼) 愛媛のご当地アイドル「ひめキュンフルーツ缶」によるオープニングイベント 前半から積極的に攻めたコーラ コカ・コーラウエストレッドスパークス 12-31 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 【week5/2011年12月4日(日) at 愛媛・ニンジニアスタジアム】 前日の雨もあがって上天気のニンジニアスタジアム(愛媛県総合運動公園陸上競技場)には2600人を超えるラグビーファンが詰めかけた。 13時にコカ・コーラウエストレッドスパークスのキックオフで始まったこの試合、両チームともに好ディフェンスが続く中、均衡が破られたのは前半12分だった。コカ・コーラのキックから神戸製鋼コベルコスティーラーズがカウンターアタックで敵陣に攻め込み、BKで繋いでWTB濱島悠輔がトライ。ゴールも決まり7-0とリードする。コカ・コーラも反撃すべく敵陣へ攻め込むが得点には繋がらず苦戦を強いられる。これに対して神戸製鋼は、前半30分にCTB山本大介のPG成功でリードを広げ、さらに35分にNo.8マパカイトロパスカ、40分にCTBフレイザー・アンダーソンがトライを重ね、前半を24-0で終えた。 後半もこのまま神戸製鋼の一方的なペースになるかと思われたが、コカ・コーラが反撃開始。後半9分、敵陣22mL付近でのラインアウトからFLジョニー・ファアマトゥアイヌがトライ。さらに24分にもBKラインに展開しSO福田哲也がトライ。24-12と神戸製鋼に迫る。その後もコカ・コーラが神戸製鋼ゴール前に攻め込み、一揆果敢に攻め続けるが、神戸製鋼がこの苦しい局面をしのぎきり、コカ・コーラはトライならず。逆に終了間際には神戸製鋼が自陣10m付近から右に展開し、FB正面健司が個人技で抜き去ってトライ。31対12で神戸製鋼が勝利した。 マン・オブ・ザ・マッチには何度も鋭いランニングを披露した正面が輝いた。 神戸が固いディフェンスで確実に止める コーラNo.8岡田(地元新田高出身)がオフロードパス 向井監督(左)、平原キャプテン ◎コカ・コーラウエストレッドスパークス ○向井昭吾監督 「私の地元の愛媛で勝利したかったのですが、今日は前半から攻めるつもりで攻めた中で、私たちのミスからトライを奪われてしまいました。後半追い上げて、あの形にもっていくのが、今の私たちの形だったのだが、追い上げきれなかった」 ○平原大敬キャプテン 「後半の攻めた形を前半からやれれば、うちの形なんですけど、ミスでトライを取られたのが今日の敗因。しっかり修正して、前半から形に持っていけるようにしたいです」 ──後半、戦術面で修正したところは? ○向井監督 「ボールを持って前に出られる選手を入れて、そこを起点に、短い連続攻撃のうちにトライを取るように修正しました」 ──後半に攻め続けてもトライを取れなかったが、今後の課題やテーマは? ○向井監督 「神戸製鋼さんはディフェンスが固いので、後ろにグラバーで転がすという手もあったと思うが、試合の中の流れ中の判断をよくするには、ゲームをこなすしかないと思う。そういうところのオプションを増やして次のゲームに持っていきたいです」 試合終了間際に神戸FB正面が自陣からアタック。少なくとも3人は抜き去って、勝利を決めるトライを挙げる 苑田ヘッドコーチ(左)、平島キャプテン ◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ ○苑田右二ヘッドコーチ 「(過去の試合は)晴れ・雨・晴れ・雨とずっと続いてきていたので、今日は晴れるだろうと思っていたが、快晴の中、ボールを動かすゲームができてうれしく思います。前半はいいゲームができたが、後半はディフェンスばかりでした。しかし、何とか我慢してボーナスポイントも取ることができて、非常に価値のある勝利だと思います」 ○平島久照キャプテン 「後半はディフェンスの時間が長くて自分たちのペースではなかったが、我慢して、そこから得点につなげていけたのは、チームとしてよかったと思います。後半の修正点をきっちりとやって、今後のゲームにつなげていきたいです」 ──前戦から5-6人メンバーがかわったと思うが、その理由は? また前戦から2週間余りの間をどう過ごしたか? ○苑田ヘッドコーチ 「自分たちのやることを確認しました。練習ゲームでアグレッシブなプレーをしている選手をピックアップして今日の試合に使いました」 ──後半に苦しんだ原因は? ○苑田ヘッドコーチ 「レフリーとのすれ違いというか、理解の違いで反則が多くなってしまいました。レフリーに確認して修正していきたいと思います」