ていねいにご案内します「トップリーグのトリセツ」=後半
イラスト:こまつか 苗
ラグビーを観るための情報をていねいにご案内します
ラグビーワールドカップ2019(TM)での日本代表の大躍進を受けて、ラグビー熱が高まっています。そして「ジャパンラグビー トップリーグ」に対する期待も、高まっています。ありがとうございます。
新しくラグビーに興味をもっていただいた皆さんに向けて、トップリーグのことを中心に、ラグビーの楽しみ方についてご説明しているこの企画。今回は、各節(1週間)のサイクルの流れ、公式サイトの使い方などについて。
まずトップページを開くと、これまでは図のようになっていました(パソコンの場合)。
シーズン中は、下の図のように「対戦カードの案内」(青く丸く囲ったところ)が出るようになります。
出場予定メンバーの発表は、キックオフの48時間前までと決まっています。チームから発表があると「対戦カードの案内」にリンクボタン(LINEUP)が現れます。
出場予定メンバーを予想したり、発表されたメンバーから戦術を推測したり──などといった楽しみ方ができると、もう上級者です。
週の始めに「開場時間等のご案内」としてNEWS欄に出ます。
時間はキックオフの1時間前・1時間半前が基本のスケジュールとお考えください。試合の前にイベントや前座試合などが組まれているとその分、開場時間も早まります。
(*入場を待つ列が長くなり過ぎた場合など、お客様の安全面を考慮して開場時間を早めることもあります)
前述の「対戦カードの案内」のチーム名の下に会場の略称があり、そこから競技場マップにリンクされています。
はい。まず、試合が始まると、途中経過が表示されます(いちおうリアルタイムです。場合によって、”おおよそリアルタイム表示”のこともあります‥‥)。
そして試合終了後は、最終スコアとともに、そこから試合詳細のページへのリンクも生成されます。
その後は毎週水曜日に、前節の結果から時節の対戦カードへと、表示が切り替わります。
トップページの「対戦カードの案内」は、前節と次節の情報へスライドします。それ以外の「対戦カードの案内」については、メインメニューの「日程・結果」からご覧ください。
下の図は「日程・結果」にあるトップリーグ2020の開幕節から、一例として「パナソニック ワイルドナイツ vs クボタスピアーズ」の試合を取り出したものです。
その下は、試合後に表示がどう変わるかを示しています。例として去年の8月10日に行われたカップ戦の決勝(神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs クボタスピアーズ)を示しています。
試合後、しばらくすると「試合経過」のボタンが現れます。これをタップ(クリック)すると、試合経過のページにいきます。以下のような内容です。
矢印で示した「T・G・PT・PG・DG」は、得点の内訳です。それぞれ
トライ、コンバージョンゴール、ペナルティゴール、ドロップゴールを意味します。
与えられる点数は、トライ=5点、コンバージョンゴール=2点、ペナルティゴール=3点、ドロップゴール=3点、となります。
左上と右上に青く囲ったところは、リンクです。
左上のレポートは、「日程・結果」からのリンクと同じ、記者会見の内容のレポートです。右上は正式な試合記録です。試合記録のページは以下のようになっています。
ここで注目したいのが、青で囲った「勝点(かちてん)」です。
「各試合の勝ち点は、勝ち4点・引き分け2点・負け0点」で、さらに
(1) 負けても7点差以内ならば、勝ち点1を追加。
(2) 勝敗に関係なく、3トライ差以上獲得したチームに、勝ち点1を追加。
という条件でボーナス点が加算されます。
ボーナス点は順位争いに、そして試合が最後まで白熱することが多くなるという点でも重要なファクターとなります。知っておくと、観戦がより楽しめます。
勝点など、勝敗の決定方法などについて詳しくは「大会概要」をご覧ください。
https://www.top-league.jp/2019/08/30/topleague-2020/
こちらは、前出の図1aの、右上の「シーズンスケジュール/大会概要」のバナーからいつでも行けるようになっています。
なお、チームの順位は常にトップページに表示されるほか(NEWS欄のとなり)、通算のトライ数や勝点など詳しい内訳はメインメニューの「順位」でご覧いただけます。
https://www.top-league.jp/standings/2019/
MVPとは少し違うのですが、各試合後には「マン・オブ・ザ・マッチ」が選ばれ、表彰されます。「試合の中で最も活躍した選手」に与えられる栄誉ある賞です。敗戦チームから選出される可能性もあります。
MOM(マム)という略称で呼ばれることもあります。
■参考:昨シーズンの「マン・オブ・ザ・マッチ」受賞選手一覧
https://www.top-league.jp/2018/10/20/mom2018-2019/
東京2020大会で行われるのは、7人制ラグビーで男子・女子とも日本代表が出場します。
トップリーグは15人制のラグビー。7人制(セブンズ)は、ほぼ同じルール・同じ広さのグラウンドを使って1チーム7人で行うもので、競技特性がやや異なります。
トップリーグとは違う話なのですが、トップリーグの選手が少なからず7人制日本代表に選ばれることも予想されますので、簡単にご説明させていただきました。以下の情報もご参考になさってください。
#Tokyo2020 でご観戦できる「ラグビーセブンズ」って何でしょう?#RWC2019 で見られた15人制ラグビーと何が違うだろう。。🤔
オリンピック競技である、7人制ラグビーをもっと知りたい方はぜひ下記URLをご参照ください❗️🙏
気になるところがあれば、ぜひコメントでね!😊https://t.co/CGPCboqL9N
— World Rugby JP (@WorldRugby_JP) January 5, 2020