トップリーグ 2016-2017 第14節 レポート(NTTコム 15-26 キヤノン)

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

ペニー ヘッドコーチ(右)、金キャプテン

ペニー ヘッドコーチ(右)、金キャプテン

ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「今日はキヤノンさんがいいパーフォーマンスをしました。『おめでとう』と言いたい。後半はいいスタートができ、1点差にまで迫ることができましたが、その後は自分たちがやりたいと考えていたことをしっかりとできませんでした。

──ワイドに展開していたが、タッチライン際のスペースがなくなり、うまくチャンスにつながらなかったことが多かったと思いますが?

「スペースはあったがうまく持ち込めないところがありました。また、オフサイド気味でいきましたが、引き付けることができませんでした。キックがうまく行きませんでした。今日はセットピースで勝てなかったのも敗因の一つだと思います」

──今日の試合には関係ありませんが、Sunwolvesにヴィリー・ブリッツ選手が選ばれたことについて?

「大変いいことだと思います。ブリッツはエネルギッシュで、かつパッションがある選手です。リアキ・モリやエドワード・カークらとルース・ロックでいいコミュニケーションを取ったプレーができると思います」

金正奎キャプテン

「今日は『負けて悔しい』というのが本音です。自分たちがフォーカスしていたことをしっかりできませんでした。セットプレーもうまく運べませんでした。次戦は今シーズンの最終戦でクボタ戦になりますが、この1年間あるいは、ロブ・ペニー監督の下での3年間の集大成とするべく試合に臨みたいと思います」

──キヤノンのセットプレーについての印象は?

「NTTコムのセットプレーもしっかりできていたとは思いますが、キヤノンのほうがセットプレーは良かったと感じます」

キヤノンイーグルス

永友監督(右)、庭井キャプテン

永友監督(右)、庭井キャプテン

永友洋司監督

「あけましておめでとうございます。トップリーグは年度の途中ですが、やはり今年最初のゲームに勝利することができて一言、『うれしい』と思います。今日はFWの頑張りのお蔭です。ブレイクダウンでやられたところもありましたが、ターン・オーバーできたのも選手の意地だと思います」

──次週の最終戦Honda戦はどういうプランで臨みますか?

「(日本選手権の出場権のある)トップ3には行けないことは確定していますが、選手たちに試合に臨むモチベーションをしっかり伝えたいと思います。(今日の結果で7勝7敗となり)勝ち越しもかかる試合になります。また、他力本願ではありますが、(6位であった)昨シーズンの順位より上の順位を狙えるチャンスもまだ残されています。4試合、勝利が続いているこのいい流れがつながるようにしたいと思います。
先ほど、庭井主将へ、ショット(PG)を狙うべきだったとの判断の質問がありましたが、庭井主将の判断に任せています。あの場面は無理にトライを取りにいかない判断で良かったと思います。庭井主将の判断力が成長しているのを感じています。庭井主将は、トップリーグチームでの新キャプテンとして大変な仕事をやってくれています。主将をやっていることが、庭井選手の態度や判断力の成長につながっていると思います」

──Sunwolvesに4人の選手を送り込むことになりましたが、選手のコンディショニングやスケジューリングについてどう考えていますか?

「目的を日本協会やジャパンエスアールと共有することが最も重要だと思います。強く戦うためにもしっかり準備して活躍してほしいと思います。単にキヤノンの1選手としてではなく、国を代表するチームの選手として、周りから見られているという意識を持ってやっていってほしいと思います」

庭井祐輔キャプテン

「今日は協会ほか、関係者の皆様ありがとうございました。監督のコメントそのままです。セットプレーでいいプレッシャーをかけようと試合に臨みましたが、うまくできました。ブレイクダウンでは強いチームにはやられるところもあるので、この点については意識を高めて修正していきたいと思います。あと1試合ですが、いい締めくくりにしたいと思います」

──後半20分過ぎに敵陣に攻め込み、PKを獲得してスクラムからのトライを狙い、もう1回スクラムになり、更にPKを獲得しましたが最後はショットを狙いましたが?

「あの場面では、最初は5mの位置でのスクラムでしたのでトライを狙いに行きました。最後にPKをもらった時はゴールラインまで距離もあったため、スクラムトライを狙わずPG狙いのショットとしました」

RELATED NEWS