2012.01.09 [MON] 協会リリース Twitter Facebook Google+ LINE トップチャレンジ2 第2節マッチサマリー(クボタ 99-21 JR九州) クボタスピアーズ 99-21 JR九州 【トップチャレンジ2 第2節/2012年1月3日(日) at 東京・秩父宮ラグビー場】 冬の日差しがやわらかい新春3日、前日の大学選手権は国立開催だったので、本年秩父宮の初試合となるトップチャレンジ2 第2節、昨年度トップリーグ13位でトップイーストに自動降格したクボタスピアーズと、トップキュウシュウ2位で駒を進めたJR九州の対戦。 JR九州のキックオフで試合開始。開始早々からクボタスピアーズが積極的に連続攻撃をしかける。前半3分、ラックからのボールを左に展開しCTBセイララ・マプスアがトライを上げ、クボタが5-0と先制。 6分にも、自陣22m付近で相手のキックを受けたWTB柴原がカウンターアタックをしかけ大きくゲイン、最後はFLヒュー・マクメニマンが押えて2トライ目。ゴールも成功し12-0となる。 20分には、CTBカトニ・オツコロがハーフライン付近でラインブレイク後、SH茂木がトライ。ゴール成功で19-0。 その後もクボタは、24分、30分、32分、36分、39分と前半だけでも8トライをあげ、50-0と大きくリードした。 後半に入ってもクボタの猛攻は続き、開始早々1分に相手スクラムを押しこみボールを奪い、ボールの扱いに手間取りながらもSH茂木がディフェンスの間隙をやすやすと抜いて中央付近にトライ。57-0。 後半4分、ようやくJR九州にも反撃のチャンスがおとずれた。相手ゴール前で得たペナルティキックをNo.8千布がモールにし、SO石丸がインゴールに上げたパントをCTB今田が押えトライ。FB船津のゴールも成功し57-7とした。 しかしその後も、9分、13分、17分、23分、25分にクボタがトライを重ね、92-7と点差を更に広げていった。 一方のJR九州は、31分相手ゴール前のラインアウトからフォワードが意地を見せ、LO高岸がトライ。ゴール成功で92-14。 33分にクボタが1トライを加えた後、JR九州は39分にも相手ゴール前で我慢強く攻め続け、FB船津が3つ目のトライを奪った。ゴール成功し、99-21でノーサイドとなった。 昨年までトップリーグに所属していたクボタスピアーズと、全国クラスの大会に出場するのが初めてというJR九州の実力差は大きく、体格・スキル・スピードとあらゆる面でクボタが優った。クボタはトップリーグ復帰を目指すための弾みを付けることができた。 地元九州出身者を中心に強化を始めて4年、限られた環境・条件でのチーム運営を続けているJR九州にとっては、トップリーグクラスとの違いを体感し、苦戦しながらも何とか3つのトライも奪い、来シーズンの更なる成長に向けての新たな決意を覚えた一戦だったのではないだろうか。